【日本】小幅続伸 国際優良株買われる
■主なマーケットデータ(12月17日)
*株式
日経平均株価 26,806.67円 +49.27(+0.18%)
安値 26,676.28円 - 高値26,843.05円
東証出来高 11億4095万株
東証売買代金 2兆5456億円
TOPIX 東証株価指数 1,792.58円 +5.75(+0.32%)
*為替
ドル/円(17時) 103.17-19円
ユーロ/円(17時) 126.21-25円
*短期金融市場
無担保コール翌日物金利(速報ベース) - 0.027%
*債券
国債先物・21年3月限 152.05(-0.04)
10年長期金利 0.005%(変化なし)
■マーケット概況
17日の日経平均株価は小幅に続伸。米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和の長期化観測が安心材料となり、買い優勢となった。しかしながら、14時ごろ「東京都の新規感染者数が過去最多の800人超」と伝わると、投資家心理が冷え込み一時下落したが伸長した。
国際的な景気回復を評価する動きから、ソニー、任天堂、トヨタ自動車、キーエンスなどの大型優良株が買われた。海外投資家は日本が欧米に比べると経済的な打撃が少ないと判断。国際的な優良株を安全資産とみて、ピンポイントで投資していると思われる。来週からクリスマス休暇に入るため、明日で一段落する模様。
東京証券取引所が17日に12月第2週(7~11日)の投資部門別株式売買動向を発表した。海外投資家が6週連続で買い越している。買越額は2557億円と前の週(1559億円)から拡大し、市場を支えている。
【米国】
■主なマーケットデータ(12月17日)
*株式
NYダウ平均 USD30,303.37 +148.83 (-0.49%)最高値更新
NASDAQ総合 USD12,764.745 +106.557 (+0.84%)最高値更新
S&P500 USD3,722.48 +21.31 (+0.58%)最高値更新
*為替
ドル/円 (18日6時50分) 103.07-08円
*債券
米国債10年 0.936% (+0.012%)
*商品
NY原油(WTI) 1バレル= USD48.36 +0.54(+1.13%)(1月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD1,890.40 +31.30(+1.68%)(2月渡し)
■マーケット概況
17日の米国市場は主要3指数揃って最高値を更新。主要3指数が最高値を更新するのは12月4日以来、今月二度目。ダウ工業株30種平均はおよそ2週間ぶりに過去最高値を更新。追加経済対策の早期成立期待から買われた。米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和の長期化観測も支えとなった。
追加経済対策については、超党派の協議が大詰めを迎え、共和党のマコネル上院院内総務は本日中にも合意がある可能性に言及。また、ホワイトハウスも48時間以内に合意する可能性を言及している。
米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は17日、モデルナのワクチンの緊急使用を承認するようFDAに提言する見通し。ワクチン普及による経済活動の正常化期待も高まった。
ナスダック総合では電気自動車(EV)のテスラが5%上昇した。動画配信のネットフリックスに加え、エヌビディアなど半導体関連も上昇。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場は4日続伸。景気回復に伴う需要増が見込まれ相場を支えた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は3日続伸。ドル安が進み安全資産の金が買われた。