ダウ続伸 長期金利低下によりハイテク株が買われ市場を支える

2021/04/09

【4月8日 テクニカルアナリシス】GBPJPYはベア(弱気)のダイバージェンスでトッピング

GBPJPYのクロスは3日連続で下落しており、木曜日にはGBPが0.5%下落した。
 
USDJPYに激しい売り圧力がかかり、JPYは全面安となっている。GBPJPYは現在、2月の高値である150付近を試しており、このサポートが維持されない場合、3月の安値である148.80に向けて再び下降することが考えられる。
 
もしくは、151付近にレジスタンスがあると思われ、これを上抜けた場合、現在のサイクルの高値である153に向かってさらに上昇する可能性がある。
 
さらに重要なのは、RSI指標と価格の間に強い弱気のダイバージェンス(逆行現象)があり、これが大きなトップやボトムのパターンを妨げる傾向がある。よって、中期的なブル(強気)相場はすぐに終わってしまう可能性もある。
 
GBPJPYがやや売られすぎているように思われることから、明日は少し反発する可能性もある。しかし、価格が新らたな高値を更新できない限り、より大きなトッピングパターンを形成する可能性もある。
 
【追記】GBPJPYは8日の東京市場で150.34まで下落した。その後さらに下落が進み、本稿執筆時点(日本時間9日6時)では149.94-150.14で推移。英国はロックダウンが12日から解除されることになり明るい兆しが出てきたが、アストラゼネカ製ワクチンによる血栓症が引き起こされている問題から、英国でのワクチン接種への影響が懸念され売りにつながっている。
 
GBPUSDについても上値が重く、1.3720近辺まで一時下落する場面もあった。本稿執筆時点では1.3729-37で推移している。
 
 

【日本】日経平均は様子見 新型コロナウイルス感染拡大が憂慮されるも底値は固い 

■主なマーケットデータ(4月8日)
  • 日本株式
 日経平均株価     29,708.98円  -21.81(-0.07%)
  安値 29,516.42円  -  高値 29,744.79円
 東証出来高  11,3446万株
 東証売買代金 2兆5445.07億円
 
4月8日の日経平均株価は企業の決算発表を控え、様子見の相場となった。さらに、日本国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が進み、東京での「まん延防止等重点措置」適用が憂慮されたものの、折り込み済で底値は固く小幅な反落にとどまった。この影響により、空運や繊維製品、銀行などが売られた。
 
また、前半はNASDAQ総合の小幅な下落を受け、半導体関連株が売られた。しかし、終わりに近づくにつれ大手半導体の値がさ株が買われ、駆け込みでプラス圏をかすかに超えた。プラス圏で終わるかと思われたが、最後わずかに下落して終えた。
 
  • 為替(17時)
4月8日の東京外国為替市場のUSDJPYは109中盤から後半と狭いレンジでの取引で、17時時点では109.52。朝方に付けたこの日の高値109.90から小幅に下落。その後、日経平均株価の下げ幅が縮小されJPY買いが抑制された。しかし、16時ごろに米長期金利先物が低下した影響から再びUSDが売られ、ほぼ全面安となった。今後、109後半にとどまる傾向が続けば、境目の110を再び上回る可能性があるように思われる。
 
EURUSDも材料が薄く、ほぼ横ばいで17時時点では1.1882。USDの全面安から1.1893まで上昇し、小幅な推移が続いている。EURJPYも横ばいで、17時時点では130.14。
 
  • 短期金融市場
 無担保無担保コール翌日物金利  -0.010%
 
  • 債券
 国債先物・21年3月限  151.30(+0.02)
 10年長期金利  0.095%(変化なし)
 
 

【米国】

■主なマーケットデータ(4月8日)
  • 株式
 NYダウ平均  USD 33,503.57  +57.31 (+0.17%) 
 NASDAQ総合  USD 13,829.310  +140.468(+1.02 %)
 S&P500      USD 4,097.17  +17.17(+0.42 %) 最高値更新
 
4月8日の米株式市場のダウでは、午前中は決算発表前の様子見ムードが漂い、小幅に下落しマイナス圏で推移。長期金利の低下から大手ハイテク株が買われ、さらに米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和の長期化が続くとの見通しが市場を支えた。
 
前日のFOMC議事録での慎重姿勢が続くとの見通しから長期金利が一時1.61%台まで低下した。この影響により、アップルが6日続伸(+1.92%)、マイクロソフトは連日で上場来高値を更新(+1.34%)、インテル(+1.21%)などが上昇した。
 
FRBのパウエル議長は国際通貨基金(IMF)のバーチャルセミナー討論会にて、ワクチンの普及により経済見通しは明るいが、更なる改善に向け金融緩和を引き続き続ける旨の発言があり、支援材料となった。
 
  • 為替(4月9日6時00分)
 USDJPY 109.23-109.30
 EURJPY 130.15-130.23
 EURUSD 1.1911-1.1916
 GBPJPY 149.94-150.14
 GBPUSD 1.3729-1.3737
 
4月8日のニューヨーク外国為替市場でUSDJPYは、長期金利低下や米新規失業保険申請件数(結果74.4万件、予想68.0万件、前回72.8万件)の悪化から3月25日以来、約2週間ぶり安値となる109付近まで下落。若干の上昇はあるものの、本稿執筆時点(日本時間6時)では109.23-30で推移している。
 
EURUSDは買いが続き1.19台に再上昇し、本稿執筆時点では1.1911-16で推移。本日の200日線は1.1895付近を上回っており、この水準が維持できるか否かに注目が高まる。今週に入りEURに買戻しがあり、特に英国でのワクチンを巡る懸念からGBPでのEURの買戻しの動きが強まっている。EURJPYは、ほぼ横ばいで、130.15-23で取引を終えている。
 
  • 債券
 米国債10年 1.623(-0.051)
 
  • 商品
 NY原油原油(WTI) 1バレル=USD59.60 -0.17(-0.28%)(5月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD1,758.20  +16.60(+0.95%)(6月渡し)
 
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