【米国】FOMCでは市場予想通り0.25%の利下げが決定された
為替(2025年9月18日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 146.99(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1812(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 173.58(円)
ポンド円 GBP/JPY 200.27(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3623(米ドル)
9月17日のニューヨーク外国為替市場は、この日結果公表されたFOMCでは市場予想通り0.25%の利下げが決定された事で、ドル売りが先行した。その後のパウエルFRB議長の発言では「雇用原則の大部分は労働人口の減少」「強の利下げはリスク管理の利下げだ」と述べたことで、利下げには慎重な姿勢との見方が強まり、一転してドルの買戻しが優勢となった。
米ドル円は、この日結果公表のFOMCでは市場予想通り政策金利を4.00-4.25%に引き下げることが決まった。16日に就任したミラン氏は0.50%の利下げを主張していたことが明らかとなった。ドル売りが活発化し一時145.48円まで下押したものの、パウエル議長の発言が「今後の利下げに慎重である」と受け止められたことで、一転して買いが優勢となり147.04円まで買い戻された。
ユーロドルは、FOMC金利見通しで年内の連続利下げ予想が示されると米10年債利回りが3.99%台まで低下したことで、全般でドル売りが優勢となった。午前3時過ぎには1.1918ドルまで上値を伸ばし2021年6月以来の高値を更新した。もっとも米10年債利回りが一転して上昇するとドルの買戻しが優勢となり、1.1807ドルまで売り戻された。
株式
NYダウ平均 USD 46,018.31 +260.42(+0.56%)
NASDAQ総合 USD 22,265.16 -67.81(-0.30%)
S&P 500 USD 6,600.36 -6.41(-0.09%)
株式市場は、FOMCにて市場予想通りの利下げが決定され、今後も利下げを継続するとの見通しから「利下げが米経済を支える」との見方から買いが優勢となった。一方でハイテク株比率が高いナスダックでは米10年債利回りが上昇した事などが相場の重しとなった
債券・商品先物
米国債10年 4.091% (+0.061)
NY原油(WTI) USD/バレル 63.41 (-0.89%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,694.6 (-0.88%)
【日本】FOMC結果公表を控えた持ち高調整目的のドル買いがやや優勢となった
為替(17時)
9月17日の東京外国為替市場は、米利下げ観測が高まる中でドル売りが先行したが、連日でドル売りが優勢となっていたことから、本日のFOMC結果公表を控えて持ち高調整目的のドル買いも入ったことから、ややドル買いが優勢となった。
米ドル円は、米利下げ観測が一段と高まる中でドル売りが先行し146.21円まで下押した。その後は東京仲値にかけて買戻しが優勢となったものの、上値は重たく146.60円までにとどまった。その後は特段手掛かりとなるような材料はないものの本日のFOMC結果公表を前に、調整目的のドル買いが入り146.68円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは、全般でドル売りが先行した流れに沿って1.1872ドルまで上値を伸ばしたものの、4年ぶりの高値圏での推移となっていることから警戒感も強く、買い一巡後は売り押された。本日のFOMC結果公表を前にした利益調整目的のドル買いも入ったことから一時1.1838ドルまで下値を拡大した。
ユーロ円は、ドル円とユーロドルの影響を同時に受けたことで、方向感なくもみ合う展開が続いた。もっとも対欧州通貨に対してのドル買いがやや優勢となっていることからユーロ円も上値が重たく、やや上値を切り下げる展開となった。
債券
日本国債10年 1.593% (-0.015)
【市場主要イベント】
18日 新 4‐6月期国内総生産
英 BOE政策金利
19日 日 日銀政策金利
日 消費者物価指数
日 植田日銀総裁の発言