ダウ3営業日ぶりに反発 好調な金融決算が支える

2021/04/15

414日 テクニカルアナリシス】原油、トライアングル・パターンからの脱却

WTI原油は、長期的な上昇トレンドの中でもう一段の上昇を形成しており、水曜日の取引では1.5%の上昇が見られた。

 

原油は最近のコンソリデーショントライアングルから抜け出すことができ、短期的な見通しはブル(強気)に変わった。次のレジスタンスは前回の高値である61.80ドル付近と思われ、このレベルを上回れば、中期的なブルのトレンドが確認される可能性がある。

 

ブルの次のターゲットは63.40ドル、もしくは今年の高値67.50ドル付近となる可能性がある。

 

また、原油が再び下落した場合は、破られたベア(弱気)のトレンドラインである60.50ドル付近がサポートとなり、その後はトライアングルの下限ライン(現在の59.20ドル)付近がサポートされる見込み。インフレ率の上昇が続く中、コモディティは引き続き買われており、特に原油は最良のインフレヘッジの1つとなっている。

 

【追記】414日のニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)におけるWTI原油先物は,

3日続伸。63.15ドルで取引を終えた。国際エネルギー機関(IEA)が14日に発表した4月の月報で今年の世界の原油需要見通しを引き上げた影響により、需給増加を見込んだ買いが優勢となった。

 

また、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫で、-589.0万バレル(前週 -352.2万バレル)と大幅に在庫が減少したことも支えとなり、一時63.44ドルと318日ぶりの高値をつけている。

 

 

【日本】日経平均は反落 コロナ感染再拡大で景気回復長期化の恐れ強く 

■主なマーケットデータ(414日)

  • 日本株式

 日経平均株価     29,620.99円  -130.62-0.44%

  安値 29,567.18- 高値 29,722.40

 東証出来高 10,3628万株

 東証売買代金 22534.66

 

414日の日経平均株価は反落。新型コロナウイルスの感染再拡大による活動自粛から景気回復への道のりが厳しいと判断され下落した。また、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチンの使用中断や東京外国為替市場で一時USD108後半のUSD安となったことも重しとなった。

 

414日の朝、クレディ・スイス・グループが、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメント関連の損失発生を受け、米メディア企業ディスカバリー株を売却との報道が出た。11日にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がCBSの番組でアルケゴス問題を徹底的に調査すると述べており、再びアルケゴス問題に注目が高まっている。

 

アルケゴス問題にかかわった企業は決算発表を控え、決算発表時にアルケゴス問題にも言及されるものとみられている。主な決算発表日は14日がゴールドマン・サックス、16日はモルガン・スタンレー、日本企業では野村ホールディングスの27日を皮切りにみずほと三菱が5月の予定。

 

  • 為替(17時)

414日の東京外国為替市場で、USDJPY10時過ぎに108.75まで下落。その後、米長期金利先物が1.63%台に上昇し109に回復した。

 

EURUSDはコロナウイルス感染拡大によりEURが若干売られ17時時点では1.1957。時間外の米10年債利回りが上昇した動きも重しとなった。デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁は「刺激策を早期に終了することは継続することよりもリスクが高い」「ECBは必要に応じてあらゆる手段を調整する用意がある」と述べ、長期緩和継続の見通しがさらに強まった。

 

EURJPYは底堅い。EURUSDの上昇と連動し一時、130.46まで上昇。17時時点では130.33と若干のEUR高。

 

  • 短期金融市場

 無担保無担保コール翌日物金利  -0.013%

 

  • 債券

 国債先物・216月限  151.39+0.16

 10年長期金利  0.085%-0.015

 

 

【米国】

■主なマーケットデータ(414日)

  • 株式

 NYダウ平均  USD 33,730.89  +53.62 +0.15%) 

 NASDAQ総合 USD 13,857.840 -138.259-0.98 %

 S&P500   USD 4,124.66  -16.93-0.40 %) 

 

414日の米株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発。市場予想を上回る好決算を発表したゴールドマン・サックスなどの金融株が上昇。ゴールドマンは2%高となり、1銘柄でダウ平均を50ドル押し上げ市場を支えた。

 

ゴールドマンは決算発表時にアルケゴス問題にも言及。アルケゴスの持ち高を他社に先駆けて清算し、巨額損失を免れたことに対し、ソロモンCEOは「事業部門と内部管理部門の連携が奏功した」と述べた。一方、アルケゴスのようにレバレッジ(てこの原理)を使った集中投資で苦境に陥るケースは「今回が最後ではないだろう」と指摘している。

 

  • 為替(415600分)

 USDJPY 108.93-108.94

 EURJPY 130.47-130.57

 EURUSD 1.1974-1.1980

 GBPJPY 149.99-150.17

 GBPUSD 1.3774-1.3784

 

414日のニューヨーク外国為替市場でUSDJPYは、109をはさんだ狭いレンジでの取引が続いている。J&Jワクチン問題による景気回復期待の後退などからJPY買い圧力が強まった。さらに、パウエルFRB議長の「2022年末までに利上げする可能性は極めて低い、実際には結果に基づく」、「量的緩和の段階的縮小は恐らく利上げのかなり前に行われる」といった発言が重しとなった。

 

EURJPYは終値が1.1980。デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁が「刺激策を早期に終了することは継続することよりもリスクが高い」「ECBは必要に応じてあらゆる手段を調整する用意がある」などと発言すると、一時1.1951付近まで下落したが、ダウ平均が一時230ドル超上昇するとリスク・オンのUSD売りが優勢となり、一時1.1987318日以来の高値を付けた。

 

EURJPYは終値で130.49。ダウ平均が取引時間中の史上最高値を更新するとリスク・オンのJPY売り・EUR買いが優勢となり一時130.58とこの日の高値を付ける場面もあったが上値は重かった。

 

  • 債券

 米国債10年 1.632+0.018

 

  • 商品

 NY原油原油(WTI) 1バレル=USD63.15 +2.97+4.94%)(5月渡し)

 NY金(COMEX) 1オンス=USD1,736.30  -11.30-0.65%)(6月渡し)

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