【今週のハイライト】米利上げ観測の高まりを受けて全般でドル買いが優勢となった

為替(2026年10月2日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   158.08(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1242(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   177.73(円)
ポンド円          GBP/JPY   208.61(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3193(米ドル)
 
米ドル円
28日(月)は、時間外の米10年債利回りが高く始まったことを受けて買いが先行し、157.86円まで上値を伸ばした。ただ、積極的に買い進めていう展開とはならず、その後は157.70円台を中心にもみ合った。たなお、三村財務官の発言が伝わると、全般で円買いが優勢となり、17時までに157.20円まで下値を拡大した。イラン情勢を巡る先行き不透明感からWTI原油先物価格が上昇すると、米10年債利回りが一時5.27%台まで上昇したことで、全般でドル買いが優勢となり、24時過ぎには157.58円まで上値を伸ばした。もっとも日米両政府の要人から円安けん制発言が伝わっていることから、上値は重たかった。
 
29日(火)は、 大きな方向感は出にくく、157.40円前後でもみ合う展開が続いた。米10年債利回りの上昇によりややドル買いが優勢となったものの、円安是正圧力が高まっていることへの警戒感もあり、方向感は出にくかった。欧州勢参入後にも方向感は出にくく、終始レンジ内でのもみ合いが続いた。米10年債利回りが一時5.291%台まで上昇したことを受けて、全般でドル買いが優勢となり、24時台には157.69円まで上値を伸ばした。もっとも欧州時間につけた高値157.71円が目先のレジスタンスとして意識されたことで、伸び悩んだ。円安是正圧力が高まっていることも意識され、157.16円まで売り戻された。
 
30日(水)は、 四半期・月末に絡んだ本邦勢からのドル売り・円買いが優勢となると11時台には156.37円まで下値を拡大した。その後はショートカバーが入り157.25円まで買い戻されたが、上値の重さを確認すると再び157円を割り込んだ。時間外の米10年債利回りが低下していることも相場の重しとなった。米商務省が発表した8月米個人消費支出物価指数やコア指数が市場予想を下回ったことで、全般でドル売りが先行し、22時前には156.65円まで下押した。もっとも米10年債利回りが上昇に転じると一転して買い戻しが優勢となった。午前5時台には157.54円まで上値を伸ばした。
 
1日(木)は、 9月開催の日銀金融政策決定会合における主な意見が、日銀の利上げ加速を示唆する内容ではなかったとの見方から、全般で円売りが優勢となった。午後になっても買い圧力が強まり、158.45円まで上値を伸ばした。その後は高市首相の発言から伸び悩んだものの、底堅く推移した。政府・日銀による為替介入への警戒感が根強い中でドル売り・円買いが先行し157.22円まで下落した。米10年債利回りが低下したことも相場の重しとなった。ただ、一部報道で「トランプ大統領はイランへの爆撃再開の考えを側近に語った」と報じたことで、WTI原油価格の上昇とともに、ドルが買い戻された。
 
ユーロドル
28日(月)は、時間外の米10年債利回りの上昇を受けて、早朝には1.1373ドルまで下押した。売り一巡後には1.1391ドルまで買い戻されたものの、上値は重たい。東京時間午後になると上値の重さが意識され1.1371ドルまで下押し早朝安値を割り込んだ。もっとも、前週末安値の1.1368ドルがサポートとして意識されると下げ渋った。WTI原油先物価格や米10年債利回りが上昇したことを受けてドル買いが優勢となり、1.1353ドルまで下押した。ただ、四半期末にからんだロンドン・フィキシングに絡んだユーロ買いフローが観測されると、1.1388ドルまで買い戻された。
 
29日(火)は、 米10年債利回りの上昇が相場の重しとなり、売りが優勢となった。欧州勢参入後に前日安値の1.3532ドルを割り込むと、ストップロスを巻き込みながら1.1342ドルまで下値を拡大した。米10年債利回りが一時5.291%台まで上昇したことを受けて全般でドル買いが優勢となった。ラガルドECB総裁が前日に、一部積極的な利上げ観測をけん制する姿勢を示したこともユーロの重しとなり、午前2時前には1.1311ドルまで下値を拡大した。
 
30日(水)は、 ユーロ円が下落した影響を受けて1.1329ドルまで下押したものの、その後は下げ渋った。ユーロ円のショートカバーが入っていることや、米10年債利回りが低下していることを受けて、ユーロ買い・ドル売りが優勢となると15時台には1.13577ドルまで上値を伸ばした。8月米個人消費支出物価指数やコア指数が市場予想を下回ると、ドル売りが先行し1.1380ドルまで上値を伸ばした。ただ、買い一巡後には米10年債利回りが上昇に転じたこともあり、ドルを買い戻す動きが優勢となった。午前5時前には1.1322ドルまで下値を拡大した。
 
1日(木)は、円がらみの取引が中心となる中で、対円でドル買いが進んだ影響もあり、ユーロドルでは売りが優勢となった。東京時間午後もじり安に推移し16時台には1.1298ドルまで下値を拡大した。米10年債利回りの上昇に伴うドル買いが先行したほか、ラガルドECB総裁が今週、一部の積極的な利上げ観測をけん制する姿勢を示したことが引き続きユーロの重しとなった。午前2時台には1.1215ドルまで下落し日通し安値を付けた。その後は下げ渋ったものの、戻りは限定的だった。
 
ユーロ円
28日(月)は、ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが優勢となり、一時179.72円まで上値を伸ばした。買い一巡後には揉みあいが続いたが、東京時間午後にはユーロドルが下落した影響もあり、売り戻しが優勢となった。三村財務官の発言後にはさらに円買いが強まり、178.95円まで下押した。
 
29日(火)は、 一時179.13円まで上値を伸ばしたものの、ユーロドルが軟調に推移していることを受けて、わずかながらも下値を切り下げた。欧州勢が参入後にはユーロドルの下落が加速したことにつれて下値を拡大したが、178.43円までにとどまった。
 
30日(水)は、 ドル円の下落につれて売りが優勢となると、午前11時台には177.33まで下値を拡大した。売り一巡後にはドル円の下げ渋りや、ユーロドルの上昇につれて16時前には178.21円まで買い戻された。もっともその後は、ユーロドルの買いが一服したことや、ドル円が揉みあっていることで積極的に買い進める展開とはならなかった。
 
1日(木)は、全般で円売りが優勢となっていることを受けて、ユーロ円も急伸した。15時過ぎには179.31円まで上値を伸ばしたが、ユーロドルが下落していることもあり、買い一巡後には売り戻しが優勢となり、17時過ぎには178.83円まで売り戻された。
 
9月28日 9時00分 ~10月2日 6時00分までのレンジ幅
米ドル円  USD/JPY  156.37~158.45(円)
ユーロドル EUR/USD   1.1215~1.1391(ドル)
ユーロ円  EUR/JPY  176.76~179.72(円)
ポンドドル GBP/USD   1.3180~1.3310(ドル)
ポンド円  GBP/JPY  206.88~210.00(円)
 
株式
28日(月)は、イラン情勢を巡る先行き不透明感が高まっていることから、WTI原油先物相場が上昇すると、投資家心理が悪化し株売りが広がった。米長期金利の上昇も相場の重しとなり、NYダウ平均は一時410ドル超下落した。
 
29日(火)は、 米長期金利の上昇を受けて、株式の相対的な割高感が意識されると売りが優勢となった。NYダウ平均は一時350ドル超下落した。ただ、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が利上げを急がない姿勢を示すと買い戻しが優勢となり下げ幅を縮小した。
 
30日(水)は、 8月米個人消費支出物価指数が市場予想を下回ったことで買いが先行したものの、次第に上値が重たくなった。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の重しとなった。一方でハイテク株比率が高いナスダックでは、3営業日ぶりに反発し上昇した。
 
1日(木)は、米長期金利の上昇や原油高が嫌気され売りが優勢となる場面もあったが、米長期金利が低下に転じると徐々に買戻しが進んだ。ジェファーソンFRB副議長が「FRBは次の行動決定までに更なるデータが必要」と発言すると、米早期利上げ観測が後退し相場を下支えした。
 

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