ダウ連日最高値更新 長期金利の影響からハイテク株に売り  

2021/02/17

【2月16日 テクニカルアナリシス】金は再び1,800ドルを割り込む見込み
金は4日連続で下落しており、200日移動平均線を付けようとしていた値動きは収束したように思われる。火曜日には、金は1%下落し、米国では1,800ドル付近で取引されていた。
 
1,800ドルのラインの次は2月につけた安値1,785ドル付近だ。今後、金の上昇があるとすると、1,825ドル付近。現在の米国債券の利回りの上昇や、ドル上昇は貴金属にとってマイナス局面となっている。多くのアナリストやトレーダーは金が昨年8月にピークを迎え、今後は下降するとみている。この読みは、間違いないだろう。
 
【日本】日経平均大幅続伸 株式市場に資金が集中し活況な取引に 
■主なマーケットデータ(2月16日)
*日本株式
 日経平均株価     30,467.75円  +383.60(+1.28%)最高値更新
  安値 30,191.65円  -  高値 30,714.52円
 東証出来高  14億0970万株
 東証売買代金 3兆0252億円
 
日経平均は大幅続伸。1990年8月1日以来の高値。米国市場が祝日で休場だったが、欧州株式市場の主要株価指数が揃って上昇し、その流れを受け145円高から開始。3万円の大台に乗り、カネ余りが続いている中で大型株への投資が続いている。上昇が続いていたが、14時30分頃に高値警戒感から利益確定売りが先行しはじめ、上げ幅は限定的だった。
 
企業業績の回復やワクチン接種による景気回復期待から景気敏感株が買われ、銀行業、非鉄金属、海運業が上昇。一方、金属製品、輸送用機器、ガラス・土石製品が下落。
 
*為替(17時)
ドル/円  105.47-105.49
円は3日続落。世界的に株高となっており、株式投資に資金が集中し、安全資産の円が広く売られた。国内輸入企業による円売り、ドル買いも円相場を押し下げた。
 
ユーロ/円 127.94-127.98   ユーロ/ドル 1.2128-1.2132
ユーロ円も同様に株高を受け円が売られ、4日続落。ユーロドルは小幅に続伸。
 
*短期金融市場
 無担保コール翌日物金利(速報ベース)  - 0.021%
 
*債券  
 国債先物・21年3月限  151.51(変化なし)
 10年長期金利  0.075%(変化なし)
 
【香港】
香港ハンセン指数 30,746.66 +573.09       (+1.89%)
2018年6月以来約2年8カ月ぶりの高値。連休中の原油高や欧州株式相場の上昇を受け、投資家が運用リスクをとる姿勢を強め株式が買われた。また、新型コロナウイルスの感染の拡大が抑制されていることから、経済活動への期待も大きく相場を押し上げた。中国株式市場は17日まで休場。
 
【米国】
■主なマーケットデータ(2月16日)
*株式
 NYダウ平均  USD 31,522.75  +64.35 (+0.20%)最高値更新
 NASDAQ総合  USD 14,047.499  -47.975(-0.34 %)
 S&P500       USD 3,932.59  - 2.24(-0.05 %)
 
ダウ工業株30種平均は続伸し、連日で最高値を更新。追加経済対策の早期成立や新型コロナウイルスのワクチン普及への期待から買いが優勢。しかし、長期金利の上昇を受け、高いPER(株価収益率)銘柄の主力ハイテク株が売られ上値は重い。
 
債券市場で長期金利の指標となる10年物国債利回りが一時1.29%と昨年2月以来の水準に上昇。利ざや拡大の見方から金融株が買われた。ニューヨーク原油先物相場が60ドル台と昨年1月以来の高値を付け、シェブロンなど石油株が買われている。
 
*為替(2月17日7時11分)
 ドル/円  105.99-106.02     
 ユーロ/円 128.31-128.38
ユーロ/ドル1.2103-1.2111
 ポンド/円 147.41-147.47
 
ドル円は上昇傾向。昨年10月以来の106円台まで上げ幅を拡大。本日の200日線は105.50円付近に来ているが、その水準を上回る展開。市場でインフレ期待が高まり、米10年債利回りも上昇。
 
ユーロドルはロンドン時間に1.2170ドル付近まで上昇していたが、ニューヨーク時間にかけて売りが強まり1.20ドル台に下落。ただ、1.21ドル付近に来ている21日線はサポートされている。
 
欧州経済研究センター(ZEW)が2月のドイツ景況感指数を発表。期待指数が71.2と予想を大きく上回り、昨年9月以来の高水準に上昇。しかし、現況指数は前回から1ポイント悪化し、マイナス67.2となっている。ドイツは3月まで封鎖措置の延長を決定し、第1四半期のドイツGDPはマイナス成長が確実視されているが、この指標では先行きを楽観視されている。
 
また、イタリア10年債入札が実施され、過去最大の1100億ユーロ超の入札。ドラギ新首相への市場への期待があらわれている。
 
ポンドは1.39ドルを挟んで堅調な動きが続く。英国とEU国境での物流問題が徐々に解消され、先週のフランスから英国への貨物輸送の拒否率は昨年11月最終週以来の低水準に下がり安心感が広がっている。
 
*債券
 米国債10年 1.309%(+0.101)
昨年2月につけた1.30%台に上昇。ニューヨーク連銀景気指数で仕入価格指数が上昇(57.8と前月から12.3ポイント上昇)し、インフレ期待から利回りが上昇した。
 
*商品
 NY原油(WTI) 1バレル= USD60.05 +0.58(-0.98%)(3月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD1,799.00  -24.20(-1.33%)(4月渡し)
 
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