米ドル円が小動きとなるなか、ユーロが買われる展開に

【米国】

為替(2023年10月20日  6時00分)
米ドル円      USD/JPY  149.80  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0582  (米ドル)
ユーロ円      EUR/JPY   158.51  (円)
ポンド円      GBP/JPY   181.82  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2141  (米ドル)

10月19日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが買われる展開となった。米ドル円が小動きとなった一方、ユーロは対円と対米ドルでともに上昇した。パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長は講演で地政学的緊張の高まりについて言及した一方、金利水準や期間が十分でない可能性があると述べ、これを受けて米長期金利が上昇した。なお、この日発表された米新規失業保険申請件数(前回209千件、予想211千件、結果198千件)は市場予想を下回った。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.16%、10年債が4.98%となっている。

米ドル円は149.86円で取引を開始。売り買いが交錯する展開となり、高値149.96円と安値149.68円の範囲で推移した。引けにかけても方向感なく推移し、149.8円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0558ドルで始まると、徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は1.0616ドルまで上昇し、引けにかけてはやや上値の重い展開となったが、1.0582ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2141ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は158.22円で取引を開始。この日はユーロ米ドルと似た値動きとなり、徐々に水準を切り上げると、一時は158.94円まで上昇した。引けにかけてはやや軟調に推移し、158.51円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  33,414.17   -250.91 (-0.75%)
NASDAQ総合  USD  13,186.18   -128.11 (-0.96%)
S&P500        USD    4,278.00    -36.6 (-0.85%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は続落となった。米長期金利が上昇したことを受けて、株式相場にとって重しとなる状況が意識された。個別では電気自動車大手テスラや製薬大手イーライリリーなどの下落が目立った一方、動画配信大手ネットフリックスやソフトウェア大手マイクロソフトなどが上昇した。

債券・商品先物
米国債10年                     4.9877%  (+0.088)
NY原油(WTI)   USD/バレル    89.16  (+2.29%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,986.8  (+1.34%)
 

【日本】 国内株安が重しとなり、主要通貨ペアは小動きに終始


為替(17時)
10月19日の東京外国為替市場では、主要通貨ペアはいずれも小動きに終始した。国内株式相場が軟調に推移したことから、一時はリスク回避に伴う円買いが優勢となった。一方、米長期金利が上昇したことを受けて、日米金利差の拡大を意識した円売り・米ドル買いも見られた。

米ドル円は149.8円で取引を開始。売り買いが交錯する展開となり、高値149.89円と安値149.67円の値幅で推移した。そのまま方向感なく推移し、149.8円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0536ドルで始まると、一時は1.0528ドルまで下落した。しかし、その後は小幅に上昇し、一時は1.0548ドルまで上昇。1.0538ドルで引けた。

ユーロ円は157.83円で取引を開始。この日は小動きに終始し、高値157.98円と安値157.68円のレンジで推移。引けにかけても方向感のない展開が続き、157.86円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.8416% (+0.039)

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