為替(2026年3月13日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 157.55(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1604(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 182.84(円)
ポンド円 GBP/JPY 210.44(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3356(米ドル)
米ドル円
9日(月)は、中東情勢先行き不透明感から原油先物価格が時間外で30%超上昇したことで、ドル買いが優勢となり158.90円まで上値を伸ばした。もっとも「G7が緊急石油備蓄の共同放出を議論へ」との一部報道で原油価格の上昇が一服すると売り戻しが優勢となり158円台中盤でもみ合った。原油相場の値動きを見ながらしばらくは158円台半ばでもみ合う展開が続いた。ただ「トランプ大統領はイラン攻撃の早期終結を示唆した」と伝わると、原油安・株高・ドル安が進み、157.63円まで下値を拡大した。一時4.20%台まで上昇していた米10年債利回りも4.09%台まで低下した。
10日(火)は、前日からのドル売りの流れを引き継ぎ、東京仲値にかけて157.53円まで下押した。84ドル台まで大きく下落していた原油価格が88ドル台まで反発したことで、ドル円も157.93円まで下げ渋ったが、原油価格が再び低下したことで157.27円まで下値を拡大した。ヘグセス米国防長官がイランへの軍事作戦について、新たな大規模攻撃を示唆すると原油価格は再度上昇し「有事のドル買い」が先行した。ただ、G7で石油備蓄の共同放出が採択されると原油価格は下落し157.40円まで売り戻された。もっとも「米諜報機関はイランがホルムズ海峡の航路に機雷の敷設を準備している兆候をとらえた」との報道もあり、原油価格の上昇とともにドル買いが優勢となった。
11日(水)は、米WSJが「IEAが1億8,200万バレル超の石油放出を提案している」と報じたことで原油価格は下落し157.91円まで売りが先行した。ただ、東京仲値にかけては買いが観測され158.39円まで上値を伸ばした。その一方で「有事のドル買い」を巻き戻す動きが強まっていることもあり15時台には157.86円まで下値を拡大した。原油相場が持ち直し86ドル台まで上昇したことを受けて全般でドル買いが優勢となり158.97円まで上値を伸ばした。イラン情勢の先行き不透明感も根強い中でドルが買われた。もっとも節目の159円を前に円安を警戒し伸び悩んだ。
12日(木)は、時間外のWTI原油価格が上昇したことを受けて159.23円まで上値を伸ばしたものの、時間外の米10年債利回りが低下したことが重しとなり158.78円まで下押した。もっとも下値も限定的ですぐに買い戻された。一時159.15円まで買い戻されたものの為替介入への警戒感も根強く17時過ぎには158.67円までわずかに下値を拡大した。ハメネイ氏の後継者であるモジタバ氏が米国への徹底抗戦の構えを強調したことで、中東情勢の緊迫化を背景とした原油高・ドル高が優勢となった。午前4時台には一時159.43円まで上値を伸ばした。なお159円台半ばでは伸び悩んだ。
ユーロドル
9日(月)は、原油先物価格の急騰とともに有事のドル買いが活発化し、一時1.1507ドルまで下押した。もっともG7の石油備蓄の共同放出に関する報道が伝わると原油価格が失速し1.1571ドルまで買い戻された。ただ、1月独製造業新規受注や鉱工業生産が予想よりも弱い内容だったことで、上値は重たくなった。中東情勢の緊迫化に伴いエネルギー資源の流通懸念が高まる中で、G7はエネルギー市場への影響とその対応について協議し、石油備蓄放出などの用意があると表明したことで、原油価格の上げ幅は縮小し「有事のドル買い」を巻き戻す動きが強まった。
10日(火)は、朝方に1.1645ドルまで上値を伸ばしていたもののその後はじり安に推移し13時過ぎには1.1607ドルまで下押した。ただその後は原油価格が伸び悩むとともに全般でドル売りが進んだ流れに沿って1.1663ドルまで上値を伸ばした。ドル円同様に中東関連の動きや原油価格の動向に一喜一憂する展開となった。午前2時台には1.1667ドルまで上値を伸ばし日通し高値を付けたものの、イランによるホルムズ海峡への機雷設置の可能性が示唆されると、原油価格が80ドル台半ばまで上昇し、ドル買いが優勢となった。
11日(水)は、原油安に伴った持ち高調整のドル売りが活発化し15時台には1.1640ドルまで上値を伸ばした。G7の声明では「戦略石油備蓄の放出を原則として支持する」と表明したこともあり欧州勢参入後には、一時1.1645ドルまで上値を伸ばしたがすぐに売り戻された。「IEAは石油備蓄の放出で合意」との報道で一時1.1613ドルまで下げ渋ったものの、すぐに失速した。中東情勢の先行きが見通せない中でエネルギー価格の高騰が欧州経済へ悪影響を与えるとの懸念が根強く、ユーロ売り・ドル買いが出やすく午前2時台には1.1560ドルまで下尾根を拡大した。
12日(木)は、原油価格が再び90ドル台まで上昇したことを受けてドル買いが強まると1.1532ドルまで売りが優勢となった。9日安値の1.1507ドルが目先のサポートとして意識されると下げ渋った。その後はややもみ合ったが欧州勢参入後はわずかに買い戻された。20時台に一時1.1566ドルまで上値を伸ばしたものの早朝の1.1574ドルが目先のレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。新しくイラン最高指導者となったモジタバ氏の発言をきっかけに原油先物価格が上昇すると全般で「有事のドル買い」が意識され、1.1510ドルまで下値を拡大した。
ユーロ円
9日(月)は、原油価格高騰に伴うリスク回避姿勢が高まりユーロドルで売りが強まったことを受けて182.39円まで下押した。ただドル円が上昇したことや原油備蓄の共同放出に関する報道が伝わり原油価格が失速したことでリスクオフの巻き戻しが強まると183.32円まで上昇した。
10日(火)は、ドル円の下落につれて183.05円まで売りが先行した。日経平均株価が堅調に推移したものの為替相場への反応は限定的で183.20円前後でもみ合った。欧州勢参入後にはユーロドルが上昇したことを受けて、買いが優勢となり183.44円まで上値を伸ばした。
11日(水)は、日経平均株価が大きく上昇したことを受けて、リスクオンの円売りが優勢となり、11時台には184.01円まで上値を伸ばした。中東情勢を巡るリスクがいったん落ち着いたとの見方からユーロドルが上昇したことも相場の支えとなった。その後は持ち高調整の売りが優勢となり183.80円まで下押したものの、下値は堅かった。
12日(木)は、ユーロドルの下落や軟調な日経平均株価が重しとなり、クロス円全般が弱い地合いのなかで183.43円まで下押した。その後は183.68円まで買い戻されたものの、ドル円の伸び悩みを受けて17時過ぎには183.34円まで下値を拡大した。
3月9日 9時00分 ~3月13日 6時00分までのレンジ幅
米ドル円 USD/JPY 157.27~159.43(円)
ユーロドル EUR/USD 1.1510~1.1667(ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 182.46~184.07(円)
ポンドドル GBP/USD 1.3283~1.3483(ドル)
ポンド円 GBP/JPY 210.66~213.30(円)
株式
9日(月)は、中東情勢の緊迫化を背景に原油先物価格が高騰すると、投資家心理が悪化し売りが先行した。NYダウ平均の下げ幅は一時880ドルを超えた。ただ、「トランプ大統領はイラン攻撃の早期終結を示唆した」と伝わると、一転して買戻しが優勢となり上昇に転じた。
10日(火)は、石油備蓄の放出期待が高まりWTI原油先物価格が下落すると、インフレ再燃への警戒感が和らぎ買いが先行した。NYダウ平均は一時470ドル超上昇した。ただ、「イランがホルムズ海峡へ機雷の設置準備の兆候をとらえた」との報道で、再び軍事衝突の警戒感から売りが優勢となった。
11日(水)は、中東情勢の先行きに不透明感がある中で、原油先物相場が不安定な値動きとなり。投資家のリスク回避姿勢が強まった。2月米消費者物価指数が市場予想通りの結果となり、早期の利下げ観測が後退した事も相場の重しとなった。
12日(木)は、ホルムズ海峡を巡りモジタバ氏が「封鎖を続ける」と表明したことで、エネルギー供給が滞るとの見方から、リスク回避の売りが優勢となった。NYダウ平均は一時750ドル超安となった。