ダウ続落 世界的な感染拡大と決算発表前の様子見受け 

2021/04/21

【4月20日 テクニカルアナリシス】SP500は8EMA(指数平滑移動平均線)をテスト中

SP500は2日連続で下落している。最近の株高からすると信じられないが、米国の取引時間では-0.2%となり4,160ドル前後で取引されている。
 
SP500は、直近の高値である4,150ドルの水準と8日指数移動平均線を試している。本稿執筆時点で、すでにディップが買われておりこのサポートがSP500をさらに上昇させるのに十分な要因があると思われる。
 
もしSP500が4,150ドルのゾーンを守った場合は、史上最高値から1%も下落したことになり、その後再び上昇することになるだろう。また、21日移動平均線のある4,080ドル付近がもう一つのサポートとなることだろう。
 
あるいは、4,175ドル付近、その後は現在のサイクルの高値の4,190ドル付近がレジスタンスとなる。現在の買いのペースが続けば、明日は最高値を更新する可能性もある。さらに、バブル期は何日も続く見込みのため、何か意味のある修正がされるかもしれない。
 
【追記】4月20日のSP500は、世界的なコロナウイルス拡大や決算発表前の様子見や持高調整により景気敏感株が売られ4,134.94ドル(-0.68 %)と3日連続の下落になった。
 
 

【日本】日経平均は大幅反落 コロナウイルス感染拡大を受けた心理的要因大きく 

■主なマーケットデータ(4月20日)
  • 日本株式
 日経平均株価     29,100.38円  -584.99(-1.97%)
  安値 29,014.36円  -  高値 29,361.28円
 東証出来高  10,8739万株
 東証売買代金 2兆3866.37円
 
4月20日の日経平均株価は大幅に反落。329.5円下落から始まり、さらに午後になると一時600円超下落した。終わりにかけ若干の戻りがあったが、終日大幅なマイナス圏で推移した。日本国内でコロナウイルス感染拡大が続き、景気回復が長期化するとの懸念の広がりの影響からリスクオフムードが強まった。
 
今回の大幅な下落は心理的要因によるものが大きく、感染者数が拡大したとはいえ海外と比べるとまだ低い水準。そのため、一時的な下落だと思われる。その反面、日本政府のコロナウイルスへの対応に関しては、かなり後手に回っておりイギリスやドイツなどと比べるとリーダの顔が見えない。さらに、ワクチン接種への対応も遅れが指摘されている。また、コロナウイルス発生前に消費税を8%から10%に上げた影響で消費の落ち込みが顕著に表れていた中で、コロナウイルスの感染が拡大し現在に至っている。今後の日本政府の対応如何で状況が悪化する可能性もあるだろう。
 
  • 為替(17時)
4月20日の東京外国為替市場で、USDJPYは、朝方にJPY買い・USD売りが先行。「低リスク通貨」とされるJPYに買いが入った。JPYは一時107.98近辺まで下落し、1カ月半ぶりに107台に突入した。その後USDに戻り買いが入り、108半ばまで戻し17時時点では108.40付近で取引されている。
 
EURJPYは2年半ぶりの水準となり、17時時点では130.83。一時、USDJPYでUSDの買い戻しが入ると、2018年10月以来となる130.97まで上昇し、その後も130後半を保っている。
 
EURUSDは17時時点で1.2069。朝方に比べ、ワクチン普及期待と全体的なUSD売りを受けEURに買いが入った。
 
  • 短期金融市場
 無担保無担保コール翌日物金利  -0.013%
 
  • 債券
 国債先物・21年6月限  151.38(-0.05)
 10年長期金利  0.080%(変化なし)
 
 

【米国】

■主なマーケットデータ(4月20日)
  • 株式
 NYダウ平均  USD 33,821.30  -256.33 (-0.75%) 
 NASDAQ総合  USD 13,786.268  -128.497(-0.92 %)
 S&P500      USD 4,134.94  -28.32(-0.68 %) 
 
4月20日の米株式市場のダウ工業株30種平均は続落。開始は若干の下げから始まったが、徐々に下落し、終日マイナス圏で推移した。インドや中南米でのコロナウイルスの感染再拡大から世界的な景気回復への影響が懸念され景気敏感株が売られた。
 
また、米国務省が渡航中止勧告を世界の8割に拡大したことを受け、19日に1-3月決算を発表し5四半期連続の赤字となったユナイテッド航空ホールディングスが9%下落。空運株やクルーズ船株も売られ、旅行・レジャー関連株全般に売りが出ている。
 
さらに決算発表が本格化する前の様子見や持高調整売りが出たことも影響した。
 
  • 為替(4月20日6時05分)
 USDJPY 108.07-108.10
 EURJPY 130.05-130.11
 EURUSD 1.2032-1.2038
 GBPJPY 150.58-150.73
 GBPUSD 1.3933-1.3941
 
4月20日のニューヨーク外国為替市場でUSDJPYは、世界的なコロナウイルス拡大による主要株式指標の下落を受けJPY高が強まり売りが出た。さらに10年債利回りが一時1.5554%前後まで低下したことも重しとなり一時108.03となったが、若干の買戻しが入り終値は108.11となった。なお、世界保健機関(WHO)の集計によると、世界で過去1週間(12-18日)に報告されたコロナウイルスの新規感染者は約522万人に上り、過去最多となっている。
 
EURUSDは、ほぼ横ばい。4月22日のECB理事会前のポジション調整や米10年債利回りの低下が支援材料となり一時1.2080と3月3日以来の高値を付けた。しかし、世界的なコロナウイルスの感染拡大からリスクオフのUSD買いが優勢となり一時1.2023まで下落したが、1.2036で終えた。ドイツでは9月に行われる総選挙に注目が高まっているが、世論調査で野党・緑の党の支持率が連立与党を上回り、戻り売りを支援している。EURJPYの終値は、130.12。
 
GBPUSDは一時1.40台を回復したが戻り売りが優勢となり、1.39前半まで戻した。
 
  • 債券
 米国債10年 1.562(-0.042)
 
  • 商品
 NY原油原油(WTI) 1バレル=USD62.44 -0.94(-1.48%)(5月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD1,778.40  +7.80(+0.44%)(6月渡し)
 
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