【米国】米10年債利回りが4.00%を割り込んだことで、全般でドル売りが優勢となった
為替(2025年11月27日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 156.45(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1594(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 181.38円)
ポンド円 GBP/JPY 207.08(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3236(米ドル)
11月26日のニューヨーク外国為替市場は、前週分の米新規失業保険申請件数(予想:22.5万件、結果:21.6万件)が市場予想よりも良好な結果となったことから、ドル買いが先行した。もっとも米シカゴPMI(予想:43.8、結果:36.3)が市場予想を下回ったことで、一転してドル売りが優勢となった。
米ドル円は、前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想よりも弱い内容だったことが伝わると全般でドル買いが先行し156.73円まで上値を更新した。ただ、前日高値の156.98円が目先のレジスタンスとして意識されると伸び悩み156.28円まで下押したが、下値は限定的で156.45円前後でもみ合った。
ユーロドルは、良好な米新規失業保険申請件数をきっかけにユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.1547ドルまで日通し安値を付けた。もっともその後は米シカゴPMIが市場予想よりも下ぶれたことでドルの売り戻しが優勢となり1.1600ドルまで上値を更新した。
株式
NYダウ平均 USD 47,418.26 +305.82(+0.64%)
NASDAQ総合 USD 23,211.97 +186.02(+0.80%)
S&P 500 USD 6,811.75 +45.66(+0.67%)
株式市場は、FRBの追加利下げ観測の高まりが引き続き相場を下支えした。ただ、27日は米国が感謝祭の祝日で、28日も短縮取引となる事から、積極的に買い進める展開とはならなかった。
債券・商品先物
米国債10年 3.992% (-0.014)
NY原油(WTI) USD/バレル 58.47 (+1.03%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,196.9 (+1.63%)
【日本】一部報道で日銀の利上げ観測が高まったものの、市場の反応は一時的だった
為替(17時)
11月26日の東京外国為替市場は、日経平均株価が大幅に上昇した事を背景に、全般で円売りが先行した。ただ、一部報道で「日銀は12月利上げの可能性に市場を対応させるためのコミュニケーション方法を調整している」と伝わったことで、日銀の利上げ観測が高まり、円の買戻しが進んだ。もっとも円の買戻しも一時的となった。
米ドル円は、本邦実需からの買いが観測されたほか、日経平均株価が大幅に上昇した事を支えに円売り・ドル買いが優勢となり156.37円まで上値を伸ばした。ただ日銀の12月利上げの可能性に関する一部報道が伝わると円の買戻しが優勢となり、155.65円まで売られ日通し安値を更新した。ただ、その後はショートカバーが入り17時までには156.46円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは、日銀利上げを示唆する一部報道でドル円が下落したことや、NZドル米ドルが上昇したことにつれて、ドル売りが優勢となると1.1596ドルまで強含んだ。ただ、節目の1.1600ドルが心理的抵抗となり伸び悩むと、徐々に売り戻された。
ユーロ円は、ドル円の上昇につれて180.95円まで上昇したものの、日銀に関する報道が伝わったことで、円の買戻しが優勢となり180.34円まで急落した。もっとも午後にはショートカバーが優勢となり、ドル円の上昇やユーロドルの上昇を支えに181.26円まで上昇した。
債券
日本国債10年 1.807% (+0.031)
【市場主要イベント】
27日 ユーロ ECB理事会議事要旨
28日 加 7-9月期四半期国内総生産