【日本】日経平均 29年8カ月ぶりに高値更新
■主なマーケットデータ(12月28日)
*株式
日経平均株価 26,854.03円 +197.42(+0.74%)
安値 26,664.60円 - 高値26,854.03円
東証出来高 10億0914万株
東証売買代金 1兆9642億円
TOPIX 東証株価指数 1,788.04円 +9.63(+0.54%)
*為替
ドル/円(17時) 103.45-47円
ユーロ/円(17時) 126.53-57円
*短期金融市場
無担保コール翌日物金利(速報ベース) - 0.019%
*債券
国債先物・21年3月限 151.94(+0.02)
10年長期金利 0.015%(変化なし)
■マーケット概況
28日の日経平均は小幅スタートから反発し終了。9日以来の年初来高値更新。1991年4月17日以来(約29年8カ月ぶり)の高値となり、バブル経済崩壊後の最高値を更新した。トランプ大統領が追加経済対策に署名したことが伝わると、安堵感から買いが強まった。さらに、米株先物が時間外取引で上昇したことを受け、大型株を中心に上値を追い、高値引けとなった。
半導体関連や電子部品株などが高く、アドテスト、SUMCOなどが買われた。中でも東京エレクトロンは1銘柄で日経平均の指数をおよそ35円押し上げた。任天堂、ファーストリテイリング、トヨタ自動車、ソニーなど堅調。
■注目のニュース
・ビットコイン2万8000ドル突破、最高値更新
ビットコインが最高値更新を続け、一時1ビットコイン=2万8000ドルを突破した。拡大を見込み、株式市場でもマネックスグループなど関連銘柄が買われた。仮想通貨交換業のコインチェックを持つマネックスが7%高となり、年初来高値を更新。同じく交換業のビットバンクに出資するセレスは1%高。その反面、米証券取引委員会(SEC)がXRPを管理する米リップル社を提訴したことを受けSBIホールディングスは21日から17%下落した。
【米国】
■主なマーケットデータ(12月28日)
*株式
NYダウ平均 USD30,403.97 +204.10 (+0.67%)最高値更新
NASDAQ総合 USD12,899.423 +94.689 (+0.73%)最高値更新
S&P500 USD3,735.36 +32.30 (+0.87%)
*為替
ドル/円 (29日7時14分) 103.71-82円
*債券
米国債10年 0.926% (+0.003%)
*商品
NY原油(WTI) 1バレル= USD47.62 -0.61(-1.26%)(2月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD1,880.40 -2.80(-0.15%)(2月渡し)
■マーケット概況
28日のダウ工業株30種平均は3日続伸して開始。クリスマスが明け、年末に向かい買いが先行。17日に付けた過去最高値(3万0303ドル)を更新した。トランプ大統領の追加経済対策への署名や先週の英・EUの貿易交渉合意が市場を高揚させた。
トランプ米大統領の署名を経て追加経済対策が27日に成立し、景気回復を後押しするとの期待が高まり買いが優勢となった。スマートフォンのアップルなど主力ハイテク株の上昇も相場を牽引。景気敏感株に動きが見られ、映画・娯楽大手のウォルト・ディズニーやクレジットカードのビザ、金融ゴールドマン・サックスなどが上昇。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、22日につけた過去最高値(12,807.918ドル)を更新。アップル、アルファベット、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフトといった主力ハイテク株が軒並み買われている。
■注目のニュース
・新型コロナウイルス感染拡大の恐れ
米運輸保安局(TSA)によると米国内の空港利用者数が27日に128万人となり、新型コロナウイルス禍に入った3月中旬以降で最多となった。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は27日の米CNNで「感染者数が拡大し、悪化するだろう」と警鐘を鳴らしている。