USDJPY JPY買い要素なく円安が続き堅調に推移

2021/10/19

Noriko Sasaki
2021/10/19 7:17 JST投稿

 

【米国】

  • 為替(1019600分)

 USDJPY 114.30-114.34

 EURJPY 132.70-132.76

 EURUSD 1.1608-1.1611

 GBPJPY  156.83-157.03

 GBPUSD 1.3722-1.3730

 

1018日のニューヨーク外国為替市場。USDJPYは、朝方に発表された9月の鉱工業生産指数(前月比、結果:-1.3%、予想:0.2%、前回:0.4%)が予想を大幅に下回りUSD売りが優勢となった。9月の鉱工業生産指数は、労働力不足やサプライチェーン問題、さらにハリケーン・アイダの影響が大きかった。その後は長期金利が1.62%台から1.58%台に低下したことも重しとなり114.13に下落した。その後は、10月のNAHB住宅市場指数(結果:80、予想:76、前回:76)が3ヵ月ぶりの高水準となり、USD買いに転じ持ち直し堅調に推移。終値は114.32。依然、日銀が金利政策を示さず、欧米との金利差が大きく円安で推移し、今後もこの状況が続く見込み。

 

なお、ウォール街でインフレ予測の引上げが続いているが、米連邦準備制度理事会(FRB)のエコノミストがFOMC議事要旨で2022年のインフレ率は2%未満に低下と記していることに注目が高まっている。

 

EURUSDEURクロスの上昇から買いが優勢となった。長期金利の低下も支えとなり、先週の高値1.1619を上回る1.1622に上昇。その後は、利益確定売りにおされ小幅に下落し、終値は1.1610

 

EURJPYはクロスEURの上昇につられたEUR買いが優勢となり617日以来、約4カ月ぶりの高値132.79付近に上昇。終値は132.73

 

TRYはインフレが高まっているにも関わらず、エルドアン大統領の介入による利下げ観測から懸念が続き不安定な状況。一時、対USDで史上最安値9.3457、対JPYでも12.22に下落した。

 

  • 株式

 NYダウ平均  USD 35,258.61  -36.15 -0.10%

 NASDAQ総合 USD 15,021.809 +124.469 +0.83%

 S&P500   USD 4,486.46  +15.09+0.33%)  

 

1018日の米株式市場のダウ工業株30種平均は3日ぶりに小幅に反落。朝方に発表された9月の鉱工業生産指数が予想を大幅に下回り下落したが、徐々に好調な決算を受け昼前にプラス圏に上昇した。再びマイナス圏に沈んだが午前中に上昇した長期金利が低下し主要ハイテク銘柄に買いが入り底値を支えた。

 

  • 債券

 米国債10年 1.588+0.018

 

  • 商品

 NY原油(WTI) 1バレル=USD 81.69 -0.04-0.05%)(12月渡し)

 NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,765.70  -2.60-0.15%)(12月渡し)

 

 

【日本】USDJPY リスクオフのJPY買いが進むも、原油、長期金利上昇でUSD買いに

  • 為替(17時)

1018日の東京外国為替市場。USDJPYは、朝方は上昇したものの株安を受けリスクオフのJPY買いとなり、この日の安値114.02付近に下落。その後は原油先物価格が83.70台、さらに米長期金利が1.61%台に上昇しUSD買い・JPY売りが優勢となり徐々に値を戻した。この影響から、この日の高値114.45に上昇。その後は、短期筋の利益確定売りに押され上値が重かった。17時時点では114.29付近。

 

EURUSDは弱含み。USDJPYにつられ朝方から徐々に下落。その後は微かに値を上げたものの、この日の安値1.1572まで値を下げた。欧州勢参加後は買戻しが入り17時時点では1.1593付近に上昇。

 

EURJPYは、株安を受けリスクオフの姿勢が強まりEURが買われ、10時過ぎにこの日の安値132.15を付けた。その後は押し目買いが入ったものの、再び下落したが値を戻し17時時点では132.50付近。

 

  • 日本株式

 日経平均株価     29,025.46円  -43.17-0.15%

  安値 28,924.40- 高値 29,144.33

 東証出来高 1,084,98万株

 東証売買代金 25295.62億円

 

1018日の日経平均株価は小幅に3日ぶりに反落。先週末の米国株が3指数揃って上昇した流れを受け開始からわずかに上昇した。しかし、先週末に29,000円台を突破した影響から利益確定売りが優勢となり、マイナス圏に沈んだ。その後押し目買いが入り75円超まで上げ幅を広げたものの、再びマイナス圏に沈み下げ幅を140円超まで広げた。コロナウイルス感染者数が減少傾向となっている影響から、ディフェンシブ銘柄中心に売りが優勢。また、円安の影響から輸出関連株が買われ支えとなった。

 

  • 短期金融市場

 無担保コール翌日物金利  -0.039%

 

  • 債券

 国債先物・2112月限  151.28-0.17

 10年長期金利  0.090%+0.015

 

 

アナリストプロフィール

Noriko Sasaki

投資運用歴25年。日系銀行、シティバンク、日興シティ信託銀行の勤務や、ITベンチャー企業でのIR・広報などを経て、金融に強みを持つライターとして活躍。これまでのキャリアで培った金融の知識と、企業経営の視点、ニュースを複合的に織り交ぜたマーケット分析を得意とする。

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