ニューヨーク外国為替市場は株式相場の大幅上昇からリスクオンの姿勢強まる

2021/07/22

【日本】USDJPY 4連休前に狭いレンジでの取引  

■主なマーケットデータ(7月21日)
  • 為替(17時)
7月21日の東京外国為替市場のUSDJPYは、コロナウイルスの感染拡大や東京オリンピック開催に伴う祝日を含めた4連休を前に狭いレンジ(109.80-110.14)での取引。午前中は4連休前の国内実需によるUSD買いにより109.98に上昇。15時過ぎに、米長期金利や日経平均の下落によりUSDは停滞し、この日の安値109.80を付けた。その後、米長期金利が上昇し全般USD買いとなり、この日の高値110.14を付けた。17時時点では110.09付近。
 
EURUSDは、ドイツやベルギーでの水害による甚大な被害やメルケル首相の後続候補であるラシェット氏の危機管理の欠如が指摘され弱含み。コロナウイルスの感染再拡大から早期の景気回復への兆しに陰りが出ていることも重しだった。全般的にUSD買いとなった流れも受け、この日の安値1.1752を付けた。17時時点では1.1761付近。
 
EURJPYはUSDJPYの流れを受け15時過ぎにこの日の安値129.16に下落。その後、129半ばに持ち直した。17時時点では129.49付近。
 
  • 日本株式
 日経平均株価     27,548.00円  +159.84(+0.58%)
  安値 27,438.07円  -  高値 27,882.43円
 東証出来高  9,3725万株
 東証売買代金 2兆1486.66億円
 
7月21日の日経平均株価は6営業日ぶりに反発。前日の米国株式市場が大幅に上昇したことから、朝方上昇基調となり値ごろ感のある株式が買われ、10時前に360円ほど上げた。その後は4連休を前に、利益確定売りや様子見の様相が強くなり上げ幅を縮めた。鉱業、医薬品、電気・ガスがわずかに下落し、それ以外の業種は全て上昇した。明日、明後日は、外国為替市場以外、祝日により休場。
 
  • 短期金融市場
 無担保コール翌日物金利  -0.038%
 
  • 債券
 国債先物・21年9月限  152.40(-0.06)
 10年長期金利  0.010%(変化なし)
 
 

【米国】

■主なマーケットデータ(7月21日)
  • 為替(7月22日6時05分)
 USDJPY 110.27-110.30
 EURJPY 130.11-130.16
 EURUSD 1.1799-1.1800
 GBPJPY  151.14-151.29
 GBPUSD 1.3707-1.3716
 
7月21日のニューヨーク外国為替市場のUSDJPYは、株式相場の上昇からリスクオンの姿勢が回帰し全般JPY売りが先行。長期金利が1.30%台に回復したことも支援材料となり、この日の高値110.39を付けた。JPY以外の通貨ではUSD売りが優勢となった流れから、上値は重く110後半での推移となった。終値は110.29付近。
 
EURJPYは、株式相場の上昇からリスクオンのJPY売りが強まり全般JPY売りが強まるとクロスJPYが売られこの日の高値130.19を付けた。終値は130.10付近。クロスJPYとしては、GBPJPYは151.35、AUDJPYは81.20、NZDJPYは76.94、CADJPYが88.00に上昇している。
 
EURUSDは株式相場の上昇からリスクオンのUSD売りが優勢となり、この日の高値1.1805を付けた。しかし、22日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控え、ECBはハト派姿勢を続けるとの見方が強まり上値は重かった。ECBは今回の定例理事会で金融政策の先行き指針(フォワードガイダンス)を変更する見通しで、金融緩和を継続するようだ。金融緩和の長期化が意識された場合、欧州長期金利が低下しEUR安に進む可能性もある。
 
  • 株式
 NYダウ平均  USD 34,798.00  +286.01 (+0.82%)
 NASDAQ総合  USD 14,631.954  +133.076(+0.91%)
 S&P500      USD 4,358.69  +35.63(+0.82%) 
 
7月21日の米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸。長期金利上昇を受け、景気敏感株の買戻しが入った。また、好決算銘柄への買いも相場を支えた。
 
  • 債券
 米国債10年 1.290(+0.068)
 
  • 商品
 NY原油(WTI) 1バレル=USD 70.30 +3.10(+4.61%)(9月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,803.40  -8.00(-0.44%)(8月渡し)
 
 

【7月21日 マーケットアナリティクス】ケーブル(GBP)の安値更新

GBPは弱含みで、過去5ヶ月間で最も低い1.3571で取引を終え、安値を更新。この下落の主な要因は、COVID-19の感染者数の増加だ。
 
GBPUSDはベア(弱気)の姿勢を維持しており、日を追うごとに下降している。驚くべきことに、1日あたり46,500人の新規感染者と100人近くの死亡者が出ている。専門家によると、複数の要因から今回の下落に至っている。主なものとしては、北アイルランド問題でEUと英国が合意に至らなかったことや、Brexit(英国のEU離脱)の影響などがあげられる。
 
投資家たちは、水曜日に発表される6月の公的部門純借入額に期待している。しかし、専門家は、ベアのMACD(移動平均収束拡散手法・マックディー)が月次サポートラインを支持していることを考慮すると、さらに下降する可能性があるのではないかと思われる。
 
テクニカル的には、GBPはすべての移動平均線を大幅に下回っている。勢いのある指標が跳ね上がったとしても、回復に十分な要因となりえないだろう。
 
追記:7月22日、日本時間6:05のGBPUSDは、1.3707-1.3716で取引されている
 
クッキー(Cookie)について: お客様が本ウェブサイトにアクセスする際、セキュリティの確保やお客様に関する情報を取得することを目的に、クッキー(Cookie)を使用する場合があります。
本ウェブサイトにお客様が継続的に訪問する場合、クッキーについて同意することと見なします。またクッキーはいつでも削除することが可能です。