8月米卸売物価指数が最大の伸びとなりUSD買いが優勢に

2021/09/13

【日本】日経平均やアジア株の上昇受けリスクオンの姿勢が強まり全般JPY売りに

■主なマーケットデータ(9月10日)

  • 為替(17時)

9月10日の東京外国為替市場のUSDJPYの午前の取引はUSD買いが先行していたが、実需のUSD売りが入り弱含み。その後、日経平均やアジアの株式相場が上昇したことが好感されリスクオンの姿勢が強まり、安全資産のJPY売りが優勢となった。米長期金利の上昇も支えとなり16時30分頃にこの日の高値109.99を付けた。17時時点では109.94付近。
 
EURUSDは横ばいで推移していたが、欧州勢参加後はEURが買われ前日の高値1.1841を超え、1.1844を付けた。17時時点では1.1842付近。
 
EURJPYは株高からリスクオンの姿勢が強まり全般JPY売りとなった影響を受けEUR買い・JPY売りとなりこの日の高値130.24付近に上昇。17時時点では130.20付近。
 

  • 日本株式

 日経平均株価     30,381.84円  +373.65(+1.25%)
  安値 30,064.02円  -  高値 30,381.84円
 東証出来高  1,486,00万株
 東証売買代金 3兆9283.14億円
 
9月10日の日経平均株価は反発。この日算出するSQ(特別清算指数)に絡んだ買い注文や、河野太郎氏が自民党総裁選への出馬会見を夕方から行なうと伝わると、日本の政局の閉塞感が打破されるとの期待から幅広い銘柄が買われた。この影響から終了前に370円超上げ幅を広げた。アジアの株式相場が上昇したことも支援材料となった。東証1部売買代金が5月27日(5兆5,995億円)以来の大商いとなり活況だった。また、東証株価指数(TOPIX)も反発し、26.72ポイント(1.29%)高の2,091.65と9月8日(2,079.61)ぶりに年初来高値を更新した。
 

  • 短期金融市場

 無担保コール翌日物金利  -0.01%
 

  • 債券

 国債先物・21年9月限  151.82(-0.01)
 10年長期金利  0.040%(+0.005)
 
 

【米国】

■主なマーケットデータ(9月10日)

  • 為替(9月13日6時00分)

 USDJPY 109.89-109.91
 EURJPY 129.78-129.84
 EURUSD 1.1808-1.1813
 GBPJPY  151.98-152.05
 GBPUSD 1.3830-1.3831
 
9月10日のニューヨーク外国為替市場。USDJPYは、米労働省が発表した8月米卸売物価指数(PPI、前年同月比、結果:8.3%、予想:8.2%、前回:7.8%)が予想を上回ったことを受け、長期金利が1.35%に上昇するとUSD買いが優勢となった。今回、比較可能な2010年11月以降で最大の伸びを記録し、パンデミック(世界的な大流行)がサプライチェーン(供給網)を圧迫する中、高インフレが続く見通しが大きいことを示唆している。この影響により、109.95付近に上昇。その後は横ばいとなり、この日の高値109.99や節目の110が意識され上値は重かった。終値は109.94付近。
 
なお、メスター米クリーブランド連銀総裁は米連邦準備理事会(FRB)が年内にテーパリング(金融緩和の縮小)に着手することを引き続き望んでいると述べたが影響は軽微だった。
 
EURUSDは、ほぼ横ばいで推移していたが、欧州勢参加後に1.1851付近まで上昇。一通り買われると長期金利が上昇。USDJPYの流れを受け、全般USDが買われ一時1.1810まで下落した。終値は1.1814付近。
 
EURJPYは欧州勢参加後EURUSDにつられた動きとなった。一時130.28付近まで上昇。EUR買いが一巡すると、129.77付近まで下落。終値は129.89付近。
 

  • 株式

 NYダウ平均  USD 34,607.72  -271.66 (-0.77%)
 NASDAQ総合  USD 15,115.494   -132.760 (-0.87%)
 S&P500      USD 4,458.58  -34.70(-0.77%)  
 
9月10日の米株式市場のダウ工業株30種平均は5日続落し、7月20日以来の安値。コロナウイルス感染拡大懸念が強まり売りが優勢となり、幅白く銘柄が売られた。S&P500種株価指数は週間ベースで1.7%下げ、6月半ば以来の大幅安となった。
 

  • 債券

 米国債10年 1.339(+0.042)
 

  • 商品

 NY原油(WTI) 1バレル=USD 69.72 +1.58(+2.32%)(10月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,792.10  -7.90(-0.44%)(12月渡し)
 
 

【9月10日 マーケットアナリティクス】AUDJPY 50日移動平均線に跳ね返される

今週、AUDJPYは小さな調整となったが、中期的な上昇トレンドは依然として維持されている。本日は米国時間に先駆け0.7%上昇し、50日移動平均線を飛び越え81.35で取引されている。
 
短期的な見通しとしては、JPYが50日移動平均線(現在80.95)の上で取引される限り、ブル(強気)となるだろう。ブルの次のターゲットは、今週の高値82.00付近となると思われる。中期的な上昇トレンドを確認するためには、ブルはAUDをこのレベル以上に押し上げる必要がある。
 
さらに、6月以降のAUDJPYを制限していたベア(弱気)のトレンドラインをなんとか飛び越えたことで、ブルのバイアスが強まっている。
 
一方、投資家心理が悪化しAUDが再び下落し始めると、今日の安値80.75付近が最初の需要ゾーンとなり、心理的な80レベルが次の重要なサポートになると予想される。
 
AUDJPYは、しばしば米国株と連動している。米国株が果てしなく上昇トレンドを続けているため、コモディティ(商品)通貨にもブルの圧力がかかる可能性もある。しかし、SPX(S&P 500種)とナスダック総合指数の上昇トレンドを確認するためには、新たな高値を更新する必要があり、AUDJPYが前述の82のレジスタンスを超える可能性がある。
 
追記:9月13日、日本時間6:00のAUDJPYは、80.74-80.85で取引されている

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