【米国】NYダウ平均や米10年債利回りが下落したことで、全般でドル売りが優勢となった
為替(2025年5月7日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 142.40(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1368(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 161.87(円)
ポンド円 GBP/JPY 190.36(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3368(米ドル)
5月6日のニューヨーク外国為替市場は、NYダウ平均が安く始まり一時450ドル超下落したことで、リスク回避のドル売りが先行した。また米10年債利回りも4.29%台まで下落したことでドル売りを促した。ドイツではドイツ議会の第2回首相指名投票でメルツ氏が選出されると、政局不安が後退し、ユーロ買いが強まった。
米ドル円は、米関税政策への警戒感が根強い中でNYダウ平均が一時450ドル超下落するとリスク回避の円買い・ドル売りが先行し142.35円まで下値を広げた。ただ、4月30日の安値142.17円が目先のサポートとして意識されたことや、NYダウ平均が下げ幅を縮小したことで143.03円まで買い戻された。
ユーロドルは、ドイツ議会の第2回首相指名投票で「キリスト教民主・社会同盟」のメルツ氏が首相に選出されると、独政局不安が後退しユーロ買いが先行した。米10年債利回りの低下も相場を下支えし、一時1.1381ドルまで上値を伸ばした。
株式
NYダウ平均 USD 40,828.99 -389.83(-0.94%)
NASDAQ総合 USD 17,688.16 -146.40(-0.82%)
S&P500 USD 5,606.90 -43.47(-0.76%)
株式市場は、トランプ米政権の高関税政策への懸念が根強い中で売りが先行した。7日には、FOMC結果公表を控えていることもあり、持ち高調整目的の売りも出たことで上値は重たかった。ハイテク株比率が高いナスダックでは、決算発表をきっかけにパランティア・テクノロジーズが12%超急落した。
債券・商品先物
米国債10年 4.298% (-0.051)
NY原油(WTI) USD/バレル 58.49 (+3.04%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,441.8 (+2.94%)
【日本】米株先物指数がマイナス圏に転じたことで、全般でドル売りが優勢となった
為替(17時)
5月6日の東京外国為替市場は、日本の大型連休最終日となったがNYダウ先物がプラス圏で推移したことから、ドル買いが先行した。もっとも、その後はNYダウ先物がマイナス圏に沈んだことで、一転してドル売りが優勢となった。欧州圏4月サービス部門購買担当者景気指数改定値(予想:49.7、結果:50.1)が市場予想を上回った事でユーロ買いが支えられた。
米ドル円は、NYダウ先物が小幅ながらプラス圏で堅調に推移したことから144.27円まで上値を伸ばした。ただダウ先物がマイナス圏に沈んだことで買い圧力は弱まり13時台には143.62円まで下押した。その後は143.92円まで買い戻されるも、欧州勢参入後にはドル売りが優勢となり143.20円まで下値を広げた。
ユーロドルは、ドル円が上昇したことに連れてドル買いが優勢となり一時1.1279ドルまで下値を広げたものの、底堅さを確認すると一転して買いが優勢となった。徐々に安値を切り上げながら17時前には1.1347ドルまで上値を伸ばした。欧州圏4月サービス部門購買担当者景気指数改定値が速報値からやや上方修正されたこともユーロ買いを下支えした。
ユーロ円は、ユーロドルの下落につれて162.36円まで売りが先行した。もっとも、その後はユーロドルが堅調に推移していることもあり15時台には162.83円まで上値を伸ばした。ただ、その後はドル円の失速にともない円買い・ユーロ売りが進み162.41円まで下押した。
債券
日本国債10年 1.248% (±0)
【市場主要イベント】
7日 米 FOMC政策金利発表
8日 日 日銀金融政策決定会合議事要旨
英 BOE政策金利発表
9日 加 4月新規雇用者数