5月雇用統計が予想を下回り全般USD売りが加速

2021/06/07

【日本】欧州勢参加後、USD安が進む  

■主なマーケットデータ(6月4日)
  • 為替(17時)
6月4日の東京外国為替市場のUSDJPYは、日本時間4日夜に発表される米国の雇用統計を控え様子見ムードとなり、110.14-110.33の狭いレンジでの推移。欧州勢が参加後、USD安が進みオセアニア通貨が買われ、その動きにつられ110.16に下落。17時時点で110.18となった。
 
EURUSDは、海外市場での急落を受け徐々に値を下げた。さらにUSD安によりEURGBPやEURJPYが安値をつけEURクロスの影響を受け上値が重い。17時時点で1.2113。
 
EURJPYは、133.40-133.81の狭いレンジで推移。USDJPYの下落につられ徐々に値を下げ、133.40に下落した。しかし、底値は固く133半ばで推移。17時時点では133.46。
 
  • 日本株式
 日経平均株価     28,941.52円  -116.59(-0.40%)
  安値 28,764.68円  -  高値 28,991.24円
 東証出来高  10,5682.00万株
 東証売買代金 2兆3678.64億円
 
6月4日の日経平均株価は3日ぶりに反落。米国の長期金利上昇の影響から高PER(株価収益率)のグロース株に売りが出て、終日マイナス圏で推移した。また、米雇用統計発表を控え、持ち高調整の売りにも押された。しかし、日本でのワクチン接種が徐々に広まり、景気回復期待から底値は固かった。
 
  • 短期金融市場
 無担保コール翌日物金利  -0.034%
 
  • 債券
 国債先物・21年6月限  151.43(-0.06)
 10年長期金利  0.080%(変化なし)
 
 

【米国】

■主なマーケットデータ(6月4日)
  • 為替(6月7日6時0分)
 USDJPY 109.58-109.59
 EURJPY 133.24-133.31
 EURUSD 1.2160-1.2164
 GBPJPY 154.96-155.15
 GBPUSD 1.4156-1.4164
 
6月4日のニューヨーク外国為替市場のUSDJPYは、3日ぶりに反落。米労働省が発表した5月雇用統計の非農業部門雇用者数変化(結果:55.9万人、予想:65万人、前回:26.6万人)が予想を下回ったことが判明すると全般USDが売られた。前日の安値(109.55)を下回り、109.37まで下落。また、4月米製造業新規受注(前月比、実績:-0.6%、予想:-0.2%、前回:+1.1%)が予想を下回ったことも相場の重しとなった。前日のADP雇用統計や米新規失業保険申請件数が強い内容だっただけに、失望が高かった。終値は109.52。
 
EURUSDは、1.2104-1.2185で推移。雇用統計の発表を受けFRBによる金融緩和策の早期縮小(テーパリング)観測が後退すると、10年債利回りが1.55%台まで低下しUSDが全面安となり、23時過ぎにこの日の高値1.2185を付けた。しかし、EURJPYやEURAUDなどEURクロスの下落につられた売りが出ると伸び悩み、終値は1.2167。
 
EURJPYは、133.14-133.81で推移。EURUSDの上昇につられた買いが入り、一時133.59まで上昇したが、USDJPYの下落につられたJPY買い・EUR売りが入り133.14とこの日の安値を付けた。終値は133.21。
 
ZARは、コモディティ価格の上昇や南アフリカ4月貿易収支の黒字額拡大(結果:512億ZAR、予想:375億ZAR)、南アフリカ5月製造業PMI(結果:53.2、予想:52.0)、アメリカの早期テーパリング観測の後退によるUSD安の影響で高値を付けた。対USDで13.4167と2019年2月以来、約2年4カ月ぶり、対JPYでも8.16と19年2月以来の高値を更新している。
 
  • 株式
 NYダウ平均  USD 34,756.39  +179.35 (+0.51%) 
 NASDAQ総合  USD 13,814.489  +199.982(+1.46 %)
 S&P500      USD 4,299.89  +37.04(+0.88 %) 
 
6月4日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反発。雇用統計が市場予想を下回り、テーパリング観測が後退し長期金利が低下。この影響により、高PER(株価収益率)の株に買いが入り、上昇を続けた。また、雇用の拡大ペースが続いていることから、景気敏感株も買われ、5月7日に付けた過去最高値(34,777ドル)に迫る勢いで終えた。
 
  • 債券
 米国債10年 1.555(-0.070)
 
  • 商品
 NY原油(WTI) 1バレル=USD 69.62 +0.81(+1.18%)(7月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,892.00  +18.70(+1.00%)(8月渡し)
 
 
【6月4日 テクニカルアナリシス】雇用統計が予想を下回り、EURUSDが急上昇
金曜日のEURUSDは、0.3%上昇。非農業部門雇用者数が予想を下回ったことが判明するとトレーダーがUSDを売ったため、それ以前の損失を帳消しにした。
 
昨日の損失のほとんどがすでに取り除かれていることから、このペアの上昇トレンドは再開されようとしているようにみえる。レジスタンスは1.2170にあり、これを上回れば、現在のサイクルの高値である1.2250に向けてさらに上昇する可能性がある。一方、サポートは1.2130付近、その後は本日の安値である1.2100付近になる可能性が高いと思われる。センチメントは依然として反ドルであり、今後数日間は上昇のモメンタムが続く可能性がある。
 
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