債務上限問題の懸念が和らぎUSD買いが優勢に

2021/10/08

【日本】USDJPY リスクオンの姿勢からリスクオフに転じ111前半の取引

■主なマーケットデータ(107日)

  • 為替(17時)

107日の東京外国為替市場。USDJPYは、前日に米債務上限問題に前進があったことを受け、リスクオンの姿勢となった。日中は小幅な上昇がみられたが、欧州勢が欧州通貨買い・USD売りから始まった影響を受けた。さらに先物市場のエネルギー価格下落や長期金利先物が低下に転じると、リスクオフの姿勢が強まり1630直前にこの日の安値111.23付近に下落。17時時点では111.29付近。

 

EURJPYは軟調。欧州勢が株高を受けたEUR買いで参入すると、この日の高値128.92付近に上昇。その後、買いが一巡すると128.63付近まで下落した。底値は固く徐々に値を戻し、17時時点では128.75付近。

 

EURUSDは、日中は小幅な値動きだったが、欧州勢参加後リスクオンのUSD売り・EUR買いが強まり1.1571付近に上昇。その後、リスクオフの姿勢が強まり、1.1560付近に下落した。しかし、底値は固く17時時点では1.1568付近。

 

  • 日本株式

 日経平均株価     27,678.21円  +149.34+0.54%

  安値 27,607.97- 高値 28,015.11

 東証出来高 1,330,87万株

 東証売買代金 29449.02億円

 

107日の日経平均株価は9日ぶりに反発。前日までの8日間で2700円超の下げとなり、自律反発の買いが優勢となった。開始から上昇し、11時過ぎに500円近く上げ幅を広げ、一時28,000円を回復したこともあった。前日の米株高や原油先物価格の上昇が一服したことも支援材料となった。午後になると、日本時間で今夜発表される米雇用統計の発表を控え様子見の相場となり徐々に値を落とした。その一方で、東証株価指数(TOPIX)は93カ月ぶりの9日続落。

 

  • 短期金融市場

 無担保コール翌日物金利  -0.009%

 

  • 債券

 国債先物・2112月限  151.40+0.10

 10年長期金利  0.070%-0.010

 

【米国】

■主なマーケットデータ(107日)

  • 為替(108601分)

 USDJPY 111.60-111.64

 EURJPY 128.92-128.98

 EURUSD 1.1551-1.1554

 GBPJPY  151.86-152.05

 GBPUSD 1.3613-1.3622

 

107日のニューヨーク外国為替市場。USDJPYは、米債務上限問題の懸念が和らぎ、株式上昇に転じるとリスクオンの姿勢が強まりUSD買いが優勢となった。前週分の新規失業保険申請件数(結果:32.6万件、予想:34.8万件、前回:36.2万件)が予想を下回る強い内容が支援材料となり、この日の高値111.65付近に上昇。長期金利が1.57%台と617日以来の水準に上昇したことも支えとなった。終値は111.63付近。

 

なお、チャック・シューマー米上院院内総務(民主党、ニューヨーク州)は、連邦債務上限を12月上旬まで引き上げることで民主党と共和党が合意したと明らかにした。早ければ同日中にも上院で可決される可能性があるという。成立すれば、米国がデフォルト(債務不履行)に陥るリスクは当面回避されることになり、株式市場は上昇した。

 

EURJPYは、債務上限問題の懸念が和らぎ株式が上昇するとリスクオンの姿勢が強まり、この日の高値129.03に上昇した。上昇基調となり、終値は128.94付近。クロスJPYも上昇し、GBPJPYは一時152.09付近、AUDJPY81.67付近、NSDJPY77.44付近まで値を上げた。

 

EURUSDは、軟調。株高を受けたリスクオンのEUR買いが強まり上昇したものの、金利上昇の影響からEUR売りが出て、方向感のない一日となった。終値は1.1552付近。

 

米エネルギー省が「現時点では戦略石油備蓄(SPR)を放出する計画はない」との見解を示し、原油先物相場が上昇。産油国通貨のCADが買われた。対USDでは一時97日以来1カ月ぶりの高値1.2540付近に上昇。対JPYでは77日以来3カ月ぶりの高値89.00付近、対EURでは昨年226日以来の高値1.4489まで値を上げた。

 

  • 株式

 NYダウ平均  USD 34,754.94  +337.95 +0.98%

 NASDAQ総合 USD 14,654.016 +152.105 +1.04%

 S&P500   USD 4,399.76  +36.21+0.82%)  

 

107日の米株式市場のダウ工業株30種平均は3日続伸。債務上限問題の先送りが合意された安堵感から終始プラス圏で推移した。1030分過ぎに600ドル近くまで上げ幅を広げ、横ばい後小幅に下落して終えた。安く始まった原油先物価格が午後に上昇した影響から短期的な企業収益への影響が懸念され、様子見の姿勢が強まったことが重しとなった。

 

  • 債券

 米国債10年 1.573+0.052

 

  • 商品

 NY原油(WTI) 1バレル=USD 78.30 +0.87+1.12%)(11月渡し)

 NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,759.20  -2.60-0.15%)(12月渡し)

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