【米国】米10年債利回り低下でドル安・株高が進行
為替(2024年2月7日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 147.84 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0756 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 159.03 (円)
ポンド円 GBP/JPY 186.29 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2599 (米ドル)
2月6日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りの低下を受けてドル安が進行した。メスター米クリーブランド連銀総裁による発言では、インフレ高が持続する可能性に懸念を示したものの「利下げを急ぐ必要性があるとは思わない」といった内容でサプライズ要素はなく相場への影響は限定的だった。
米ドル円は、米10年債利回りのじり安に伴い安値を更新し、147.81円まで円高ドル安が進行した。
147.8円台前半は過去にも抵抗していたラインが存在し、現在はサポートに転換し値動きに底堅さが出していると思われる。
ユーロドルも、米10年債利回りの低下に伴いドル売りが優勢となっている。
1.072ドル前半の底値は固く、独製造業新規受注[前月比]の好調な数字を受けて、ユーロ売りが一時後退し、1.0756ドルで引けた。
株式
NYダウ平均 USD 38,520.37 ∔141.24 (+0.37%)
NASDAQ総合 USD 15,608.99 ∔11.32(∔0.07%)
S&P500 USD 4,954.10 ∔11.90(∔0.24%)
株式市場では、米10年債利回りが低下したことで相対的な割高感が薄れ、株買いが広がった。
メスター米クリーブランド連銀総裁の発言で、利下げの手がかりを期待するも「利下げの道が開かれる可能性もあるが、具体的な時期の用意はない」と特別なサプライズ要素はなかった。
細工実売りが出たハイテク株にも買戻しが入っている。
債券・商品先物
米国債10年 4.092% (‐0.01%)
NY原油(WTI) USD/バレル 73.47 (+0.85%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2052.3 (+0.52%)
【日本】ドル売りが先行するも、欧州時間には再びドル買い
為替(17時)
2月6日の東京外国為替市場は、米10年債利回りの低下を受けてドル売りが先行した。また日本株安を受けた円買いも入り、ドルを押し下げる動きとなった。欧州時間がオープンすると米10年債利回りが4.14%まで反発上昇し、再びドル買いが優勢となった。
米ドル円は、米10年債利回りがじりじりと低下するのに合わせて東京時間で148.36円の安値を付けた。欧州時間になると米10年債利回りが反発上昇しドル円も148.5円台まで持ち直した。
148円台後半の上値は重たいものの、下値も堅く揉み合いが続いている。
ユーロドルは東京時間オープンから堅調で16時に発表された独製造業新規受注[前月比](予想:‐0.2%、結果:8.9%)の良好な結果を受けて1.0762ドルまでユーロ高が進んだ。
ユーロ円も独製造業新規受注の良好な結果を受けて、159.78円の高値を付けているが、前日ニューヨーク時間からのレンジの範囲で揉み合いが続き159.68円で引けた。
債券
10年長期金利 0.723% (+0.009)
【市場主要イベント】
2月 9日 加 1月新規雇用者数
加 1月失業率