【米国】米PMI速報値の良好な結果を受け、米10年債利回りは4.49%まで上昇
為替(2024年5月24日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 156.89 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0811 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 169.69 (円)
ポンド円 GBP/JPY 199.21 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2697 (米ドル)
5月23日のニューヨーク外国為替市場は、前週分の新規失業保険申請件数(予想:22.0万件、結果:21.5万件)が予想より良好で、製造業PMI(予想:50.0、結果:50.9)やサービス部門PMI(予想:51.3、結果:54.8)が予想を上回ったことで全般ドル買いが優勢となった。ただ米株式市場が軟調な推移となると、リスク回避のドル売りも入り安い場面もあった。
米ドル円は、米10年債利回りが4.41%まで低下したことで、ドル売りが先行した。ただ、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容であることがわかると一転して買戻しが入った。5月米製造業・サービス業PMI速報値も予想を上回ったことも相場を下支えし、157.19円まで上値を伸ばした。もっとも買いが一巡後は、米株式市場でダウ平均が600ドル超下げた事でリスク回避の円買いが入り、やや高値を切り下げた。
ユーロドルは、5月の独・ユーロ圏PMI速報値が概ね良好な内容だったことを受けてユーロ買い・ドル売りが先行し1.0860ドルの日通し高値を付けた。ただ、前日の高値1.0864ドルが目先のレジスタンスとして意識されると失速した。5月米PMI速報値が予想を上回ったことで米10年債利回りが上昇し、全般でドル買いが進行し27時台に1.0804ドルの日通し安値を付けた。
株式
NYダウ平均 USD 39,066.89 -602.69(-1.51%)
NASDAQ総合 USD 16,735.59 -64.35(-0.38%)
S&P500 USD 5,268.32 -38.26(-0.72%)
株式市場では、前週分の新規失業保険申請件数や5月製造業・サービス業PMI速報値が予想より強い内容だったことがわかると、米長期金利が上昇した。これにより株式の相対的な割高感が意識され売りが広がった。前日のFOMC議事要旨がタカ派的と受け止められたことも相場の重しとなった。
債券・商品先物
米国債10年 4.477 (+0.051)
NY原油(WTI) USD/バレル 76.74 (-0.38%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,330.6 (-2.17%)
【日本】日銀国債買い入れ額を前回から据え置きで、円売りが進行
為替(17時)
5月23日の東京外国為替市場は、一部で日本銀行が国債買い入れ額を減額するとの思惑があったが、国債買い入れオペのオファー額は前回から据え置きとなったことで、円売りが進んだ。欧州圏のPMI速報値の発表ではフランスで予想を下回り、ドイツで予想を上回ったことで、ユーロ売りとユーロ買いが交錯し、対ユーロで荒い値動きとなった。
米ドル円は、日本銀行による国債買い入れオペで、5年から10年のオファー額が前回から変わらず据え置きだったことを受けて円売りで反応した。前日の高値を上抜けて156.90円まで上値を伸ばし日通し高値を付けたが、157円の節目を前にして、上値が重たくなった。その後は156.56円まで値を下げたが、米10年債利回りの上昇もあり156.77円まで下げ渋った。
ユーロドルは、底堅く狭い値幅の中でも徐々に上値を広げ1.0832ドルまで上値を伸ばした。その後5月仏サービス部門PMIが予想を下回るとユーロ売りが優勢となり1.0812ドルまで急落した。ただし、その後の独製造業・サービス部門PMIが予想を上回る結果となったことで、1.0834ドルまでユーロが買い戻された。
ユーロ円は、日銀の国債買い入れオペ通知にかけたドル円の上下による円相場の振れに連動した。仏PMIが予想を下回り、独PMIが予想を上回ったことで169.28円まで値を下げた直後に169.80円まで上昇した。欧州圏の経済指標をながめながら169円台で荒く上下した。
債券
10年長期金利 0.995% (-0.009)
【市場主要イベント】
24日 日 全国消費者物価指数
英 小売売上高
加 小売売上高