【米国】米10年債利回りの低下を背景に、全般でドル売りが優勢となった
為替(2025年7月23日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 146.64(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1751(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 172.30(円)
ポンド円 GBP/JPY 198.33(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3526(米ドル)
7月22日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが4.33%台まで低下したことで、ドル売りが優勢となった。またリッチモンド連銀製造業指数(予想:-2、結果:-20)と大幅に下振れた事もドル売りを促した。なお、日米間税交渉は難航しており長期化することが予想されている。また一部報道では「石破首相は日米協議の状況を見極め、近く進退を判断する意向を固め、周囲に伝えた。」と伝わった。
米ドル円は、4.39%台まで上昇していた米10年債利回りが4.33%台まで低下したことで、ドル売りが先行した。米リッチモンド連銀製造業指数が市場予想を下回ったことも相場の重しとなり、一時146.30円まで下押した。その後は11日安値の146.13円を前に下げ渋ったが戻りは146.68円までと限定的だった。
ユーロドルは、欧米の関税交渉への警戒感が根強い中で22時台には1.1678ドルまで下押した。ただ、その後は米10年債利回りの低下や米経済指標の下振れなどを背景にドル売りが優勢となると、25時台には1.1760ドルまで上値を伸ばした。その後は戻りも限定的で、1.1750ドル前後でのもみ合いが続いた。
株式
NYダウ平均 USD 44,481.91 +158.85(+0.35%)
NASDAQ総合 USD 20,892.93 -82.37(-0.39%)
S&P500 USD 6,309.63 +4.04(+0.06%)
株式市場は、NYダウ平均で上昇が続いてきたハイテク株や半導体関連株に売りが目立ち、序盤は小安く始まった。ただ、出遅れ感があったディフェンシブ株に買いが集まると相場は上昇に転じた。一方で連日で史上最高値を更新していたナスダックでは、7営業日ぶりに反落した。史上最高値更新による利益確定目的の売りが優勢となった。
債券・商品先物
米国債10年 4.348% (-0.032)
NY原油(WTI) USD/バレル 65.11 (-0.53%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,444.0 (+0.98%)
【日本】欧州勢参入後は米10年債利回りの上昇で、全般でドル買いが優勢
為替(17時)
7月22日の東京外国為替市場は、日経平均株価が一時450円超上昇したことを受けて、全般で円売りが先行した。ただ、その後は上げ幅を縮小し、午後にはマイナスに転じたことでクロス円は伸び悩んだ。欧州勢参入後は、時間外の米10年差利回りの上昇を受けて、全般でドル買いが優勢となった。
米ドル円は、東京オープン直後に日経平均株価の上昇を眺めながら147.71円まで上値を伸ばした。ただ、日経平均株価が上げ幅を縮小したことで、147.39円まで売り戻された。その後はしばらく147.50円前後でもみ合ったが、時間外の米10年債利回りが上昇したことで、ドル買いが優勢となり16時過ぎには147.95円まで上昇した。
ユーロドルは、手掛かり材料に欠ける中で1.169ドル前後でのもみ合いが続いた。時間外の米10年債利回りが、上昇したことを受けて1.1681ドルまでわずかに下値を伸ばしたものの、方向感が出ることはなく下値も限定的だった。
ユーロ円は、早朝に172.15円まで低下した後は172.78円まで切り返すなど、ドル円につれた値動きとなった。172.40円前後でのもみ合い後には、ドル円の上昇につれて172.79円まで上値を伸ばした。ただ、買い一巡後にはドル円の伸び悩みやユーロドルの下落につれて17時過ぎには172.51円まで売り戻された。
債券
日本国債10年 1.508% (-0.017)
【市場主要イベント】
23日 米 中古住宅販売件数
24日 ユーロ ECB政策金利
ユーロ ラガルドECB総裁の発言
米 新築住宅販売件数
25日 米 耐久財受注