【米国】米消費者物価指数の結果を受けて、ドルが乱高下
為替(2024年3月13日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 147.65 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0926 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 161.33 (円)
ポンド円 GBP/JPY 188.88 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2792 (米ドル)
3月12日のニューヨーク外国為替市場は、米消費者物価指数(CPI)(予想:3.1%、結果:3.2%)と消費者物価指数コア(予想:3.7%、結果:3.8%)が予想を上回る結果となると、ドル買いが優勢となる。しかし米10年債利回りが4.08%台まで低下すると一転ドル売りが優勢となった。その後米10年債利回りが再び上昇したことで、再びドル買い優勢で落ち着いた。
米ドル円は、米CPIの結果を受けてドル買いが進行し148.17円まで上値を伸ばした。しかし米10年債利回りが4.081%まで低下すると急落し147.06円まで失速した。もっとも米10年債利回りが反転上昇すると147円台後半まで持ち直した。その後は揉み合い147.65円で引けた。
ユーロドルは、米消費者物価指数の結果と米10年債利回りの上昇と下落を受けて、値動きも乱高下した。一時ドル買い優勢となり、1.0906ドルまで安値を押し下げたがドル買いが一服すると1.0927ドルまで持ち直し引けた。
株式
NYダウ平均 USD 39,000.08 +232.67(+0.60%)
NASDAQ総合 USD 16,263.09 +241.63(1.50%)
S&P500 USD 5,174.93 +56.27(+1.09%)
株式市場では、米消費者物価指数の予想を上回る結果をみて、米10年債利回りが上昇すると、株の相対的な割高感が意識され一時下げる場面もあったが、米連邦準備理事会(FRB)が注視している住居費を除くコアCPIが前月から鈍化したことが好感し、買いが優勢となった。
債券・商品先物
米国債10年 4.153 (+0.053)
NY原油(WTI) USD/バレル 77.68 (-0.11%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,163.9 (-1.14%)
【日本】植田日銀総裁の発言を受けて、円売りが進行
為替(17時)
3月12日の東京外国為替市場は、植田日銀総裁の「景気は一部統計で弱めの動きも緩やかに回復」「今週は追加的なデータも出てくるため、総合的に判断し適切な判断を下していきたい」と政策修正に踏み込んだ発言がなかったことで、一時円売りが進行した。
米ドル円は、植田日銀総裁の発言を受けて円売りが進行した。一時147.59円まで上値を伸ばした。一部報道で「日銀会合でマイナス金利解除の是正議論する見通し」と報じたことで、147.20円まで押し下げたがすぐに買い戻された。その後147.40円前後でもみ合いが続き147.33円で引けた。
ユーロドルは、東京オープンからじり高となり1.0939ドルまで上値を押し上げた。しかし、大きく動くようなきっかけはなく揉み合いが続いた。引けにかけて、英雇用データの軟調な結果を受け英長期金利が低下したことでユーロ売りが進行し1.0931まで押し下げて引けた。
ユーロ円は、植田日銀総裁の発言を受けての円売りが進み前日の下落を買い戻す形となった。その後は日銀会合の一部報道をうけて161.01円まで売りが反応するも、すぐに買い戻され161円前後でもみ合った。英雇用データで週平均賃金が一部市場予想を下回ったことで再び売りに押される形となった。
債券
10年長期金利 0.756% (+0.028)
【市場主要イベント】
13日 英 GDP
英 鉱工業生産
英 製造業生産高
英 商品貿易収支
14日 米 小売売上高
生産者物価指数
15日 米 ミシガン大消費者信頼感指数