【日本】日経平均続落 利益確定売り優勢
■主なマーケットデータ(12月7日)
*株式
日経平均株価 26,547.44円 -203.80(-0.76%)
安値 26,500.32円 - 高値26,894.25円
東証出来高 11億6647万株
東証売買代金 2兆2428億円
TOPIX 東証株価指数 1,760.75円 -15.19(-0.86%)
*為替
ドル/円(17時) 104.12-14円
ユーロ/円(17時) 126.20-24円
*短期金融市場
無担保コール翌日物金利(速報ベース) - 0.028%
*債券
国債先物・20年12月限 151.97(-0.03)
10年長期金利 0.020%(変化なし)
■マーケット概況
週明け7日の東京株式市場は前週末の欧米株高を受け買い先行でスタートしたものの、その後、日経平均は急速に値を消す展開となった。実際の経済状況と好調な株価との乖離が大きくなる中で、利益確定売りが先行した。
内閣府は7日「10月景気動向指数」を発表。景気の現状を示す「一致指数」が、2015年を100として、89.7となった。前の月から4.9ポイント上昇し、5か月連続で改善。上昇の幅は、統計の比較が可能な1985年以来、今年7月に次ぐ2番目の大きさ。マーケットへの影響は軽微。
【米国】
■主なマーケットデータ(12月7日)
*株式
NYダウ平均 USD30,069.79 -148.47 (-0.49%)
NASDAQ総合 USD12,519.95 +55.71 (+0.45%)最高値更新
S&P500 USD3,691.94 -7.16 (-0.19%)
*為替
ドル/円 (8日7時12分) 104.04-08円
*債券
米国債10年 0.926% (-0.043)
*商品
NY原油(WTI) 1バレル= USD45.76 -0.50(-1.08%)(1月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD1,866.00 +26.00(+1.41%)(2月渡し)
■マーケット概況
7日の米金融市場はダウ工業株30種平均は5日ぶりに反落。先週の最高値から利益確定売り、持ち高調整の売りが目立った。依然、米国での新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、経済活動が抑制される懸念から投資家心理を冷やした。
新型コロナウイルス感染症の拡大を巡っては、病床不足も懸念され、米国で最も人口が多いカリフォルニア州では再びロックダウンを開始するなど厳しい状況が続いている。米国の新型コロナウイルスでの入院患者数は10万1487人とこれまでで最多を記録。死者は1138人に上っている。
アップルが自社開発したパソコン用CPU(中央演算処理装置)がインテルの性能を上回ると報じられたため、インテル株が売られた。
アップルは今後、全てのMacをインテルから自社製に切り替えると表明しており、インテルの独占的地位が危ぶまれている。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸。過去最高値を上回った。感染の拡大で「巣ごもり消費」が長期化するとの見方から、関連銘柄のネットフリックスなどが上昇した。