【米国】米10年債利回りの上昇とロンドンフィキシングでドル買いが優勢となった
為替(2024年3月26日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 151.53 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0829 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 163.96 (円)
ポンド円 GBP/JPY 191.38 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2627 (米ドル)
3月26日のニューヨーク外国為替市場は、米2月耐久財受注額前月比(予想:+1.1%、結果:+1.4%)が予想を上回る結果となり、米10年債利回りも4.27%台まで上昇した事で、ドル買いが優勢となった。月末・期末が近いということもあり、ロンドンフィキシングにかけてはドル買いのフローが強くなった。
米ドル円は、米10年債利回りが4.273%まで上昇すると円売りドル買いが先行した。月末・期末が近づく中でロンドンフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると前日高値の151.54円を上抜けて151.60円まで上昇した。その後米10年債利回りが上昇幅を縮小するとドル買いの流れは落ち着き揉み合いが続いた。
ユーロドルは、ロンドン時間に1.0864ドルまで上昇したが、米10年債利回りの上昇を受けて次第にユーロ売りドル買いの流れに傾いた。ロンドンフィキシングにかけては、ドル買いの流れが発生し、1.0824ドルまで安値を押し下げた。しかし米10年債利回りの上昇が一服すると、揉み合い1.0829ドルで引けた。
株式
NYダウ平均 USD 39,297.91 -15.54(-0.03%)
NASDAQ総合 USD 16,323.16 -62.33(-0.38%)
S&P500 USD 5,203.42 -15.63(-0.29%)
株式市場では、揉み合いが続いていたが終盤にかけては失速した。月末・四半期末が近づいているタイミングで、機関投資家による利益確定目的の売りが出やすくなった。また今週金曜日は多くの国が休場ということもあり、3連休前のポジション整理の売りも出やすかった。
エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)に売りが出た半面で、テスラは買いが優勢となった。
債券・商品先物
米国債10年 4.234 (-0.013)
NY原油(WTI) USD/バレル 80.97 (-0.97%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,179.5 (+0.34%)
【日本】日本当局による円買い介入への警戒感から、対円で上値が重い展開が続く
為替(17時)
3月26日の東京外国為替市場は、日米の金利差を意識した円売りがあった一方で、日本当局による円買い介入への警戒感もあり、方向感なくもみ合った。米10年債利回りは一時4.247%まで上昇したが、勢いはなく積極的なドル買いにはならなかった。
米ドル円は、東京オープン直後と正午ごろに151.4円台前半で抑えられ上値の重さを確認すると、安値を徐々に切り下げて151.26円まで安値を押し下げた。日米金利差を意識した円売りがある一方で、日本当局の円買い介入への警戒感から、上値が重い展開が続いている。
ユーロドルは、午前中はもみ合いが続き午後になるとじり高となり1.0852ドルまで上値を伸ばし日通し高値を付けたものの、その後は買いが一服し1.0839ドルまで売り戻された。上値は重く方向感が出ないまま引けた。
ユーロ円は、163.97円~164.24円の小幅な範囲でもみ合いとなった。午前中はもみ合いが続き、午後になると164.24円まで上値を伸ばすも上値は重く、買いが一服すると164.03円まで売り戻され、方向感なく引けた。
債券
10年長期金利 0.736% (-0.008)
【市場主要イベント】
27日 豪 消費者物価指数
ユーロ 消費者信頼感
ユーロ 経済信頼感
28日 豪 小売売上高
独 小売売上高
英 第4四半期GDP
加 GDP
米 第4四半期GDP
米 ミシガン大消費者信頼感指数
29日 日 東京消費者物価指数
米 PCEデフレーター