【日本】米株高受け反発も 様子見
■主なマーケットデータ(12月16日)
*株式
日経平均株価 26,757.40円 +69.56(+0.26%)
安値 26,717.03円 - 高値26,874.98円
東証出来高 11億1010万株
東証売買代金 2兆1404億円
TOPIX 東証株価指数 1,786.83円 +4.78(+0.27%)
*為替
ドル/円(17時) 103.43-45円
ユーロ/円(17時) 125.72-76円
*短期金融市場
無担保コール翌日物金利(速報ベース) - 0.033%
*債券
国債先物・21年3月限 152.09(-0.07)
10年長期金利 0.005%(+0.005)
■マーケット概況
16日の日経平均株価は米株高を受け上昇するも様子見。新型コロナウイルスの感染拡大、17日朝方の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表、パウエルFRB議長の会見を見極めたいとの思惑が先行した。
値上がりより値下がりの銘柄数が上回った。さらに、売買代金は2兆円台を保ったものの今月8日以来となる低水準。
【米国】
■主なマーケットデータ(12月16日)
*株式
NYダウ平均 USD30,154.54 -44.77 (-0.14%)
NASDAQ総合 USD12,658.188 +63.128 (+0.50%)最高値更新
S&P500 USD3,701.17 +6.55 (+0.17%)
*為替
ドル/円 (17日6時39分) 103.45-47円
*債券
米国債10年 0.927% (+0.017%)
*商品
NY原油(WTI) 1バレル= USD47.82 +0.20(+0.42%)(1月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD1,859.10 +3.80(+0.20%)(2月渡し)
■マーケット概況
16日のダウ工業株30種平均は、ほぼ横ばい。11月の小売売上高が市場予想を下回り、景気回復の鈍化を警戒する売りが先行した。その半面、追加経済対策が近く成立するとの見通し、米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和の長期化観測が相場を支えた。
相場の下値は堅調。追加経済対策を巡り、CNBCは「9000億ドル規模の対策で合意に近づいている」と伝えている。
FRBのパウエル議長は記者会見で、量的緩和策を長期に続ける方針について「新たな指針は景気が回復するまで金融政策で経済を力強く支え続ける。ワクチン供給はまだ不確実性があり、来年の後半には経済活動も戻ってくると思うが、問題はこの先4、5か月間を乗り切れるかだ。」と述べた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)はさきほど声明を発表。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0-0.25%に据え置くことを決定した。また、大規模な金融緩和を通じた経済支援を続ける。雇用の最大化と長期的な2%のインフレ達成を目指し、今後も数か月にわたって引き続き債権の購入を継続する。
ナスダック総合は小幅に上昇し過去最高値を更新。
■注目のニュース
・米小売売上高、11月は予想以上に大きく減少
市場の予想(-0.3%)以上に-1.1%と減少。10月分(0.3%)も増加から減少(-0.1%)に下方修正された。背景には新型コロナウイルス感染拡大や追加経済対策の停滞がある。
・ビットコイン高値更新 年初から3倍に
ビットコインは16日に2万ドルを超え過去高値を更新。年初からほぼ3倍となった。機関投資家の資金が流入。値動きのよさから投機的な取引も増えている。
ブルームバーグはワン・リバー・アセット・マネジメントのエリック・ピータース最高経営責任者(CEO)が、新しい会社ワン・リバー・デジタル・アセット・マネジメントを設立。ビットコインとイーサの保有額を来年初めにも約10億ドルへと増やすと報じた。水面下で購入を進め、11月にビットコインが1万6000ドルに達する前に買い入れた模様。