【米国】米利下げ観測の高まりから全般でドル売りが優勢となった
為替(2025年9月16日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 147.41(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1760(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 173.31(円)
ポンド円 GBP/JPY 200.45(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3598(米ドル)
9月15日のニューヨーク外国為替市場は、米利下げ観測が高まっていることを受けて全般でドル売りが優勢となった。その一方で欧州ではECBの利下げ局面は終わりに近づいているとの思惑からユーロ買いが優勢となった。なお、トランプ大統領は自身のSNSにて早急な利下げの必要性を示した。
米ドル円は、16-17日のFOMCでの利下げがほぼ確実視されていることから、全般でドル売りが先行した。22時過ぎには一時147.23円まで下押したものの、前週末安値の147.12円が目先のレジスタンスとして意識されると下げ渋りもみ合った。
ユーロドルは、ECBの利下げ局面は終わりが近づいているとの見方が広がる一方で、FRBは今週のFOMCで利下げを再開することが確実視されており、金融政策の方向性の違いを意識したユーロ買い・ドル売りがでた事で、1.1774ドルまで上値を伸ばした。
株式
NYダウ平均 USD 45,883.44 +49.23(+0.10%)
NASDAQ総合 USD 22,350.47 +209.37(+0.94%)
S&P 500 USD 6,615.29 +31.01(+0.47%)
株式市場は、米利下げ観測の高まりや米中貿易協議の進展期待から買いが優勢となった。ただ、主力株の一角には利益確定目的の売りも目立ち、上値は限定的だった。ハイテク株比率が高いナスダックと多くの投資家が運用指標とするS&P500では史上最高値を更新した。
債券・商品先物
米国債10年 4.041% (-0.027)
NY原油(WTI) USD/バレル 62.82 (+1.07%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,719.5 (+0.89%)
【日本】東京市場休場で大きな方向感は出にくかった
為替(17時)
9月15日の東京外国為替市場は、日本が休場という事もあり、東京市場は大きな方向感が出にくい展開となった。なお、トランプ大統領は国家緊急事態を宣言しワシントンを連邦管理下に置くと自身のSNSで警告した。先週末に仏債格下げがあったにもかかわらず、欧州株は堅調な推移をしたことから、欧州勢参入後はユーロ買いが優勢となった。
米ドル円は、特段の手掛かり材料は無いもののドル売り・円買いが優勢となり13時台には147.34円まで下押した。その後は米10年債利回りの上昇を受けて147.61円まで買い戻されたものの上値は重たく、再び147.37円まで売られるなど方向感なく推移した。
ユーロドルは、東京オープン直後に1.1721ドルまで下押したものの、ドル円でドル売りが進んだことを受けて1.1735ドルまで上値を伸ばした。その後は米10年債利回りが上昇した事を受けてドル買いが優勢となり1.1716ドルまで売り戻された。もっとも堅調な欧州株に支えられる形でユーロ買いが進み1.1744ドルまで上値を伸ばした。
ユーロ円は、ドル円の下落につられる形でユーロ売り円買いが先行し172.89円まで下押した。もっとも欧州勢参入後には堅調な欧州株に支えられユーロ買いが優勢となったことで、173.11円まで買戻しが優勢となった。もっとも、上値は限定的だった。
債券
日本国債10年 1.591% (+0.016)
【市場主要イベント】
16日 米 小売売上高
17日 ユーロ 消費者物価指数
加 カナダ銀行 政策金利
米 FOMC結果公表
18日 新 4‐6月期国内総生産
英 BOE政策金利
19日 日 日銀政策金利
日 消費者物価指数
日 植田日銀総裁の発言