【日本】小反落 利益確定売り優勢
■主なマーケットデータ(12月18日)
*株式
日経平均株価 26,763.39円 -43.28(-0.16%)
安値 26,707.30円 - 高値26,824.29円
東証出来高 12億9699万株
東証売買代金 2兆8959億円
TOPIX 東証株価指数 1,793.24円 +0.66(+0.04%)
*為替
ドル/円(17時) 103.45-47円
ユーロ/円(17時) 126.70-74円
*短期金融市場
無担保コール翌日物金利(速報ベース) - 0.022%
*債券
国債先物・21年3月限 152.06(+0.01)
10年長期金利 0.005%(変化なし)
■マーケット概況
18日の東京市場は3日ぶりに小反落。クリスマス休暇前の利益確定売りが優勢だった。新型コロナウイルス感染症拡大も重荷となった。また、為替市場で一時1ドル103円割れと円高が進行したことも、利益確定売りを助長した。
しかし、米ファイザーと独ビオンテックが18日にワクチンの製造販売承認を厚生労働省に申請したことが底値を支えた。田村憲久厚生労働相は記者団に対し、「関係部署に対し最優先で審査を進めるよう指示し、なるべく早く医療関係者を優先させる形で接種を開始できるよう態勢を準備したい」と述べている。
【米国】
■主なマーケットデータ(12月18日)
*株式
NYダウ平均 USD30,179.05 -124.32 (-0.41%)
NASDAQ総合 USD12,755.638 -9.107 (-0.07%)
S&P500 USD3,709.41 -13.07 (-0.35%)
*為替
ドル/円 (21日7時10分) 103.46-47円
*債券
米国債10年 0.945% (+0.010%)
*商品
NY原油(WTI) 1バレル= USD49.10 +0.74(+1.53%)(1月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD1,888.90 -1.50(-0.08%)(2月渡し)
■マーケット概況
18日の米国市場は下落。新型コロナウイルス追加経済対策を巡る不透明感が重荷となった。短期的な相場の過熱を警戒した売りも優勢となっている。そんな中で、電気自動車(EV)メーカーのテスラは最高値を更新した。
追加経済対策を巡っては、期待から一転して進展がなく不透明感が強まっている。株式市場の高揚感とは相反し、政治の厳しい面が露呈している状態。
テスラ株が21日にS&P500に組み入れられことを受け、買いと利益確定売りが交錯している。売買代金が過去最多の約1400億ドル(約14兆5000億円)強に急増。終値は前日比6%高の695ドルと過去最高値を更新した。
半導体のインテルが6%超下落。製品の供給先であるマイクロソフトが「Surfaceに自社設計のCPU(中央演算処理装置)を搭載する計画」と報じられ、売りが強まった。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落。18日は日本の主要SQ(特別清算指数)に該当する「クアドルプル・ウィッチング・ディ(4人の魔女の日)」で、主要ハイテク株には持ち高調整に伴う売りが出て同指数を押し下げたとの見方もあった。