【米国】米経済指標が市場予想を上回ったことを受けて、全般でドル買いが優勢となった
為替(2025年11月6日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 154.12(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1488(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 177.06円)
ポンド円 GBP/JPY 201.14(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3050(米ドル)
11月5日のニューヨーク外国為替市場は、10月ADP全米雇用報告(予想:2.8万人、結果:4.2万人)が市場予想を上回ったことでドル買いが優勢となった。また、10月米ISM非製造業指数(予想:50.8、結果:52.4)も市場予想を上回ったこともドル相場を支えた。
米ドル円は、10月ADP全米雇用報告が市場予想を上回り、米10年債利回りの上昇とともにドル買いが優勢となった。また米ISM非製造業指数も市場予想よりも強い結果となったことで、午前1時過ぎには154.35円まで上昇し日通し高値を更新した。その後は利益確定目的の売りに押されたが、節目の154円では底堅い動きを見せた。
ユーロドルは、ADP全米雇用報告が市場予想を上回ったことでドル買いが優勢となり、23時過ぎには1.1468ドルまで安値を更新した。その後は1.1493ドルまで買い戻されるも、ISM非製造業指数でも市場予想を上回ったことで、再び1.1470ドルまで売り戻された。その後はユーロ円が底堅く推移していることにつれて1.1491ドルまでじり高に推移した。
株式
NYダウ平均 USD 47,311.12 +220.98(+0.46%)
NASDAQ総合 USD 23,497.64 +146.78(+0.62%)
S&P 500 USD 6,796.21 +23.16(+0.34%)
株式市場は、米経済指標で景気の底堅さを示す結果が相次ぎ、投資家心理の改善を意識した買いが入った。相場の割高感が意識されたハイテク株はこの日も売りが先行したが、売り一巡後は買戻しが優勢となった。
債券・商品先物
米国債10年 4.157% (+0.072)
NY原油(WTI) USD/バレル 59.47 (-1.22%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,994.8 (+1.16%)
【日本】日経平均株価が一時2,400円超下落したことで、リスク回避の円買いが先行した
為替(17時)
11月5日の東京外国為替市場は、日経平均株価が一時2,400円超下落した事でリスク回避の円買いが優勢となった。ただ、日経平均株価が下げ幅を縮小した事やダウ先物がプラス圏を回復した事で、リスク回避ムードが緩んだ事もあり円の売り戻しが優勢となった。ただ三村財務官が「最近の円の動きはファンダメンタルズから外れる」と発言した事で円安への警戒感は高まった。
米ドル円は、日経平均株価が2,400円超下落したことを受けてリスク回避の売りが先行した。前日安値の153.32円を下抜けて152.95円まで下値を拡大した。ただ、153円を割り込んだところでは買い圧力が強まりショートカバーが優勢となり、15時台には153.74円まで上値を伸ばした。ただ三村財務官の発言をきっかけに伸び悩んだ。
ユーロドルは、ドル円が下落したことを受けて1.1498ドルまで上値を伸ばしたが、円主体の値動きとなる中で1.1490ドル前後でのもみ合いが続いた。欧州勢が参入後にも大きな方向感は出無かった。
ユーロ円は、日経平均株価が下落した事でリスク回避の円買いが優勢となり、175.70円まで下値を拡大した。ただ、日経平均株価が下げ幅を縮小したことやダウ先物がプラス圏を回復した事で、リスク回避ムードも和らいだことで、176.61円まで上値を伸ばした。
債券
日本国債10年 1.655% (-0.020)
【市場主要イベント】
6日 BOE金利発表
7日 非農業部門雇用者数変化