【今週のハイライト】米中間選挙で、野党・民主党が勝利したことで、全般でドル売りが優勢となった

為替(2026年11月6日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   157.81(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1219(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   177.05(円)
ポンド円          GBP/JPY   212.26(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3450(米ドル)
 
米ドル円
2日(月)は、安く始まった日経平均株価が下げ幅を縮小しプラス圏を回復した事で円売り・ドル買いが優勢となった。時間外の米10年債利回りが上昇して始まったことも支えとなり、13時台には157.99円まで上値を伸ばした。ただ、日経平均株価が再び下げに転じたこともあり157.68円まで売り戻された。 イランを巡る報道が伝わると原油先物価格が急落した。米長期金利が低下すると157.63円まで低下する場面もあったが、欧州時間序盤につけた安値157.60円が目先のサポートとして意識されると、下げ渋った。その後引けにかけては、157.96円まで上昇した。
 
3日(火)は、 一部報道で「米国はイランのゲシュム島を攻撃」と報じたものの、158円を前に伸び悩むと157.79円まで売り戻された。この日は東京勢不在となる中で積極的な方向感は出にくく、157.95円まで買い戻された後はじり安に推移した。 米・イランの関係悪化懸念が後退した事を受けて、WTI原油先物価格が急落したことで、ドル売りが優勢となり157.98円まで下押した。もっとも米長期金利が反発したことや、米雇用指標が上振れたことでドル買いが優勢となり、引け前には158.76円まで上値を伸ばした。
 
4日(水)は、 米中間選挙の開票結果を眺めながら民主党が優勢となると、トランプ政権の政策推進力低下懸念から米長期金利の低下し、ドル売りが優勢となると13時過ぎには157.38円まで下値を拡大した。ただ、米10年債利回りが反発上昇したことで、ドルが買い戻されると15時台には158.19円まで買い戻された。 米中間選挙で上下両院において民主党の勝利が確実となり、関税政策や対イラン軍事攻撃を進めるトランプ政権へ議会が歯止めをかけるとの期待から、米株高となり158.67円まで上値を伸ばした。ただ、WTI原油先物価格の下落からドルは伸び悩んだ。
 
5日(木)は、 日経平均株価が下げ幅を拡大する中で、リスク回避の円買いが意識された。時間外の米10年債利回りが低下したことも相場の重しとなり、13時台には157.78円まで下値を拡大した。ただ、売りの勢いも続かず、米10年債利回りの下げ幅縮小とともに買い戻しが優勢となり、158.20円までカインド押された。米10年債利回りの上昇を支えに22時過ぎには一時158.50円まで上値を伸ばした。ただ、ナスダック株価指数が5%超下落したことで一転してリスク回避姿勢が高待ったことがドル売りを促し、157.53円まで下値を拡大した。
 
ユーロドル
2日(月)は、円主体の値動きとなる中で時間外の米10年債利回りが低下したことで、徐々にドル売り・ユーロ買いが優勢となった。ユーロ円やユーロ豪ドルなどユーロクロスが上昇した事も支えとなり、17時前には1.1197ドルまで上昇した。 原油価格・米長期金利が低下した事で全般でドル売りが先行し、1.1229ドルまで上値を伸ばした。もっとも欧州時間序盤の高値1.1237ドルが目先のレジスタンスとして意識されると伸び悩みじり安に推移した。
 
3日(火)は、 1.1197ドルまで上昇した後は、伸び悩み1.1177ドルまで売り戻された。ただ、積極的な方向感は出ず下げ渋ると、徐々に買い戻され16時台には1.1206ドルまで上値を伸ばした。スイス消費者物価指数が市場予想を上回る結果となったことで、ユーロ買いが促された。 原油価格の下落に伴い全般でドル売りが優勢となり22時台には1.1201ドルまで上昇した。もっともその後は米長期金利が反発上昇したことで、ドルの買戻しが優勢となった。1.11ドル台後半でのもみ合いが続き大きな方向感は出にくかった。
 
4日(水)は、 米長期金利の低下を眺め10月16日以来の高値となる1.1263ドルまで上値を伸ばした。買い一巡後にはユーロ円が下落した影響を受け1.1222ドルまで売り戻されたが、米中間選挙の速報値に関する報道からドル売りは優勢となり、下げ渋った。 米長期金利の低下を背景に一時1.1273ドルまで日通し高値を更新した。もっとも10月2日高値の1.1285ドルが目先のレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。独10年債利回りが大きく低下したことも重しとなり1.1213ドルまで売り戻された。
 
5日(木)は、時間外の米10年債利回りの低下を受けて買いが優勢となると13時過ぎには1.1268ドルまで上値を伸ばした。ただ、前日高値の1.1273ドルが目先のレジスタンスとして意識されると売り戻しが優勢となった。米10年債利回りが下げ幅を縮小したことで、ドルの買戻しが優勢となると、17時過ぎには1.1237ドルまで売り戻された。欧州序盤から売りが優勢となった流れを引き継ぎ1.1203ドルまで下値を拡大した。もっとも前日安値の1.1187ドルが目先のサポートとして意識され下げ渋った。その後は米株の下落からリスク回避のドル売りが優勢となり1.1244ドルまで買い戻されたが、上値は限定的だった。
 
ユーロ円
2日(月)は、安く始まった日経平均株価が下げ幅を縮小し上昇に転じたことで、円売り・ユーロ買いが優勢となり、じり高に推移した。ナスダック先物をはじめとした米株指数先物が反発していることを支えに、16時過ぎには176.66円まで上値を伸ばした。
 
3日(火)は、 ユーロドルの上昇を受けて買いが先行し176.76円まで上昇したものの、ユーロドルが下落したことにつれて売りが優勢となり176.51円まで下落した。ただ、大きな方向感は出にくく、176.65円前後でもみ合った。スイス消費者物価指数が市場予想を上回ると、ユーロ買いが優勢となり、17時過ぎには176.90円まで上値を伸ばした。
 
4日(水)は、ユーロドルの上昇につれて177.82円まで上昇したものの、日経平均株価の大幅安を背景にリスク回避の円買いが意識されると、177.15円まで売り戻されるなど、荒い値動きとなった。ただ、ユーロドルの底堅い値動きとドル円の持ち直しを支えに177.70円台まで水準を切り上げた。 
 
5日(木)は、日経平均株価が下げ幅を拡大していることを受けて177.69円まで下押した。ただ、ドル円の下落とユーロドルの上昇の影響を同時に受けたことで大きな方向感は出ず、177.85円を挟んだ小幅なレンジで小幅に上下した。
 
11月2日 9時00分 ~11月6日 6時00分までのレンジ幅
米ドル円  USD/JPY  157.38~158.76(円)
ユーロドル EUR/USD   1.1175~1.1273(ドル)
ユーロ円  EUR/JPY  175.91~178.482(円)
ポンドドル GBP/USD   1.3379~1.3503(ドル)
ポンド円  GBP/JPY  211.05~213.77(円)
 
株式
2日(月)は、米イラン戦争の早期解決期待が高まり買いが優勢となった。米長期金利の低下も買い安心感につながり、NYダウ平均は一時650ドル超上昇する場面もあった。ハイテク株比率が高いナスダックはプラス圏でスタートしたものの、足もとの弱い地合いが継続しマイナス圏に沈んだ。
 
3日(火)は、 利益見通しが予想に届かなかったアップルが下落したほか、景気敏感株やディフェンシブ株に売りが出たため、マイナス圏での推移が続いた。ただ、米中間選挙の開票を前にして様子見ムードが広がるなど、動きは鈍かった。
 
4日(水)は、 米中間選挙で上下院ともに制することが確実となり、選挙を巡る不透明感が後退し買いが優勢となった。原油先物相場の急落も買いを促し、NYダウ平均は1,500ドル超上昇し、2025年4月以来の上昇幅となった。
 
5日(木)は、米中間選挙での民主党勝利によりデータセンター建設を巡る懸念が広がり、半導体関連株を中心に売りが広がった。ハイテク株比率が高いナスダックは3営業日ぶりに反落し、1,420ドル超安となり、下落幅は2025年4月以来の大きさとなった。

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