【米国】
為替(2023年6月21日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 141.43 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0918 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 154.42 (円)
ポンド円 GBP/JPY 180.46 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2762 (米ドル)
6月20日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルがやや売られる展開となった。FRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めで米景気が冷え込むとの見方が広がり、米長期金利が低下。米ドルの重石となった。この日発表された米住宅着工件数(前回1,401千件、予想1,398千件、結果1,631千件)は市場予想を大幅に上回り、住宅セクターの回復によるインフレ再燃が意識された。21~22日にはパウエルFRB議長による議会証言を控えており、前回のFOMC(米連邦公開市場委員会)と同様にタカ派的な発言をするとの警戒感が強い。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.69%、10年債が3.72%となっている。
米ドル円は141.38円で取引を開始。一時は141.75円まで上昇したものの、その後は軟調に推移し、141.22円まで下落する場面があった。引けにかけても上値の重い展開となり、141.43円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0929ドルで始まると、一時は1.0893ドルまで下落した。しかし、その後は徐々に下値を切り上げる展開となり、1.0918ドルまで回復して引けた。ポンドは、対米ドルで1.2762ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は154.51円で取引を開始。取引時間の前半は軟調に推移し、一時154.05円まで下落した。しかし、午後になると徐々に持ち直し、154.42円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 34,053.87 -245.25 (-0.72%)
NASDAQ総合 USD 13,667.29 -22.27 (-0.16%)
S&P500 USD 4,388.71 -20.88 (-0.47%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は続落となった。パウエルFRB議長による議会証言を控えて、金融引き締め長期化への警戒が広がった。また、中国経済の先行きに対する不安も強かった。個別では電気自動車大手テスラや半導体大手エヌビディアなどが上昇した一方、同じく半導体大手インテルやスポーツ用品大手ナイキなどの下落が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.7207% (-0.046)
NY原油(WTI) USD/バレル 70.86 (-0.90%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,948.6 (-0.69%)
【日本】 中国不安や日本政府要人の円安牽制発言を受け売り買いが交錯
為替(17時)
6月20日の東京外国為替市場では、主要通貨ペアは売り買いが交錯する展開となった。朝方は国内勢によるドル買いが進行したが、その後は中国経済への警戒感や日本政府要人による円安を牽制する発言を受け、円が買い戻される展開となった。この日、中国人民銀行は10か月ぶりに利下げを発表し、市場では不動産市場などの弱さが意識された。
米ドル円は141.92円で取引を開始。その後は売り買いが交錯する展開となった。一時は142.25円まで上昇したものの、正午頃には一転して141.58円まで下落した。その後も上下動を伴いつつ、141.76円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0922ドルで始まると、朝方はやや軟調に推移し、一時は1.0911ドルまで下落した。しかし、夕方にかけては強含む展開となり、一時は1.0946ドルまで上昇。そのまま1.0944ドルで引けた。
ユーロ円は154.98円で取引を開始。方向感を欠く展開となり、高値155.38円と安値154.59円の範囲で上下動を繰り返した。155.15円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.3849% (-0.010)