2022/05/03 7:26 JST投稿
【米国】
為替(5月3日6時00分)
米ドル円(USDJPY) 130.16-130.17 (円)
ユーロ円(EURJPY) 136.77-136.83 (円)
ユーロ米ドル(EURUSD) 1.0504-1.0509 (米ドル)
ポンド円(GBPJPY) 162.51-162.67 (円)
ポンド米ドル(GBPUSD) 1.2489-1.2497 (米ドル)
5月2日のニューヨーク外国為替市場の主なトピックスは、5月4日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、積極的な金融緩和の引き締めを実施するとの観測が強まった。この影響により、長期金利が2018年12月以来、3年5カ月ぶりの3.009%に上昇した。
また、4月ISM製造業景況指数(結果:55.4、予想:57.6、前回:57.1)が予想外に低下した。中国の都市封鎖などによる供給網問題から新規受注と生産が2020年5月以来の低水準となった。雇用の鈍化が観測され7ヵ月ぶりの低水準となった影響も大きかった。
米ドル・円(USDJPY)は、朝方は弱いISM製造業景況指数の結果から値を下げた。しかし、長期金利が上昇すると日米金利差が意識され、米ドル買いが優勢となり小幅に振れたが130.35円まで値を上げた。その後は、FOMCが意識され様子見の姿勢が強まると、わずかに値を下げ終値は130.16円となった。
ユーロ・米ドル(EURUSD)は、朝方は弱い経済指標結果から1.0539ドルまで買われた。しかし、FOMCでの利上げ観測から欧州と米国の金利差が意識され、徐々に値を下げ、この日の安値1.0490ドルまで売られた。その後、小幅に値を戻し終値は1.0507ドルだった。
ユーロ・円(EURJPY)は、欧州での景気悪化懸念の強まりやユーロ・米ドルにつられ徐々に値を下げ、この日の安値136.52円まで売られた。その後は小幅に持ち直し、終値は136.78円で取引された。
株式
NYダウ平均 USD 33,061.50 +84.29 (+0.25%)
NASDAQ総合 USD 12,536.017 +201.377 (+1.63%)
S&P500 USD 4,155.38 +23.45(+0.56%)
5月2日の米株式市場のダウ工業株30種平均は、前日の終値を上回った。10時30分頃に前日に値を下げた反動から買いが優勢となり堅調に推移した。しかし、FOMCを控えた警戒感から長期金利が上昇すると、投資家心理が弱まり徐々に前日の終値を切り、3月8日の年初来安値(32,632ドル)を下回る場面もあった。その後は、好調な決算が見込まれる銘柄や消費関連株が買われわずかに前日の終値を上回り、3指数揃って値を上げ終えた。
債券
米国債10年 2.981%(+0.047)
商品
NY原油(WTI) 1バレル=USD 105.17 +0.48(+0.46%)(6月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,863.6 -48.1(-2.52%)(6月渡し)
【日本】連休の合間やFOMC控え上値は重い
為替(17時)
5月2日の東京外国為替市場の主なトピックスは、日本は連休の合間の平日で明日から3日間休暇、中国では4日まで連休、さらに足元では米国のFOMCを控え、値動きはあるものの値が上がりづらい状況だった。
米ドル・円は、朝方に上昇した反動から129.70円まで値を下げたが月初の決済に向けた米ドル買いが入り、この日の高値130.48円まで値を上げた。その後、徐々に値を下げ17時時点で130.10円となった。
ユーロ・米ドルは、ウクライナ情勢への懸念により朝方から値を下げたが、欧州勢が参加すると月初の決済に向けたユーロ買いが入り、この日の高値1.0568ドルまで上昇した。その後はすぐに値を下げ、17時時点では1.0532ドルだった。
ユーロ・円は、ユーロ・米ドルの動きにつられ、朝方は値を下げていたが徐々に上昇し、この日の高値137.64円まで買われた。その後、徐々に値を下げ17時時点では137.06円で取引された。
債券
国債先物・22年6月限 149.37(-0.25)
10年長期金利 0.225%(+0.010)