10日の株価は上がり相場となり、主要な株価指数は2-4%の大幅なキャピタルゲインを記録しました。
投資家は欧州中央銀行(ECB)理事会に注目しており、このまま買いが続くのかが焦点となりそうです。
昨日、英製薬アストラゼネカは、オックスフォード大学との共同開発による新型コロナワクチンの臨床試験で、被験者が原因不明の病気を発症したことを受け、一時中断していました。その後、フィナンシャルタイムズが来週の試験再開について報じ、株価は継続して上昇しました。
本日後半、欧州中央銀行は、財政政策を決定する予定です。現在EURが非常に強いと考えられる1.20付近で取引されているため、市場関係者は再びハト派な会合になることを予想しています。
焦点は、輸出の観点から欧州中央銀行(ECB)がEURを安値にしていくかどうかになりそうです。
一方、米新規失業保険申請件数が発表を控えており、今回は若干低下する見込みです。これによりまたも株価上昇する可能性があります。
コモディティ市場も今日回復を見せ、直近の損失から挽回しました。WTI原油も37 USD近くにまで上がり、再び需要が高まっています。金は1,945 USD前後で取引されました。