7:37 JST投稿
【米国】
為替(9月13日6時06分)
米ドル円(USDJPY) 142.83-142.86 (円)
ユーロ円(EURJPY) 144.59-144.62 (円)
ユーロ米ドル(EURUSD) 1.0121-1.0122 (米ドル)
ポンド円(GBPJPY) 166.86-167.00 (円)
ポンド米ドル(GBPUSD) 1.1679-1.1687 (米ドル)
9月12日のニューヨーク外国為替市場では、ニューヨーク連銀が発表した最新の消費者調査でインフレ期待が低下した上、8月の米消費者物価指数(CPI)がガソリン価格の下落から2カ月連続で減速を示す可能性が強まっている。これらの要因から、ドル安に転じた。
ニューヨーク連銀の最新の消費者調査では、3年後のインフレ期待が8月に2.8%に低下。7月は3.2%、6月は3.6%だった。1年後では5.7%に低下。7月は6.2%で、5年後のインフレ期待は2%と、前月の2.3%を下回っている。
2年債と10年債(長期金利)の利回りは、49日連続で逆転(逆イールド)した。終値ベースで2年債が3.576%、10年債が3.358%となっている。
米ドル・円(USDJPY)は、ニューヨーク連銀の最新調査やCPIで鈍化の見通しが強まり142.16円まで値を下げた。その後は低調な10年債入札結果を契機に長期金利が徐々に上昇したこともプラスとなり、米ドル買いが強まり142.85円に持ち直し、142.84円で終えている。
ユーロ・米ドル(EURUSD)は、EUのエネルギー草案でエネルギー企業への課税や電力の使用削減義務化が盛り込まれるとの報道から欧州景気への懸念が強まり、投資家心理が冷え込んだ。朝方に1.0106ドルまで値を下げたが、デギンドス副総裁やドイツ連銀のナーゲル総裁が追加利上げの可能性を示唆した。これにより、下げ止まり終値は1.0122ドルとなった。
ユーロ・円(EURJPY)は、欧州時間から欧州景気後退への懸念から徐々に値を下げた。144.14円まで値を下げるも、デギンドス副総裁やドイツ連銀のナーゲル総裁が追加利上げの可能性を示唆すると小幅な上昇に転じ終値は144.59円だった。
株式
NYダウ平均 USD 32,381.34 +229.63(+0.71%)
NASDAQ総合 USD 12,266.411 +154.104 (+1.27%)
S&P500 USD 4,110.41 +43.05(+1.05%)
9月12日の米株式市場のダウ工業株30種平均は、4日連続で前日の終値を上回った。米ドル高が連日で一旦落ち着き、13日発表の8月米消費者物価指数(CPI)が減速するとの予想から終日で前日の終値を上回る取引となった。新型iPhoneの良好な予約状況からアップルの株価が一時4.4%上昇と5月以来の大幅高となったことも後押しとなり、3指数揃って値を上げ終えた。
債券
米国債10年 3.358%(+0.037)
商品
NY原油(WTI) 1バレル=USD 87.78 +0.99(+1.14%)(10月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,740.6 +12.00(+0.69%)(12月渡し)
【日本】日米金利差から、再び米ドル買い強まる
為替(17時)
9月12日の東京外国為替市場では、朝方は先週末の黒田日銀総裁の円安けん制発言が意識され値を下げる場面もあったが、日米金融政策の違いが意識されると米ドル買いが強まっている。
米ドル・円は、朝方は143円近くまで値を上げたが先週末の黒田総裁の円安けん制発言が意識され142.34円まで値を下げた。しかしながら、時間外の米長期金利の上昇や日米金利差が意識されると米ドル買いが優勢となり、この日の高値143.50円を付けている。その後は徐々に値を下げ17時時点では142.76円となった。
ユーロ・米ドルは、朝方は大きな動きが出なかったものの、ナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁の利上げ継続が必要との見解から欧州勢参加後に大幅に値を上げた。約1ヵ月ぶりの高値1.0127ドルを付け、17時時点では1.0175ドルだった。
ユーロ・円は、ユーロ・米ドルの動きにつられ徐々に値を上げた。欧州勢参加後にユーロ買いが強まり2014年12月30日以来、約8年ぶりの高値145.64円を付け、17時時点では145.27円で取引されている。
債券
国債先物・22年9月限 148.71 (+0.08)
10年長期金利 0.245%(変化なし)