中国政府の規制強化による投資家心理冷え込みから世界的にリスクオンの姿勢強まる

2021/07/28

【日本】月末実需のUSD売りやリスクオフのJPY買いが優勢に  

■主なマーケットデータ(7月27日)
  • 為替(17時)
7月27日の東京外国為替市場のUSDJPYは、月末に備えた実需のUSD売りが先行し軟調に推移した。その後、日経平均は堅調だったが、中国経済のピークアウトや米中対立の懸念、さらにアメリカでのコロナウイルス感染の再拡大からリスクオフのJPY買いが強まり、この日の安値109.98を付けた。一方で、夕方に東京でのコロナウイルスの新規感染者数が過去最多の2848人と報じられると、USD買いが先行し17時時点で110.09付近。
 
EURJPYは、リスクオフのJPY買いの強まりからクロスJPYが全面安となった影響を受け、この日の安値129.55を付けた。なお、GBPJPYは151.58、AUDJPYは80.74、NZDJPYは76.45、CADJPYは87.34と、それぞれ安値を更新した。夕方は東京でのコロナウイルスの感染者数の高まりから値が上向き、17時時点のEURJPYは129.71。
 
EURUSDはEURJPY の下落とUSDJPYの流れを受け、この日の安値1.1775を付けた。17時時点では少し持ち直し、1.1783付近。
 
 
  • 日本株式
 日経平均株価     27,970.22円  +136.93(+0.49%)
  安値 27,786.44円  -  高値 27,862.69円
 東証出来高  9,3897万株
 東証売買代金 1兆9971.56億円
 
7月27日の日経平均株価は3日続伸。前日の米株式市場の主要3指数が連日で史上最高値を更新したことから、買いが優勢となった。利益確定売りが出たものの、順調に上昇し11時にこの日の高値を記録。上げ幅は200円を超えた。しかし、節目の28,000円を超えると上値が重くなり、午後は小幅な動きとなった。海運業、医薬品、精密機器の3業種が下落した以外は全て上昇し、全体の銘柄の約7割が上昇した。
 
  • 短期金融市場
 無担保コール翌日物金利  -0.039%
 
  • 債券
 国債先物・21年9月限  152.29(-0.12)
 10年長期金利  0.015%(+0.005)
 
 

【米国】

■主なマーケットデータ(7月27日)
  • 為替(7月28日6時00分)
 USDJPY 109.74-109.80
 EURJPY 129.68-129.76
 EURUSD 1.1816-1.1817
 GBPJPY  152.27-152.46
 GBPUSD 1.3872-1.3881
 
7月27日のニューヨーク外国為替市場では、USDJPYは中国政府による規制強化を巡る懸念から中国株への投資引き上げなどにより中国や欧米の株式相場が下落すると、リスクオンの姿勢が強まりUSD売り・JPY買いが優勢となった。6月米耐久財受注額(結果:0.8%、予想:2.1%、前回:2.3%)の速報値が予想を大幅に下回り、長期金利が1.22%台に低下すると、この日の安値109.59を付けた。ダウが260ドル超下落し、日経平均先物が27,350円を付けたことが重しだった。その後、米民主党上院トップのシューマー院内総務がインフラ投資法案を週末まで可決できるとの見方を示したことを受け米国株が下げ幅を縮めたため買戻しが入り、終値は109.78付近。
 
EURUSDは、予想を大幅に下回る経済指標や長期金利の低下からEUR買い・USD売りが優勢となった。GBPUSDの上昇にもつられ、この日の高値1.1841を付けた。その後は株価の上昇からUSDが優勢となり、終値は1.1817付近。
 
イギリスでのコロナ感染者数が減少し、ピークを越えた可能性が見えたことが支援要因となりGBPUSDは、この日の高値1.3894に上昇。1.38台を保って終えている。
 
EURJPYは、EURUSD上昇につられ買いが優勢となり、130.01付近に上昇。その後、ダウの下落からリスクオンのJPY買いが優勢となり、129.63まで買われた。終値は129.72付近。
 
  • 株式
 NYダウ平均  USD 35,058.52  -85.79 (-0.24%)
 NASDAQ総合  USD 14,660.576  -180.137(-1.21%)
 S&P500      USD 4,401.46  -20.84(-0.47%) 
 
7月27日の米株式市場のダウ工業株30種平均は6日ぶりに反落。連日で主要3指数が史上最高値を更新し、利益確定売りが優勢となった。中国の規制強化も重しとなりリスクオフの姿勢が強まった。コロナウイルスの感染再拡大も重しとなっている。
 
なお、ブルームバーグはアーク・インベストメント・マネジメントを率いるキャシー・ウッド氏が中国株の売却を進め、5月に記録した年初来の低成績から20%余り回復したと報じた。また、米国上場の中国株指数「ゴールデン・ドラゴン・チャイナ指数」は2月の高値から半値近くにまで下落しており、この流れは当面続く見込み。
 
  • 債券
 米国債10年 1.241(-0.049)
 
  • 商品
 NY原油(WTI) 1バレル=USD 71.65 -0.26(-0.36%)(9月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,799.80  +0.60(+0.03%)(8月渡し)
 
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