ECBの金融政策を巡る報道や欧州金利上昇を受けてユーロが買われる

【米国】

為替(2023年9月19日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY  147.6  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0692  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   157.82  (円)
ポンド円         GBP/JPY   182.77  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2384  (米ドル)

9月18日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが買われる展開となった。9月の米NAHB住宅市場指数が市場予想を下回ったことで米長期金利が低下し、その一方でドイツの長期金利が上昇したことを背景に、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。また、「ECB(欧州中央銀行)は過剰流動性に対処する方法を議論する予定」などと一部で報じられて。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.03%、10年債が4.30%となっている。

米ドル円は147.62円で取引を開始。この日は方向感を欠く展開となった。一時は147.77円まで上昇したものの、取引時間の後半には一時147.58円まで下落。そのまま147.60円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0663ドルで始まると、急速に水準を切り上げる展開となり、一時は1.0699ドルまで上昇した。その後いったんは売られる場面があったものの、引けにかけては再び反発し、1.0693ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2384ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は157.41円で取引を開始。ユーロ米ドルと近しい値動きとなり、一時は157.94円まで上昇した。引けにかけても底堅く推移し、157.82円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  34,624.3   +6.06 (+0.02%)
NASDAQ総合   USD  13,710.24   +1.89 (+0.01%)
S&P500           USD    4,453.53   +3.21 (+0.07%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は小動きとなった。原油高によるインフレ圧力の強まりが警戒されるなか、ディフェンシブ銘柄の一角に買いが入った。個別では電子機器大手アップルやカード決済大手ビザなどが上昇した一方、電気自動車大手テスラやソフトウェア大手オラクルなどが下落した。

債券・商品先物
米国債10年                          4.3065%  (-0.023)
NY原油(WTI)   USD/バレル    90.99  (+0.24%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,955.2  (+0.46%)
 

【日本】 米政策決定を控えて様子見ムード、円はやや買われる

為替(17時)
9月18日の東京外国為替市場では、様子見ムードが強かったものの、そうした中でやや円が買われる展開となった。翌日から開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて、ポジションを積極的に傾けにくい状況となった。米ドル円は1ドル148円台を目前に押し戻されると、やや押し戻される展開が続いた。

米ドル円は147.79円で取引を開始。朝方に一時147.88円まで上昇したものの、その後は徐々に水準を切り下げる展開となった。一時は147.56円まで下落。引けにかけてはやや反発して147.72円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0665ドルで始まると、終始売り買いが交錯する展開となった。高値1.0678ドルと安値1.0658ドルのレンジで推移し、1.0662ドルで引けた。

ユーロ円は157.62円で取引を開始。一時は157.78円まで上昇したものの、その後は小幅ながら徐々に水準を切り下げる展開となった。一時は157.35円まで下落し、157.5円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.705% (-0.000)

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