【米国】雇用市場に不安感が強まる
為替(2024年2月28日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 150.49 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0844 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 163.20 (円)
ポンド円 GBP/JPY 190.83 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2680 (米ドル)
2月27日のニューヨーク外国為替市場は、米消費者信頼感指数(予想:115.0、結果:106.7)の予想外の悪い結果に、労働市場への不安が強まった。米7年債入札は、応札倍率は2.58倍で過去入札平均の2.56倍を上回り需要は強かった。米国債相場は下げ止まり、米10年債利回りは4.3%台から4.28%まで低下した。
米ドル円は、米耐久財受注(予想:-4.5%、結果:-6.1%)の予想をした回る結果を見て150.07円まで下押すも、その後はドルが買い戻される結果となった。一時米10年債利回りの低下を受けてドル売り円買いが進む場面もあったが、150.29円までで下押しは限定的だった。その後は再びドル売り円買いが進み、150.58円の高値を付け、150.49円で引けた。
ユーロドルは、揉み合う展開となった。ニューヨーク時間オープン後はドルが買われ、1.0837ドルまで下押すも20日と23日の高値がサポートラインとなり再びユーロ買いが進んだ。しかし上値も重くユーロ買いは1.0857までにとどまり、1.0844ドルで引けた。
株式
NYダウ平均 USD 38,972.06 -91.48(-0.23%)
NASDAQ総合 USD 16,037.65 +62.5(+0.39%)
S&P500 USD 5,079.82 +10.74(+0.21%)
株式市場では、NYダウ平均が続落。高値圏の警戒感から上値は重かった。米長期金利の上昇も上値の重しとなり、伸び悩んだ。
ハイテク株比率が高いナスダックも、一時下押す場面もあったがアルファベットやメタプラットフォームズが特に上昇し、買い支えられた。
債券・商品先物
米国債10年 4.311 (+0.031)
NY原油(WTI) USD/バレル 78.36 (+6.80%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2039.5 (-0.12%)
【日本】日経平均株価の下落や米10年債利回りの下落で、円買いが進
為替(17時)
2月27日の東京外国為替市場は、午前中は米10年債利回りが4.27%台で揉み合っていたが、16時になると下落し、揉み合っていた4.27%を割り込んだ。
米ドル円は、日経平均株価が一時マイナス圏へ下落したことなどを受け、高い水準で積みあがった円売りポジションを圧縮する形で、円買い買い戻される形となった。また米10年債利回りが下落したこともドル売り円買いの後押しとなり、前日終値とくらべ33銭安の150.35円で引けた。
ユーロドルは、1.0850ドル前後でもみ合っていたが、底値は固く16時以降は米10年債利回りの低下を受けて、前日高値の1.0859ドルを上抜け、1.0862ドルの高値を付けた。2月仏消費者信頼感指数が予想を下回ると伸び悩んだが、下押しも限定的で、1.0855ドルで引けた。
ユーロ円は、上値が重く午前中は163.28円を挟み、もみ合いが続いていた。何度か上を試すもドル円の下落につられて、引けにかけては午前中の揉み合いを割り込み、163.22円で引けた。
債券
10年長期金利 0.687% (+0.007)
【市場主要イベント】
28日 豪 消費者物価指数
新 RBNZ政策金利発表
米 第4四半期GDP
米 ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
米 ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言
米 5年債入札
29日 豪 小売売上高
加 第4四半期GDP
米 PCEデフレーター
米 7年債入札
1 日 米 ISM製造業景況指数
米 ミシガン大消費者物価指数