米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が再び高まる

【米国】米1月小売売上高の低調な結果を受けてドル売り

為替(2024年2月16日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY   149.95  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0771  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   161.52 (円)
ポンド円         GBP/JPY   188.89  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2596  (米ドル)

2月15日のニューヨーク外国為替市場は、米1月小売売上高(予想:‐0.1%、結果:‐0.8%)の低調な結果を受けて、ドルが売られる展開となった。
米10年債利回りも4.18%まで下げたが、その後は反発上昇し4.25%を回復したことも受けドルの買戻しもあったが、16日には米生産者物価指数(PPI)やミシガン大消費者信頼感指数【速報値】の控えているため、その結果を見定めたいとの声も多く、積極的な取引は控えられた。

米ドル円は、米1月小売売上高の低調な結果を受けて、150円を割り込み149.53円まで安値を押し下げた。その後米10年債利回りの反発上昇もあり、ドルが買い戻されたが150.24銭までで、再び150円を割り込み149.95円で引けた。

ユーロドルは、米1月小売売上高の結果を受けてドル売りユーロ買いが進行し、1.0784ドルの高値を付けるも、米10年債利回りの低下が一服し反発上昇するとドルが買い戻された。
その後は小幅な動きでもみ合い、1.0771ドルで引けた。

株式
NYダウ平均      USD   38,771.81   +329.98 (+0.85%)
NASDAQ総合    USD  15,905.96 +51.20(+0.32%)
S&P500             USD   5,030.15 +27.92(+0.55%)

株式市場では、米1月小売売上高の低調な結果を受けて、連邦準備理事会(FRB)による早期利下げへの期待が再び強まった。
13日の米消費者物価指数(CPI)の結果を受けての下落を買い戻す勢いで、NYダウ平均は前日比+329ドルと大幅に伸びた。

債券・商品先物
米国債10年                              4.236% (‐0.031)
NY原油(WTI)     USD/バレル    77.61 (+1.73%)
NY金(COMEX)   USD/オンス   2,016.1  (+0.60%)
 

【日本】米小売売上高の発表を前に様子見ムード


為替(17時)
2月15日の東京外国為替市場は、米10年債利回りが東京時間オープンと同時に下落しドル売りが先行した。午前中に4.22%まで下落し、午後に反発上昇したもののロンドン時間オープン後に再び下落し、午前中に着けた4.22%の安値まで下げて引けた。
22時30分に控えている米小売売上高の発表を前に様子見ムードで積極的な取引は控えられている。

米ドル円は、米10年債利回りが低下しドルが売られたことで、円高ドル安が進行し150.05円まで安値を押し下げた。引けにかけては上昇したものの、戻りは150.21円までにとどめ上値の重い動きとなっている。

ユーロドルは、底堅いが手掛かりとなるようなニュースが乏しく上値も1.0741ドルまでと動きは限定的で方向感のない小幅な動きとなった。

ユーロ円は、米ドル円と同じで東京オープンと同時に円が買われる展開となった。161.02円まで値を下げたが底値は固く、ロンドン勢が市場に入ってくるとユーロが買われ161.25円まで上昇したが、上値は重く161.21円で引けた。

債券
10年長期金利  0.735% (‐0.021)

【市場主要イベント】
2月16日 米 生産者物価指数
                 生産者物価指数【コア】
                 ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】

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