今週、ナスダック100指数先物はロンドン取引時間で9月に記録した史上最高値付近で取引され2%上昇するなど、市場が予測した通り米株価は再び急増しました。
この勢いが続く場合、数時間で再び最高値を更新する可能性もあります。
その他主要株価も、独DAXは2%アップ、英FTSE100が1.7%アップで取引されるなど急上昇しました。
欧州各国のロックダウンによる経済不安があるにも関わらず、英FTSE100は10月の最安値との比較で10%近くの上昇、独DAXは12%の上昇を記録しています。
各メディアは既にジョー・バイデン前副大統領を米国新大統領として発表しています。
しかし、トランプ米大統領は、不正投票の可能性に関して、複数のスイング・ステート(選挙の度に勝利政党が変動する州)に対し、法廷で争う姿勢を示しました。
死人や登録者以上の投票、子供による投票、バイデン氏にのみに投票をさせるソフトウェアの欠陥など、様々な噂がインターネット上で飛び交っています。
真相が不確かな場合、選挙に関しては公平であるべきであり、トランプ氏にも不正投票の懸念を調査する権利があります。
新型コロナウイルスの感染者数は全世界で5,000万人を超え、アメリカでは4日連続で1日当たりの死者数が1,000人となるなど、急増し続けています。
この現状にも関わらず、経済政策への期待から株を購入する傾向があります。
経済政策が実際に実施される前から株価が上昇しているため、政策が不要なようにも思われます。
本日後半、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁及びベイリー英中銀(BOE)総裁の発言が控えており、ボラティリティの要因となる可能性があります。
その他、特記するべき経済カレンダーは特にありません。