弱い経済指標結果やパウエルFRB議長のハト派的な発言から全般USD売りに

2021/07/30

【日本】FOMCやパウエル議長の発言受けUSDの上値重い  

■主なマーケットデータ(7月29日)

  • 為替(17時)

7月29日の東京外国為替市場のUSDJPYは、昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明や米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受けUSDの上値が重かった。リスクオフからクロスJPY全般買いが進み109.90に下落。17時時点では109.85付近。
 
中国当局が金融市場の混乱を受け投資家の懸念払拭に動き、中国株式市場が大きく反発。リスクオンの姿勢が和らぎ、欧州勢がEUR買い・JPY売りで参加。EURJPYはこの日の高値130.40を付けた。17時時点では130.38付近。
 
中国証券監督管理委員会(CSRC)が28日夜、市場の懸念を緩和するため大手投資銀行の幹部とオンライン形式で会合を開催。出席した方星海副主席は、最近の規制面の措置について「拡大解釈」すべきでないと外資投資銀行幹部に伝え、世界市場が大幅に変動しないよう政策を安定的に導入する方針を示したとロイターが報じている。クレディ・スイス、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、UBSなど中国国内で事業免許を取得している投資銀行の幹部が会合に出席した。
 
EURUSDは、中国株の上昇を受けリスクオンのUSD売りに波及し、この日の高値1.1870に上昇。17時時点では1.1868付近。
 

  • 日本株式

 日経平均株価     27,782.42円  +200.76(+0.73%)
  安値 27,663.41円  -  高値 27,798.05円
 東証出来高  11,6971万株
 東証売買代金 2兆5790.50億円
 
7月29日の日経平均株価は反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過した安心感やアジアの株価指数が上昇した流れを受け買いが優勢となった。その後、利益確定売りに転じ11時過ぎにこの日の安値を付けた。午後になると好調な決算を受けた買いが優勢となり上昇。その一方で、コロナウイルス感染再拡大を受け景気敏感株の一部に売りが入り、上げ幅は限定的だった。
 

  • 短期金融市場

 無担保コール翌日物金利  -0.043%
 

  • 債券

 国債先物・21年9月限  152.32(-0.03)
 10年長期金利  0.015%(+0.005)
 
 

【米国】

■主なマーケットデータ(7月29日)

  • 為替(7月30日6時00分)

 USDJPY 109.48-109.48
 EURJPY 130.13-130.15
 EURUSD 1.1886-1.1887
 GBPJPY  152.85-152.88
 GBPUSD 1.3958-1.3964
 
7月29日のニューヨーク外国為替市場では、USDJPYは、弱含み。米4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値、前期比年率、結果:6.5%、予想:8.5%、前回:6.4%)が発表され、予想を下回った。さらに、前週分の米新規失業保険申請件数(結果:40.0万件、予想:38.0万件、前回:41.9万件)でも予想を下回ると全般USD売りとなり、この日の安値109.42を付けた。パウエル議長が前日にハト派的な発言を示したことから、USDが売られやすい流れとなっている影響も大きい。20日の安値109.33や一目均衡表雲の下限109.30が意識されたが底値は固かった。終値は109.48付近。
 
EURUSDは、米経済指標の弱い結果を受け全般USDとなった。テーパリング(金融緩和の縮小)の継続もサポート要因となり、この日の高値1.1893を付けた。境目の1.19や米7年債の低調な入札結果を受け長期金利が一時1.28%台に上昇したことから上値は重かった。終値は1.1887付近。
 
EURJPYは、EURUSDにつられた買いが入り、この日の高値130.56を付けた。その後、USDJPYの下落につられた売りとなり130.09付近に値を下げた。終値は130.14付近。
 

  • 株式

 NYダウ平均  USD 35,084.53  +153.60 (+0.43%)
 NASDAQ総合  USD 14,778.264  +15.680(+0.10%)
 S&P500      USD 4,419.15  +18.51(+0.42%) 
 
7月29日の米株式市場のダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発。FRBの早期テーパリングが後退した安心感から景気敏感株が買われ上昇。ナスダック総合株価指数は、好調な決算を発表した企業の株式が買われ、その流れから半導体関連株が買われ上昇を続けている。
 

  • 債券

 米国債10年 1.261(+0.028)
 

  • 商品

 NY原油(WTI) 1バレル=USD 73.62 +1.62(+1.70%)(9月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,835.80  +31.20(+1.73%)(8月渡し)
 
 

【7月29日 マーケットアナリティクス】AUDのブル(強気)とUSDの戦い

AUDのブルは対USDで戦いとなり、0.7400レベルに向かって反発している。
 
AUDは2日連続で対USDでの強さを続けている。水曜日の連邦公開市場委員会(FOMC)でUSDが弱くなったことを受けて、AUDは対USDで上昇している。また、オーストラリアの消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことも相場の下支えとなった。
 
追記:7月30日、日本時間6:00のAUDUSDは、0.7391-0.7399で取引されている

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