良好な経済指標から米ドルは114中盤に上昇

2021/11/19

Noriko Sasaki
2021/11/19 7:30 JST投稿
 

【米国】

  • 為替(11月19日6時00分)

 米ドル円(USDJPY)    114.23-114.23 (円)
 ユーロ円(EURJPY)    129.91-129.91 (円)
 ユーロ米ドル(EURUSD) 1.1371-1.1372 (米ドル)
 ポンド円(GBPJPY)    129.91-129.91 (円)
 ポンド米ドル(GBPUSD) 1.3498-1.3498 (米ドル)
 
11月18日のニューヨーク外国為替市場。米ドル・円(USDJPY)は、朝方の良好な経済指標を受け米ドル買いが強まった。前週分の新規失業保険申請件数(結果:26.8万件、予想:26.0万件、前回:26.7万件)が発表され、コロナウイルス感染拡大により経済封鎖を実施した昨年3月以降で最も少ない申請となった。さらに11月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数(結果:39.0、予想:24.0、前回:23.8)が、予想以上に上昇し1973年来の高水準を達成した4月以来の最高を記録。これらの結果を受け米ドル買い・円売りが強まりこの日の高値114.48に上昇。その後ダウ平均が大幅に下落し、長期金利が1.57%台に低下すると米ドル売りに変わり、114.16に下落。その後小幅に値を戻し終値は114.26。
 
ユーロ・米ドル(EURUSD)は、朝方は良好な経済指標を受け米ドルが買われたが、徐々にユーロ買いが優勢となった。長期金利が低下するとさらにユーロ買いが強まり、この日の高値1.1374に上昇。その後は、高値圏で横ばいとなり終値は1.1371。
 
ユーロ・円(EURJPY)は、堅調に推移。朝方は良好な経済指標から売りが優勢となっていたが、徐々に買戻しが入り、この日の高値129.95を付けた。その後も堅調に推移し、終値は129.93。
 

  • 株式

 NYダウ平均  USD 35,870.95 -60.10 (-0.16%)
 NASDAQ総合  USD 15,993.710  +72.139 (+0.45%)最高値更新
 S&P500      USD 4,704.54  +15.87(+0.34%) 最高値更新
 
11月18日の米株式市場のダウ工業株30種平均は続落。終日マイナス圏で推移。高値圏で推移している影響から利益確定売りに押され、開始から値を下げた。10時20分に276ドルほど下げ幅を拡げた。その後は、買戻しが入り上昇し、堅調に推移した。アップルは「自動運転車開発を加速させ4年後の2025年に発売することを社内目標としている」とブルームバーグが報じるとアップル株が買われ市場を支えた。ナスダックは、好調な決算を受けた半導体関連株が買われ1週間ぶりに最高値を更新。S&P500種も1週間ぶりに最高値を更新した。
 

  • 債券

 米国債10年 1.584(-0.005)
 

  • 商品

 NY原油(WTI) 1バレル=USD 78.36 -2.40(-2.97%)(12月渡し)
 NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,870.20  +16.10(+0.87%)(12月渡し)

 

【日本】株安受けリスクオフの姿勢が強まり米ドル売り強まる
 

  • 為替(17時)

11月18日の東京外国為替市場。米ドル・円は114前半中心の値動き。米国やアジアの株式市場の下落を受けリスクを回避するリスクオフの流れが優勢となり米ドルが売られ、11時頃にこの日の安値113.88を付けた。その後は買戻しが入り小幅に上昇。14時に日経新聞電子版が19日に閣議決定する経済対策規模を報じると国債の増発が懸念され債券相場が下落し、米ドル買い・円売りが強まった。欧州勢参加後は利益確定売りが入り小幅に下落。17時時点では114.02。
 
ユーロ・米ドルは、株安を受けたリスクオンの姿勢が強まり朝方は小幅に上昇。ユーロ買いが落ち着くと、利益確定売りが優勢となり徐々に値を下げた。14時の日経新聞の経済対策規模のニュースを受け債券価格が下落し、さらに米ドル買いが強まり値を下げた。欧州勢参加後はユーロの買戻しが入り上昇し、この日の高値1.1339に上昇。17時時点では1.1334。
 
ユーロ・円は、小幅ながら上昇。朝方は、129前半の横ばいで推移。欧州勢参加後は、小幅に値を下げ、17時時点では129.24。
 

  • 日本株式

 日経平均株価     29,598.66円  -89.67(-0.30%)
  安値 29,402.57円  -  高値 29,715.95円
 東証出来高  1,220,40万株
 東証売買代金 2兆8167.10億円
 
11月18日の日経平均株価は続落。米国株式市場の下落を受け、マイナス圏で始まった。アジアの主要株価指数も下落し、リスクを回避するリスクオンの姿勢が強まった。徐々に値を下げ、11時30分前に290円近くまで下げ幅を拡げた。その後は小幅に上昇を続けたが、14時に日経新聞電子版が「政府が19日に閣議決定する経済対策の規模が財政支出ベースで55.7兆円程度」と報じると急上昇しプラス圏に浮上した場面もあった。買いが一巡すると再び下げに転じ、マイナス圏に沈み終えた。
 

  • 短期金融市場

 無担保コール翌日物金利  -0.038%
 

  • 債券

 国債先物・21年12月限  151.53(-0.09)
 10年長期金利  0.080%(+0.010)
 

アナリストプロフィール

 
Noriko Sasaki
投資運用歴25年。日系銀行、シティバンク、日興シティ信託銀行の勤務や、ITベンチャー企業でのIR・広報などを経て、金融に強みを持つライターとして活躍。これまでのキャリアで培った金融の知識と、企業経営の視点、ニュースを複合的に織り交ぜたマーケット分析を得意とする。

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