良好な米経済指標を受け一時米ドル買いも、その後は失速

【米国】

為替(2023年2月24日  6時00分)
米ドル円    USD/JPY  134.70 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD  1.0596 (米ドル)
ユーロ円    EUR/JPY  142.73 (円)
ポンド円    GBP/JPY   161.82 (円)
ポンド米ドルGBP/USD  1.2014 (米ドル)

2月23日のニューヨーク外国為替市場では、経済指標を巡って乱高下する展開となった。この日発表された新規失業保険申請件数(前回194千件、予想199千件、結果192千件)は市場予想を下回り、労働市場の底堅さが示されたことから、一時米ドル買いが進んだ。また、物価指標や個人消費支出(PCE)物価指数なども上方修正された。しかし、その後は米長期金利の低下に伴って米ドル買いは勢いを失った。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.69%、10年債が3.88%となっている。

米ドル・円(USD/JPY)は134.98円で始まると、直後に高値135.37円まで上昇。その後は軟調に推移し、一時134.49円まで売られた。134.70円で取引を終えた。

ユーロ・米ドル(EUR/USD)は1.0614ドルで取引を開始し、その後は1.0621ドルまで下落した。取引時間後半にはやや持ち直し、1.0596ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2014ドル近辺での取引となっている。

ユーロ・円(EUR/JPY)は143.27円で始まると、ほぼ一貫して下落する展開となった。一時は142.56円まで売られ、142.73円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均    USD 33,153.91 +108.82 (+0.33%)
NASDAQ総合 USD 11,590.40 +83.33 (+0.72%)
S&P500      USD 4,012.32  +21.27 (+0.53%)

2月23日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反発。米長期金利の上昇ペースにやや落ち着きが見られたことから、株式の買い材料とされた。半導体大手エヌビディアやAMDなどが買われた一方、動画大手ネットフリックスなどが売られた。

債券・商品先物
米国債10年                3.881% (-0.043)
NY原油(WTI) USD/バレル 75.67   (+2.45%)
NY金(COMEX)USD/オンス 1,829.90 (-0.22%)

【日本】 国内祝日で売り買い低調、24日の重要イベント待ち


為替(17時)
2月23日の東京外国為替市場では、国内が祝日とあって積極的な売り買いは見られなかった。FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨の発表後に米ドル買いが進んだ反動から、ややポジションを調整する動きは見られたようだ。24日には植田次期日銀総裁候補の所信聴取が予定されている。

米ドル・円は134.89円で取引を開始。午前中は軟調に推移し、一時は安値134.71円まで下落した。その後は徐々に値を持ち直し、134.90円で取引を終えた。

ユーロ・米ドルは1.0606ドルで始まると、朝方は徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は1.0628ドルまで上昇したものの、取引時間終盤にかけて下落に転じ、1.0606ドルで引けた。

ユーロ・円は143.07円で取引を開始すると、午前中は小動きに終始した。夕方になると徐々に値を切り下げ、この日の安値近辺となる143.07円で取引を終えた。

債券
10年長期金利 0.498% (-0.000)

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