【米国】
為替(2023年4月29日6時00分)
米ドル円 USD/JPY 136.31 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1017 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 150.09 (円)
ポンド円 GBP/JPY 171.12 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2568 (米ドル)
4月28日のニューヨーク外国為替市場では、円売り・米ドル買いが優勢の展開となった。東京時間に発表された日銀金融政策決定会合の内容を受けた円売りの流れを引き継いだ。また、この日発表されたシカゴ購買部協会景気指数(PMI)(前回43.8、予想43.2、結果48.6)が市場予想を上回り、FRB(米連邦準備理事会)による利上げが継続するとの見方から米ドルが買われた。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.06%、10年債が3.52%となっている。
米ドル円は136.07円で取引を開始。徐々に水準を切り上げ、一時は136.56円まで上昇した。引けにかけては若干売り戻されたものの、136.31円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0985ドルで始まり、一時は1.1045ドルまで上昇。ただし、その後は押し戻されて1.1018ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2568ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は米ドル円と似た値動きとなった。149.37円で取引を開始すると、時間の経過とともに水準を切り上げた。一時は大節目の1ユーロ150円台を突破して150.43円まで上昇。そのまま150.09円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,826.16 +524.29 (+1.57%)
NASDAQ総合 USD 12,142.24 +287.88 (+2.43%)
S&P500 USD 4,135.35 +79.36 (+1.96%)
4月28日の米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。良好な米経済指標が株式相場の追い風となった。個別では電子商取引大手アマゾンが売られた一方、半導体大手インテルなどの上昇が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.5233% (+0.075)
NY原油(WTI) USD/バレル 74.77 (+0.63%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,996.80 (+0.04%)
【日本】 日銀は1年強かけて政策検証へ、当面は緩和継続との見方で円売り進行
為替(17時)
4月28日の東京外国為替市場では、円が大幅に売られる展開となった。日銀は27~28日に植田日銀総裁が就任してから最初の金融政策決定会合を行い、大方の予想通り大規模な金融緩和政策の維持を発表した。声明では、1年から1年半程度の時間をかけて、過去25年間の金融緩和政策のレビューを行うとされた。市場では、レビューの結果が出てくるまで現行の金融政策が大きく変更される可能性が低いとの見方が拡大。利上げを行っている米国や欧州の中央銀行と日銀との政策スタンスの違いから、円が大幅に売られた。
米ドル円は133.92円で取引を開始。朝方は一部経済メディアからの日銀金融政策に関するリーク記事を受けて一時133.60円まで下落。しかし、午後1時に日銀金融政策決定会合の結果が発表されると、一時は135.86円まで上昇した。引けにかけても強含む展開となり、135.64円で取引を終えた。
ユーロドルは1.1027ドルで始まると、徐々に水準を切り下げる展開となった。一時は1.1039ドルまで上昇したものの、午後になると一時1.0977ドルまで下落。1.0991ドルで引けた。
ユーロ円は147.58円で取引を開始。日銀金融政策決定会合の結果を受けて急速に上昇し、一時は149.50円まで水準を切り上げた。149.00円まで上昇して取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.455% (-0.003)
【注目の市場イベント】
5月1日:ISM製造業景気指数
5月2日:ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(コア)(前年比)(速報)
5月5日:米失業率、非農業部門雇用者数(NFP)(前月比)