初の日米韓財務相会合が開かれ、相場は円安への警戒感が高まった

【米国】米10年債利回りの低下すると全般ドル売りが進行した

為替(2024年4月18日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY   154.34  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0671  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   164.70 (円)
ポンド円         GBP/JPY   192.25  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2453    (米ドル)

4月17日のニューヨーク外国為替市場は、初の日米韓財務相会合が開かれ「最近の急速な円安・ウォン安への日韓の深刻な懸念を認識し外国為替市場の動向について引き続き緊密に協議する」と盛り込んだ共同声明を発表した。これにより、円買いが進行した。

米ドル円は3営業ぶりに反落した。155円を目前に日本当局による為替介入への警戒感が高まる中で、米10年債利回りの低下に伴う売りが出た。日米韓の財務相会合が開かれたことで、より警戒感を高まり、相場を押し下げたことで一時154.15円まで安値を押し下げた。

ユーロドルは、米10年債利回りの低下を手掛かりにユーロ買いドル売りが先行した。一時前日高値の1.0654ドルを前に伸び悩んだものの、米20年債入札後に米金利が低下幅を広げると、全般でドル売り優勢となり1.0679ドルの日通し高値を付けた。

株式
NYダウ平均       USD   37,744.15      -62.21(-0.16%)
NASDAQ総合    USD   15,682.18      -181.82(-1.14%)
S&P500             USD    5,021.62         -28.96(-0.57%)

株式市場では、決算内容が嫌気されたトラベラーズが売られた。またオランダの半導体大手ASMLホールディングが発表した決算もさえない内容となり、売りが出やすくなったため相場の重しとなった。ただ、下落相場が続いた後だけに値ごろ感から買いも入りやすかったため下値は限定的だった。

債券・商品先物
米国債10年                               4.589     (-0.080)
NY原油(WTI)     USD/バレル   82.19     (-2.91%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   2,376.6  (-0.95%)
 

【日本】英消費者物価指数が予想を上回り、欧州通貨買いが優勢となった

為替(17時)
4月17日の東京外国為替市場は、英消費者物価指数(予想:0.4%、結果:0.6%)が市場予想を上回ると、欧州通貨を中心にドル売りが優勢となった。また米10年債利回りが4.643%まで下落したこともドル売りを加速させた。

米ドル円は、揉み合いが続いた。15時に英消費者物価指数が予想を上回ると、欧州通貨を中心にドル売りの流れが出た。それにつられてドル円も下落したが154.45円までで底値は固く、その後は154.63円まで買い戻された。

ユーロドルは、午後からドル買いが進行し1.0600ドルを試す動きもあったが底値は固く買い戻された。その後米10年債利回りが4.64%台まで低下したことや、経済指標の発表後にポンドに対してドルが売られると、ユーロドルも小幅ながらも強含んだ。

ユーロ円は、正午から15時頃にかけて弱含んだが、ダウ先物がプラス圏を回復したことや、欧州株式市場も反発していることで反発上昇し、164.36円まで買い戻された。英消費者物価指数が市場予想を上回ったことも相場を下支えした。

債券
10年長期金利  0.883% (-0.019)

【市場主要イベント】
18日 英 失業率
        英 新規雇用者数
        米 新規失業保険申請件数
        米 中古住宅販売件数
19日 日 全国消費者物価指数
        英 小売売上高
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