売り買いが交錯のなか、独物価指標など受けややユーロ買いが優勢に

【米国】

為替(2023年3月31日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY  132.65  (円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.0905  (米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   144.72  (円)
ポンド円          GBP/JPY   164.32  (円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.2386  (米ドル)
 
3月30日のニューヨーク外国為替市場では売り買いが交錯する展開となった。前半は短期的なポジション調整による円買いが優勢となった。ただ、3月の独消費者物価指数(CPI)速報値(予想7.5%、結果7.8%)が予想を上回ると、ECB(欧州中央銀行)が利上げを継続するとの見方から、取引時間後半にはユーロを買う動きがやや優勢となった。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.12%、10年債が3.55%となっている。
 
米ドル円は132.77円で取引を開始。取引時間前半はやや軟調に推移し、一時は132.32円まで下落した。しかし後半にかけては持ち直し、132.66円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0910ドルで始まると、直ぐに1.0892ドルまで小幅に下落した。しかし、その後は底堅く推移し、1.0906ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2386ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は144.85円で取引を開始すると、一時は144.18円まで下落した。しかしその後は持ち直し、144.72円で取引を終えた。
 
株式
NYダウ平均     USD  32,859.03   +141.43 (+0.43%)
NASDAQ総合  USD  12,013.47   +87.22 (+0.73%)
S&P500       USD   4,050.83    +23.02 (+0.57%)
 
3月30日の米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。金融システムの問題はピークアウトしたとの見方が広がっており、市場ではここ数日リスクオンの動きが継続。個別では、半導体製造装置のラムリサーチや半導体大手のエヌビディアなどの上昇が目立った一方、ウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・アメリカなどの銀行株は軟調だった。
 
債券・商品先物
米国債10年                  3.5507%  (-0.021)
NY原油(WTI)     USD/バレル     74.37  (+1.91%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,997.70  (+0.66%)
 
 

【日本】 ECB理事会メンバーの発言を受けユーロが強含む

 
為替(17時)
3月30日の東京外国為替市場では、取引時間後半にユーロ買いが強含む展開となった。ECB(欧州中央銀行)理事会メンバーがインフレ率の低下に取り組むことを示唆し、ユーロの買い材料とされた。また、ここ数日で進行していた円売りの反対売買として円を買う動きも見られた。
 
米ドル円は132.67円で取引を開始。徐々に上値を切り下げる展開となり、一時は132.21円まで下落。132.54円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0845ドルで始まり、日中は方向感のない値動きとなった。ただ、夕方になると大幅に水準を切り上げ、一時は1.0879ドルまで上昇。1.0873ドルで引けた。
 
ユーロ円は143.87円で取引を開始。取引時間前半は軟調に推移したものの、夕方になると一転して上昇。一時は144.16円まで水準を切り上げ、そのまま144.11円近辺で取引を終えた。
 
債券
10年長期金利 0.321% (+0.019)

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