日米金利差やテーパリング観測の継続からUSD買いが続き113台に

2021/10/12

【日本】日米金利差やリスクオンの姿勢からUSDが買われる

■主なマーケットデータ(10月11日)

  • 為替(17時)

10月11日の東京外国為替市場。USDJPYは、112後半に上昇。長期金利が先週末に1.6%台に上昇し、日米の金利差が意識されUSD買いが優勢。さらに原油先物価格と日経平均の上昇からリスクオンの姿勢が強まった。欧州勢参加後はさらに値を上げ、2018年12月以来の高値112.84付近に上昇。17時時点では112.79付近。

 

EURUSDはUSD高に押され軟調。朝方はわずかに上昇したが、日中は横ばい。欧州勢参加後に実需の買いが入り先週末の高値1.1586をわずかに上回る1.1587付近に上昇したがUSDJPYに押され上値は重かった。17時時点では1.1574付近。

 

EURJPYは堅調。徐々に値を上げ、欧州勢参加後は実需のEUR買いからさらに値を上げ、この日の高値130.68付近に上昇。しかし上値は重く、17時時点では130.54付近。

 

中国問題の懸念から半値近くまで下落していた鉄鋼石価格が値を上げ、AUDは上昇基調となった。対USDは一時0.7344付近、対JPYでは82.85付近に上昇した。

 

  • 日本株式

 日経平均株価     28,498.20円  +449.26(+1.60%)

  安値 27,893.32円  -  高値 28,581.36円

 東証出来高  1,194,17万株

 東証売買代金 2兆7085.43億円

 

10月11日の日経平均株価は3日続伸。中国の電力不足解消による短期業績への影響の軽減や長期金利上昇による日米金利差からの円安・ドル高の進行、アジア株の堅調な推移により大幅に上昇した。開始はマイナス圏で推移していたが、徐々に値を上げ11時前に500円超まで上げ幅を広げた。その後は高水準の横ばいで推移した。東証1部の値上がり銘柄は全体の8割強。セクター別では電気・ガス以外上昇した。

 

  • 短期金融市場

 無担保コール翌日物金利  -0.021%

 

  • 債券

 国債先物・21年12月限  151.20(-0.12)

 10年長期金利  0.090%(+0.010)

 

【米国】

■主なマーケットデータ(10月11日)

  • 為替(10月12日6時00分)

 USDJPY 113.27-113.34

 EURJPY 130.87-130.94

 EURUSD 1.1548-1.1553

 GBPJPY  153.99-154.11

 GBPUSD 1.3593-1.3597

 

10月11日のニューヨーク外国為替市場。USDJPYは、9月雇用統計の結果からテーパリング(金融緩和の縮小)の年内開始観測が続き安心感が広がりUSD買いが優勢となった。さらに、日米金利差も支援材料となった。日本時間の1時過ぎに2018年12月以来、約2年10カ月ぶりの高値113.41に上昇。その後は、ほぼ横ばいで推移し終値は113.31付近。

 

なお、岸田文雄首相は11日夜にテレビ東京のテレビ東京番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」に出演。公明党が衆院選公約に掲げる18歳までのすべての子どもに一律10万円を支給する案に言及した。「反対しない。ぜひ現金給付を実現したい」と語った。富裕層の金融所得への課税の見直しについては、民間企業の従業員の賃金引き上げなどに優先して取り組む必要があるとして、来年度の税制改正では取り上げない考えを示した。また、半導体の受託生産で世界最大手の台湾のTSMCがソニーグループと半導体の新しい工場を熊本県内に建設することを視野に検討を進めていることについて「経済安全保障の考え方において大変、重要な動きだ」と述べた。

 

EURJPYは東京市場での上昇基調を引き継いだ。一時7月6日以来、約3カ月ぶりの高値131.23付近に上昇したが、ドル平均がマイナス圏に沈むとEUR買いが収まり、徐々に下落。終値は130.87付近。

 

EURUSDは1.1584付近までEUR買いが進んだが、アジア時間の高値1.1587がレジスタンスとして意識されると上値は重かった。株価下落によるリスクオフのUSD買いも影響し、終了直前に、この日の安値1.1549付近に下落。終値は1.1552付近。

 

  • 株式

 NYダウ平均  USD 34,496.06  -250.19 (-0.72%)

 NASDAQ総合  USD 14,486.20  -93.34 (-0.64%)

 S&P500      USD 4,361.19  -30.15(-0.69%)  

 

10月11日の米株式市場のダウ工業株30種平均は続落。サプライチェーン問題による短期業績悪化懸念により第3四半期の決算発表を前に不安定な動きとなった。午前中は堅調な動きで200ドル超まで上げ幅を広げたが、昼頃から徐々に下落しマイナス圏に沈みそのまま終えた。原油高も重しとなっている。

 

  • コロンブスデーのため債券市場は休場

 

  • 商品

 NY原油(WTI) 1バレル=USD 80.52 +1.17(+1.47%)(11月渡し)

 NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,755.70  -1.70(-0.10%)(12月渡し)

 

 

【10月11日 マーケットアナリティクス】GBPJPY、ついにベアのトレンドラインを上抜け

今日のGBPJPYは、JPYの弱さに後押しされ1%近く上昇した。本記事執筆時点で154レベルを飛び越え、4ヶ月ぶりの高値で取引されている。

 

数ヶ月間GBPを制限していたベア(弱気)のトレンドラインをついに決定的に飛び越えることができたため、中期的な統合が終了したように見える。さらに、前回の高値である153.30の強いレジスタンスも解消され、ブル(強気)の勢いが確認された。

 

GBPJPYが153.30より上で推移する限り、短期・中期の見通しはブルと言える。したがって、このエリアへのディップは買われることが予想される。

 

このブレイクアウトの重要なレベルは、現在151.50付近にある前述のベアのトレンドラインであり、もし価格がこれを下回ればベアの圧力が再開する可能性がある。

 

上昇した場合、ブルの次のターゲットは、現在のサイクルの高値が見られる155.50ゾーンになる可能性が高い。GBPが156を上回れば長期的な上昇トレンドが確認されるだろう。

 

追記:10月12日、日本時間6:00のGBPJPYは、153.99-154.11で取引されている

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