欧米株価下落によりUSD買いが優勢に

2021/09/09

【日本】USDJPY狭いレンジながら110台を堅持

■主なマーケットデータ(98日)

  • 為替(17時)

98日の東京外国為替市場のUSDJPYは、狭いレンジ(110.17-110.45)での取引。朝方は日経平均が上昇した流れを受け小幅に110.32付近まで上昇。その後は軟調な動きが続いた。欧州勢参加後は、買戻しが入りこの日の高値110.45付近まで上昇したが、長期金利先物が低下しこの日の安値110.17を付けた。17時時点では110.24付近。

 

EURJPYは、日中130台半ばで推移していたが、欧州勢参加後はUSDJPYの上昇につられ、EUR売りが強まり急激に下落。この日の安値130.38付近まで売られた。17時時点では130.42付近。

 

EURUSDは、日中は動意がなく小動き。EURJPYの動きにつられ15時過ぎに1.1829付近まで下落。USDJPYの流れを受け買戻しが入ったが、一巡後は再びEURJPYの動きにつられ、この日の安値1.1827付近まで下落。17時時点では1.1830付近。

 

  • 日本株式

 日経平均株価     30,181.21円  +265.07+0.89%)最高値更新

  安値 29,787.13- 高値 30,241.87

 東証出来高 1,320,22万株

 東証売買代金 36724.33億円

 

98日の日経平均株価は大幅に8日続伸し、45日(30,089円)以来の3万円台を回復。開始から利益確定売りに押され下落。売りが一巡すると、コロナウイルス新規感染者数が減少傾向となっていることや政局の変化が好感され幅広い銘柄が買われた。昼前に3万円台に乗せ、300円超まで上げ幅を広げこの日の高値を付けた。その後は、再び利益確定売りに押されたが底値は固く3万円台を続け14時以降は上昇基調となり終えた。TOPIXは前日比16.23ポイント(0.79%)高い2,079.614日連日で高値を更新。東証1部の売買代金は527日以来のボリュームとなり活況だった。

 

  • 短期金融市場

 無担保コール翌日物金利  -0.009%

 

  • 債券

 国債先物・219月限  151.85-0.08

 10年長期金利  0.040%+0.005

 

【米国】

■主なマーケットデータ(98日)

  • 為替(99600分)

 USDJPY 110.22-110.26

 EURJPY 130.23-130.29

 EURUSD 1.1813-1.1819

 GBPJPY  151.77-151.87

 GBPUSD 1.3771-1.3772

 

98日のニューヨーク外国為替市場のUSDJPYは、日本の新政権樹立や株高がサポート要因となりこの日の高値110.45を付けた。その後、欧米株価の下落を受けUSD買いが優勢となり110.39付近に上昇したがこの日の高値が影響し上値は重かった。10年債入札で最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を下回り、長期債利回りも下げ幅を拡大し1.36%から1.326%に低下。この影響からUSDが売られ、110.17付近まで下落した。日本時間の夕方に付けたこの日の安値110.14や一目均衡表雲の上限110.11円がサポートとして意識され底値は固かった。米連邦準備理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)にて米国の経済成長が7月初旬から8月末にかけて緩やかなペースへと若干、下方にシフトしたことも重しとなった。終値は110.25付近。

 

なお、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁、テーパリング(金融緩和の縮小)について「経済が予想通りに改善を続けるなら、年内に資産購入のペースを下げ始めることが適切だろう」と述べているが、影響は軽微。

 

EURUSDは、欧米株の下落によるリスクオフのEUR売り・USD買いが優勢となり、この日の安値1.1802を付けた。明日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に、ポジション調整のEUR売りが出たことも重しとなった。しかし、節目の1.18や長期金利の低下がサポートとして意識されるとEUR買い・USD売りとなり1.1830付近まで上昇した。終値は1.1816付近。

 

EURJPYUSDJPYEURUSDの影響を同時に受け、方向性が出ず横ばいでの取引となった。終値は130.27付近。

 

ZARは堅調に推移。南アフリカ準備銀行(SARB)のクガニャゴ総裁の「インフレ目標レンジを現行の3-6%ではなく、3-4%程度かつプラスマイナス1%の誤差を認めることが有益」との発言からZARが買われ、対USD14.1629、対JPY7.78に上昇した。

 

  • 株式

 NYダウ平均  USD 35,031.07  -68.93 -0.19%

 NASDAQ総合 USD 15,286.637 -87.691 -0.57%

 S&P500   USD 4,514.07  -5.96-0.13%)  

 

98日の米株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落。下落が続き割安感が出て、朝方は買いが優勢となった。その後は、コロナウイルス感染拡大による景気回復の鈍化が懸念され、幅広い銘柄に買いが入りマイナス圏で推移した。

 

  • 債券

 米国債10年 1.334-0.039

 

  • 商品

 NY原油(WTI) 1バレル=USD 69.30 +0.95+1.39%)(10月渡し)

 NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,793.50  -5.00-0.28%)(12月渡し)

 

98日 マーケットアナリティクス】EURUSD50日移動平均線に向かって下落

水曜日のEURUSD3日連続で下落しており前日より0.2%低く、ジャクソンホール講演後の上昇分の大半を帳消しにした。本稿執筆時点で、米国セッション中に1.1815付近で取引されている。

 

現在、50日移動平均線の1.18が当面のサポートとなっている。EURがこれを下回れば、短期的な見通しはベア(弱気)に変わり、中期的な見通しは中立に変わる可能性がある。

 

ベアになった場合、次のサポートは1.1750になるが1.18ゾーンを守る必要がある。これが守られないと下落ウェッジパターンからのブル(強気)シグナルを使い果たしてしまうリスクがある。

 

もしくは、EUR50先行移動平均線(DMA)を守れば、中期的なトレンドが依然としてブルであることを考慮すると、素晴らしいラリーが見られる可能性もある。最初のターゲットは1.1850ゾーンに見られ本質的なレジスタンスは1.19に残っており、下落ウェッジパターンからのブルのブレイクアウトを確認するためには、日足ベースでこの上で閉じなければならない。

 

USDは依然として主に米国の長期債券利回りに左右されており、ブルのバイアスを確認するには10年物利回りが1.40%以上に上昇する必要がある。その場合、EURUSD1.18のサポートを下回り、下落する可能性がある。一方、利回りが再び低下し始めると、そのシナリオではUSDが弱くなることが予想される。

 

追記:99日、日本時間600EURUSDは、1.1813-1.1819で取引されている

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