ダウ小幅に反発 利益確定売りが先行するも経済回復期待高く上昇

2021/04/08

【4月7日 テクニカルアナリシス】GBPUSD、壊れたベア(弱気)のトレンドラインを再テスト

月曜日のブレイクアウト以来、ブル(強気)の勢いを維持することができず、水曜日のGBPはわずかに下落。
 
ブルはGBPをベア(弱気)のトレンドラインの上に押し上げることに成功したが、このラリーはすぐに挫折し、ケーブル(GBPUSD)はそれ以来圧力を受けている。
 
現在の重要なサポートは、ブレークしたトレンドラインが位置する1.37750付近にある。GBPUSDがこのレベルを下回ると、短期的な見通しは再びベアに変わる可能性がある。ベアの次のターゲットは、3月の安値である1.37付近になる可能性もある。
 
一方、ブルのセンチメントが優勢であれば、今週の高値が位置する1.39がレジスタンスとなり、その後は心理的なレベルである1.40付近が見られるだろう。
 
米国の利回りが引き続き上昇した場合、USDは今後数日間にわたってサポートされる可能性がある。
 
【追記】GBPUSDは利益確定売りによる売りが続き、一時1.37台前半まで下げ幅を拡大。100日線の1.3680付近が、目先の下値メドとして意識されている。
 
現在、英国は世界の中でもワクチン接種が先行しているが、今後世界各国でワクチン接種が進むと優位性は無くなってくる。さらに、スコットランドでは5月6日、議会選挙(定数129)が予定されており、英国からの独立を掲げる自治政府の少数与党スコットランド民族党(SNP)が過半数を得られるどうかに注目が高まっている。SNPは勝利し、2度目の住民投票につなげたいとの思惑。もし、住民投票のリスクが高まるとGBPが下落する恐れもあり、当面の波乱材料の一つとなっている。
 

【日本】日経平均は小幅に反発 利益確定売りと感染者数の高まりに押される 

■主なマーケットデータ(4月7日)
  • 日本株式
 日経平均株価     29,730.79円  +34.16(+0.12%)
  安値 29,523.55円  -  高値 29,867.94円
 東証出来高  10,8380万株
 東証売買代金 2兆5516.36億円
 
4月7日の日経平均株価は景気敏感株が買われ、小幅に反発。開始からプラス圏で推移し境目の3万円が意識されたが、上値は重く利益確定売りに押された。日本でもコロナウイルスの感染者数の高まりが意識された要因も加わり29,800円ほどから下落し始め、本日の安値を記録した。しかし、底値は固く上昇し、午後もその流れが続きプラス圏で終えた。
 
今日の株式市場が開く前に世界大手の投資ファンドである英国のCVCキャピタル・パートナーズ(CVC)から東芝が買収提案を受けていることが判明。一時、8時30分ごろから東芝株の取引が停止し、再開するとストップ高となった。CVCは、2月に資生堂から日用品事業の買収を発表し、消費分野絵の投資に強みを持っている。しかし、東芝は原子力や国防に関する事業に関わっており、国の対応にも関心が高まっている。
 
  • 為替(17時)
4月7日の東京外国為替市場のUSDJPYは横ばいで109後半での取引が続き、17時時点で109.79。序盤は輸出関連企業によるUSD買いがあり109.90付近まで上昇したが、底値は限定的で狭いレンジでの取引となった。
 
EURUSDも横ばいの動きが続き、17時時点で1.1878。EURJPYも同様で、17時時点で130.41。
 
このあと、米2月貿易収支、週間原油在庫統計、FOMC議事録公表が予定されている。特にFOMCの発言に注目が高まっており、内容によって影響が大きい可能性も考えられる。
 
EURJPYは17時時点で130.35-37。EURUSDは1.1815-16。
 
  • 短期金融市場
 無担保無担保コール翌日物金利  -0.010%
 
  • 債券
 国債先物・21年3月限  151.28(+0.07)
 10年長期金利  0.095%(-0.010)
 
 

【米国】

■主なマーケットデータ(4月7日)
  • 株式
 NYダウ平均  USD 33,446.26  +16.02 (+0.04%) 
 NASDAQ総合  USD 13,688.842  -9.538(-0.06 %)
 S&P500      USD 4,079.95  +6.01(+0.14 %) 
 
4月7日の米株式市場は、ほぼ横ばい。ダウ工業株30種平均は小幅に反発。開始から上昇して始まり、朝方はプラス圏で推移した。徐々に利益確定売りに押されマイナス圏に下落したが、午後にFOMCの議事要旨が公表されると目新しい動きはなく影響は軽微。ワクチン普及を受けた経済回復への期待から底値は固く、終了直前にプラス圏に上昇して終えた。S&P500は、FOMCの金融緩和が続くとの安心感から上昇。
 
3月16,17日のFOMCの議事要旨の主な内容は、経済は改善しているもののFRBが見据える目標の達成には程遠く、コロナウイルスによるリスクがいまだに根強い。先行きは依然「かなり不透明」という認識で一致した。
 
  • 為替(4月8日6時04分)
 USDJPY 109.81-109.86
 EURJPY 130.36-130.39
 EURUSD 1.1865-1.1871
 GBPJPY 150.83-150.92
 GBPUSD 1.3733-1.3737
 
4月7日のニューヨーク外国為替市場でUSDJPYは、109台での推移が続き、終値は109.85。欧州取引時間の序盤に一時109.94とこの日の高値を付けたが、上値は重く節目の110台を回復出来なかった。長期債券が下落しJPY買い・USD売りが優勢となり109.60となった。FOMC議事要旨は、為替市場への影響は限定的だった。本日の21日線の109.40付近が、下値として意識されるラインとなっている。
 
EURUSDは買戻しが続き、一時1.19台に上昇する場面もあった。欧州時間に発表された仏・独・ユーロ圏のサービス部門PMI改定値が予想を上回りEUR買い・USD売りが先行。しかし、長期金利が上昇すると徐々にUSDの買戻しが進み、一時1.1861とこの日の安値を更新した。
 
EURJPYは小幅ながら続伸し、終値は130.39。全般にEUR買いが進み一時130.69と2018年10月以来の高値を付けたものの、終わりにかけて上値が重く、EURUSDと同様の動きとなった。
 
米国に比べ欧州のワクチン接種のスピードの遅れが意識されていることが、EURが弱くなっている要因。さらに、アストラゼネカ製ワクチンで血栓症を引き起こすことが指摘されワクチン接種への躊躇が感じられていることも影響している。
 
  • 債券
 米国債10年 1.674(+0.018)
 
  • 商品
 NY原油原油(WTI) 1バレル=USD59.77 +0.44(+0.74%)(5月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD1,741.60  -1.40(-0.08%)(6月渡し)
 
クッキー(Cookie)について: お客様が本ウェブサイトにアクセスする際、セキュリティの確保やお客様に関する情報を取得することを目的に、クッキー(Cookie)を使用する場合があります。
本ウェブサイトにお客様が継続的に訪問する場合、クッキーについて同意することと見なします。またクッキーはいつでも削除することが可能です。