【米国】トランプ大統領の米中貿易交渉を巡る発言で、一時ドル売りが優勢
為替(2025年5月78日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 143.81(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1300(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 162.52(円)
ポンド円 GBP/JPY 191.11(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3290(米ドル)
5月7日のニューヨーク外国為替市場は、FOMCでは市場予想通りに政策金利は4.25%‐4.50%に据え置かれたが、声明では、「経済の見通しを巡る不確実性は高まっている」「失業とインフレ率の上昇リスクは高まった」とし、パウエルFRB議長は会見で「経済は依然として堅調」「金利調整を急ぐ必要はない」と述べ、改めて早期の利下げに慎重な姿勢を示したことで、全般でドル買いが優勢となった。
米ドル円は、FOMC結果公表を前に方向感に乏しい展開が続いた。ただ、FOMCの結果公表直前にトランプ大統領が「中国を交渉のテーブルにつかせるために関税を引き下げることは無い」と述べると、株価の失速とともにドル売りが優勢となり142.90円まで下押した。その後は買戻しが優勢となり、FOMCでは市場予想通りの結果となり、パウエルFRB議長の利下げに慎重な姿勢を確認すると、全般でドル買いが優勢となった。
ユーロドルは、こめFOMCの発表を前に方向感何区揉み合う展開となったが、FOMCで市場予想通りの政策金利となり、ぱうえるFRB議長が利下げに慎重な姿勢を示したことでドル買いが優勢となり、1.1291ドルまで下押した。
株式
NYダウ平均 USD 41,119.32 +290.33(+0.71%)
NASDAQ総合 USD 17,735.08 +46.92(+0.26%)
S&P500 USD 5,630.31 +23.41(+0.41%)
株式市場は、米中関税交渉が進展するとの期待が高まる中で買いが先行した。ただ、トランプ大統領が「中国を交渉のテーブルにつかせるために関税を引き下げることは無い」としたことで、伸び悩んだ。ただ、FOMCが市場予想通りの結果となった事への安心感から買いが強まり、引けにかけては上昇した。
債券・商品先物
米国債10年 4.271% (-0.027)
NY原油(WTI) USD/バレル 57.48 (-1.72%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,372.6 (-2.01%)
【日本】米中貿易摩擦緩和への期待感から、ドル買いが先行した
為替(17時)
5月7日の東京外国為替市場は、米中が週末に通商協議を行うことを発表し、米中貿易摩擦緩和への期待感が高まったことで、全般でドル買いが先行した。ただ、NY時間にはFOMCが控えていることもあり、全般で様子見ムードが強く大きな方向感は出にくい相場となった。
米ドル円は、米中が週末に貿易問題を巡ってスイスで閣僚級会議を開くとの発表を受け、米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待から143.31円まで買いが先行した。その後は、今晩のFOMCを控えて積極的に上値を試す展開とはならず、143円を挟んで方向感なく揉み合う展開となった。
ユーロドルは、朝方に米中通商協議への期待感からドル買いが強まった場面では1.1326ドルまで下押す場面もあった。ただ、1.13ドル台前半では買い圧力が強く下げ渋った。その後は1.1340ドル前後で揉み合う展開となった。
ユーロ円は、朝方からのドル円の上昇に連れて円売り・ユーロ買いが入った。その後もドル円の高まりに加え、次第にユーロドルが下値を切り上げた影響から底堅い地合いを維持し、下値を切り上げて堅調に推移した。
債券
日本国債10年 1.304% (+0.056)
【市場主要イベント】
8日 日 日銀金融政策決定会合議事要旨
英 BOE政策金利発表
9日 加 4月新規雇用者数