【米国】
為替(2023年3月29日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 130.93 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0843 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 141.90 (円)
ポンド円 GBP/JPY 161.42 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2336 (米ドル)
3月28日のニューヨーク外国為替市場では、大きな材料を欠くなか、相対的にユーロ買いが優位の展開となった。ECB(欧州中央銀行)による利上げの継続に対する見方から、欧州の国債利回りが上昇し、ユーロの買い材料とされた。なお、この日発表された米S&Pケースシラー住宅価格(20都市、前回4.65%、予想2.60%、結果2.55%)は市場予想をやや下回り、米国の住宅インフレについては抑制が進んでいることが示された。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.06%、10年債が3.56%となっている。
米ドル円はやや軟調に推移した。130.66円で取引を開始すると、一時は131.18円まで上昇する場面があったものの勢いは続かず。下落に転じると、一時は130.57円まで値を切り下げた。引けにかけてはやや持ち直し、130.93円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0827ドルで始まると、取引時間前半から堅調に推移した。徐々に水準を切り上げ、一時は1.0850ドルまで上昇。終盤にはやや押し戻されたが、1.0843ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2336ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は141.63円で取引を開始。方向感を欠く展開に終始し、高値142.11円と安値141.55円の範囲で推移した。141.90円で取引を終えている。
株式
NYダウ平均 USD 32,394.25 -37.83 (-0.12%)
NASDAQ総合 USD 11,716.08 -52.76 (-0.45%)
S&P500 USD 3,971.27 -6.26 (-0.16%)
3月28日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反落。足元で上場していたテクノロジー関連セクターへの売りが相場の重石となった。個別では、検索大手アルファベットやソーシャルメディア大手メタ・プラットフォームズなどが下落した一方、シェブロンやエクソン・モービルなどの石油関連銘柄の上昇が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.5649% (+0.03)
NY原油(WTI) USD/バレル 73.20 (+0.53%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,990.4 (+1.87%)
【日本】 午前は一時大幅な円買い進展も、午後には持ち直す
為替(17時)
3月28日の東京外国為替市場では、米ドル円を中心に大きく変動した。特段の新しい材料は確認されていないが、市場では米金利の変動を見ながらの展開となったようだ。ただし、その後は米金利が下げ幅を縮めたことで一転して米ドル売りが優勢となった。
米ドル円は朝方から荒っぽい値動きとなった。131.46円で取引を開始すると、米ドル売り・円買いの動きが加速。一時は130.51円まで下落した。しかし、その後は一転して持ち直す展開となり、131.05円まで戻して取引を終えた。
ユーロドルは堅調に推移した。1.0799ドルで始まると徐々に水準を切り上げ、一時は1.0834ドルまで上昇した。そのまま1.0812ドルで引けている。
ユーロ円は米ドル円に似た値動きとなった。141.98円で取引を開始すると、午前中は円買いの動きが優勢。一時は141.05円まで下落する場面があった。その後は141.70円まで回復して取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.309% (+0.020)