ダウ続落 持ち高調整や利益確定売り優勢

2021/03/01

【2月26日 テクニカルアナリシス】USDJPYは米国利回り上昇によりこの半年間での最高値を更新

ドル円は金曜日も上昇を続け0.2%の上昇を示しており、9月上旬の高水準である106.40円付近で取引されている。
 
ブル(上昇基調)に向け今日の高値106.50円を押し上げる必要がある。この水準を上回ると、107円に向けての更なるラリーが発生する可能性がある。
 
米国の利回りの上昇がドルの需要に拍車をかけていることから、ドルは全般的に加速し始めている。106円水準がサポートとなり、その後は本日の安値105.85円付近がサポートとなる可能性がある。長期金利によりナスダックバブルが崩壊し、非常に不安定な環境になる可能性があるため、ボラティリティが高まっている。
 
このレポート公開前の26日の東京外国為替市場では、円とドルが買われる展開となった。前日の米長期金利急騰や株価の大幅下落を受けてリスク回避の動きが強まった。ドル円は昨年9月4日以来、約5ヵ月半ぶりの高値を更新。その後、月末のドル売りもあり、一時106円を割り込む場面があった。米長期金利の急激な上昇、リスク回避による主要通貨でのドル買い圧力が支援材料。
 
その後の26日のニューヨーク外国為替市場では、一時、約7ヵ月ぶりの高値となる106円69銭と2020年8月以来の円安水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している1月の個人消費支出価格指数(コアPCE価格指数)が予想外に上昇し、2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値も予想を上回ったため、ドル買いが続いた。最終的には前日比30銭円安、ドル高の106.50~60で取引を終えた。
 
米商務省が26日発表した1月個人所得は前月比+10.0%。伸びが12月+0.6%から予想以上に拡大し、過去最大の伸びを記録した4月以来最大。追加経済対策での個人への現金供給が指数を押し上げた。1月のコアPCE価格指数は前月比+2.4%。伸びは3カ月ぶりのプラスとなったが、予想(+2.5%)は下回った。
 
  

【日本】日経平均急落 長期金利急上昇で4年8カ月ぶりの下げ幅を更新 

■主なマーケットデータ(2月26日)
  • 日本株式
 日経平均株価     28,966.01円  -1,202.26(-3.99%)
  安値 28,966.01円  -  高値 29,760.31円
 東証出来高  16億8876万株
 東証売買代金 3兆6212億円
 
日経平均株価大幅に反落。下げ幅が2016年6月以来、4年8カ月ぶりの大きさ。また、4%近く下落し、下落率が昨年の4月1日以来約11カ月ぶりの大きさとなっている。米国10年債の利回りが一時1.6%台と急上昇。さらに国内の長期金利も約5年ぶりの高水準となるなど、警戒感が高まり、利益確定売りが先行した。週末の持ち高調整の売りもあり、半導体関連など成長株中心に売りが広がり、東証33業種の全てが下落した。
 
  • 為替(17時)
26日の東京外国為替市場ドル円は冒頭に記載の通り。
 
ユーロ円は43銭の円高、ユーロ安128円74~76銭で推移。世界的な株安を受け、投資家心理が悪化。ユーロに対しても低リスク通貨の円を買う動きが活発となった。
 
ユーロドルは反落。0.0050ドルのユーロ安、ドル高の1.2136~37ドルで推移。米金利上昇を手掛かりに円など主要通貨に対するドル高が進み、ユーロ売り、ドル買いが優勢となった。 
 
  • 短期金融市場
 無担保無担保コール翌日物金利(速報ベース)  -0.022%
 
  • 債券
 国債先物・21年3月限  150.62(-0.25)
 10年長期金利  0.160%(+0.020)
 
 

【香港】(2月26日)

香港ハンセン指数 HKD28,980.21 -1.093,96  (-3.63%)
香港ハンセン指数は大幅に反落。米国で10年債の利回りが一時1.61%高となり株式相場が下落。その流れを受け、心理的節目の30,000ポイントを下回って始まり、終盤に28,000ポイント台まで下落した。2月1日以来、約1カ月ぶりの安値。下落率は2020年5月22日(5.55%)以来の大きさ。指数を構成する52銘柄のうち49銘柄が下落した。
 
 

【米国】

■主なマーケットデータ(2月26日)
  • 株式
 NYダウ平均  USD 30,932.37  -469.64 (-1.49%)
 NASDAQ総合  USD 13,192.345  +72.914(+0.55 %)
 S&P500      USD 3,811.15  -18.19(-0.47 %)
 
26日のダウ工業株30種平均は続落。前日の大幅な下落を受け、持ち高調整や利益確定売りが優勢だった。その一方で、ハイテク株が前日大きく下げた反動で買いが先行し、相場を支えた。
 
ダウ平均構成銘柄では、前日発表した決算で1株当たりの利益が予想を下回ったセールスフォース・ドットコムが6.3%安となり下落の要因となった。原油価格の下落でシェブロンが2.3%安。長期金利の下落により金融株が売られている。
 
  • 為替(3月1日6時32分)
 USDJPY 106.55-106.58
 EURJPY 128.60-128.66
 EURUSD 1.2070-1.2072
 GBPJPY 148.42-148.51
 GBPUSD 1.3930-1.3934
 
26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、冒頭に記載の通り。
 
ユーロドルは反落。1.2141ドルまで上昇後、1.2062ドルまで下落し、1.2073ドルで終えた。欧州中央銀行(ECB)メンバーのビスコ伊中央銀行総裁が、「金融緩和の解除には著しい回復を待つ必要がある」と発言。さらに、ギリシャ中央銀行のストゥルナラス総裁が、「市場沈静化のために、国債購入を増やすべき」と発言し、ユーロ売りが優勢となった。
 
ユーロ・円は129円39銭まで上昇後、128円56銭まで下落。ポンド・ドルは1.3913ドルから1.3987ドルまで上昇。英中央銀行のホールデンMPC委員が「インフレに油断するリスク」を警告しポンド買いが優勢となったが、ラムスデン副総裁は「金融緩和解除のハードルは高い」と発言しポンドは伸び悩んだ。
 
  • 債券
 米国債10年 1.405%(-0.115)
 
  • 商品
 NY原油(WTI) USD61.50 -2.03(-3.20%)(4月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD1,728.80  -46.60(-2.69%)(4月渡し)
 
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