【日本】日経平均反発 好決算期待で高値更新
■主なマーケットデータ(1月25日)
*株式
日経平均株価 28,822.29円 +190.84(+0.67%)最高値更新
安値 28,566.85円 - 高値 28,822.29円
東証出来高 10億1645万株
東証売買代金 2兆1050億円
TOPIX 東証株価指数 1,862.00円 +5.36(+0.29%)
*為替
ドル/円(17時) 103.69-71円
ユーロ/円(17時) 126.29-33円
*短期金融市場
無担保コール翌日物金利(速報ベース) - 0.017%
*債券
国債先物・21年3月限 151.88(+0.02)
10年長期金利 0.035%(変化なし)
■マーケット概況
25日の日経平均株価は反発。67円高からスタートしたものの、マイナスに転じる動きもあった。しかし、今週から発表が本格化する企業決算で業績が期待される会社の株式が買われ最高値を更新した。
業種別では、医薬品、繊維製品、サービス業が上昇率上位。一方、下落率上位は、海運業、建設業、金属製品だった。
値上がり寄与は、ファーストリテイリング(+78.50)エムスリー(+38.87)と続き、日経平均を約114円押し上げた。東京エレクトロン、信越化学、バンダイナムコホールディングスと続いている。一方、値下がり寄与トップ5はソフトバンクグループ(-29.40)、ソニー、オリンパス、オムロン、ファナック。
ジャスダックは6日続伸。終値は前週末比19円91銭(0.52%)高い3,839円88銭と、1年ぶりの高値を付けた。フェローテックや東洋合成など半導体関連株が買われた。さらに、シンバイオ、ワークマン、サン電子が上昇。その反面、ハーモニック、出前館、マクドナルドが下落。
東証マザーズ指数は4日続伸。終値は前週末比9.01ポイント(0.70%)高い1,301.12。BASE、
マクアケ、AIinsが上昇。メルカリやJTOWER、HENNGEが下落。
【米国】
■主なマーケットデータ(1月25日)
*株式
NYダウ平均 USD30,960.00 -36.98 (-0.11%)
NASDAQ総合 USD13,635.992 +92.930(+0.68%)最高値更新
S&P500 USD3,855.36 +13.89 (+0.36%)最高値更新
*為替
ドル/円 (26日6時49分) 103.75-77円
*債券
米国債10年 1.031% (-0.054)
*商品
NY原油(WTI) 1バレル= USD52.77 +0.50(+0.96%)(3月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD1,855.20 -1.00(-0.05%)(2月渡し)
■マーケット概況
25日の米国市場のダウ工業株30種平均は3日続落。主要企業の決算発表が続く中、利益確定売りが優勢となった。S&P500、NASDAQ総合指数とも最高値を更新した。
バイデン大統領が打ち出した大規模経済対策への期待は根強いものの、反対の声も出ており不透明感が強まっている。米上院共和党トップのマコネル院内総務の「バイデン大統領の景気対策案は的を外している」、「景気対策は的を絞る必要がある」との発言もあり、成立の遅れが懸念されている。
景気敏感株が安く、ダウ採用銘柄ではアメックスが4%下落。インテル、キャタピラー、ボーイングも軟調。米長期金利が下落し、ゴールドマン、JPモルガン、シェブロンも売られた。
NASDAQは5日続伸。大幅高で始まり一時1.4%増となった。その後、ダウ平均に引きずられ一時下げに転じたが、先週末付近まで戻す展開となった。マイクロソフト、アップル、テスラ、フェイスブックといった大手IT・ハイテク企業の決算が控え、業績期待の買いが入っている。
世界最大の映画館チェーンを手掛けるAMCエンターテインメントが大幅高。増資と負債で9.17億ドルの追加資金の確保に成功したと発表し、懸念が払拭されている。
ブラックベリーが7日続伸。買いが続き、高パフォーマンス銘柄の一つとなっている。フェイスブックとの特許侵害の裁判で和解したことが材料視されている。